昨日より少し寒くなる。
体調が戻っているのかいないのか判断がつかない。
走ったらわかるだろうと今日はゆるくジョギングしてみる。
Podcastでラジオ番組を聴きながら8キロ。
どれくらいの平均ペースだろう?
走り終えてiPhoneで確かめると6分40秒くらい。
これくらいが楽しい。
でも、これくらいでずっと走り続ければフルマラソン4時間45分で走れるんだね。
それでも汗をかく。
身体を冷やさないうちに帰宅。
減衰した抵抗力ゆえ。
昨日、「奇生獣」とどっちが観たい? と嫁に聞くと、
この映画「ゴーン・ガール」が観たいそうな。
デビッド・フィンチャー監督ベン・アフレック主演の『ゴーン・ガール』です。
評判はラジオで聞いたりレビューをいろいろ読んでいた。
夫婦で見て楽しめる映画だろうか?
気まずくなったりしないだろうか。
見たいって言ってるのにわざわざ「奇生獣」にする理由もない。
で、きょう見に行きました。
『ゴーン・ガール』@TOHOシネマ西宮ガーデンズ
面白かったです。
でも、いやぁな後味が残った。
149分と長いけど、この先どうなる? という引きで見てしまう。
後味の悪いジェットコースターみたい。
降りたら吐きそうになってる感じ。
ネタバレになるけど浮気とか浪費癖とか家庭内暴力とか保険金殺人とか、そんなのたいしたことないじゃん、って思える驚愕の展開と結末。
嫁は映画やドラマを見ると現実のことのように怒ったり心配したりするので動揺が大きい。
だからこれは映画(フィクション)なんだって。
(途中までは実際にアメリカで起こった事件をベースにしてる)
主演はベン・アフレック。
この人の顔がいいなあ。
ブルース・スプリングスティーンとか、ちょっと違うけどヴァン・サン・カッセルとかちょっと不漁っぽくて野性的な感じ。
失踪する妻はロザムンド・パイクという女優さん。
彼女が凄い。
この写真の表情、目線が…いやいや言うまい。
つっこみどころは沢山あるけれど見て損はないです。
それをみんな信じちゃうの?というのが最初の感想です。
次に、そんな才能があるなら他に…と思わず突っこみました。
これくらいにしておきます。
スカッとしたいとか、泣きたいとか、生きる勇気をもらおうとか、そんな甘っちょろい期待をしてこの映画を見たら痛い目に遭います。
音楽とか本とか映画とかで簡単に元気をもらえるって思うなよ。
予告編はこれがもっともそそるかな?
https://www.youtube.com/watch?v=Nub-Ex9jGiY#t=28
悪いやっちゃな、そう思わせといてジェットコースターは突然止まる。
止まって後ろ向きのまま逆方向へ疾走を始めるのだ。
(おっと失礼、書き過ぎてしまう)
よくよく考えれば(考えなくても)ストーリーの破綻は山ほどある。
見終わってからものすごく突っこみたくなる案件は満載ですが…。2時間強は勢いで見せてしまう。
…続いては500メートルほど移動して澤野工房PRESENTS『フランチェスカ・タンドイ トリオ』@兵庫県立芸術文化センター小ホール
このホールの前の広場のイルミネーションは上品で悪くない。
毎年、クリスマスにジャズコンサートをシリーズで開催してて去年はパスしてしまった。
これまで澤野工房系で、シャフラノフ、ミラバッシ、ナイソー、ヨス・ヴァン・ビーストらを聞いた。
渡辺香津美も大野雄二も北村英治も聞いた。
オランダからやってきたピアノトリオ。
ドラムスは巨漢のオランダ人でスピードスケートにコーチにいそうな
リーダーはイタリア人女性29歳美人。
ピアノもいいがヴォーカルが素晴らしい。
美声ではないがものすごく耳障りのよい声質。
ジャズというジャンルの音楽に100%マッチしている。
とにかく聞いていて居心地のよい歌でした。
ヒデとロザンナのレパートリーを歌ったらいいんじゃないかな。
♪ さびしげな 雨にぬれた君の くちびるが 忘れられなくて
ピアノのひき語りで「愛の奇跡」を聞きたい。
ヒロも彼女の声は気持ちいいとの感想。
2部構成で前半は少し固かったけど後半はいい感じになってきた。
演奏者もリラックスして笑顔になる。
楽しそう。
ひとつ残念だったのは今回のステージは上手にピアノがあって彼女はベースやドラムに背を向けて演奏する。
ピアノを弾き歌う彼女の顔が僕らの席からは見えなかった。
ずっと背中ばかり見ていた。
後半にヴォーカルが出てきます。
今夜のセットリストです。
ピアノを弾きながら歌う女性ジャズシンガーといえばニーナ・シモンを思い出す。
それとダイアナ・クラール。
美人です。
二人ともどちらかというとピアニストよりヴォーカリスト。
今日のフランチェスカ・タンドイはピアノもかなりの技巧派。
パーカーナンバーなんかを早弾きで聞かせる。
澤野工房ジャズを聴くと知的になった気がする。