師走の朝景色。
80年代から使っている年代物の石油ストーブ。
紅い灯で温められた土鍋で湯豆腐が煮えている。
大量の大根おろしの入った雪鍋で寒い朝にあたたまる。
予約しておいたスポーツ整体へ行く。
筋肉を触ると張ってはいるもののハーフマラソンの筋肉痛はほぼ無い。
神戸の時もそれほどダメージはない。
質の良い筋肉で無理のない正しいランニングフォームである、と解釈すべきか、ちゃんと走ってないじゃん、と反省すべきか…。
全力を出し切ることが出来るか出来ないかも一種の才能である。
ゴールに倒れこむまで絞り出せるランナーはそれほど多くない。
自分の年齢を考えればそんなに頑張れなくても息が切れて軽い筋肉痛があるくらい走ることが出来れば幸せなのだ。
それはわかる。
自分でも納得している。
でもなあ。
もう少し真面目に練習して、少しでも強度を上げて、追いこむことが楽しいと感じるのなら、頑張りたいな。
他人との勝ち負けよりも自分が掲げた基準を達成して自分を評価したいと思う。
たとえば、ここから二ヶ月 自分に課した練習メニューを真面目に取り組んで結果を得たいと思う。
何のために?
友よ、答えは風に吹かれている。
そんなもんよ。
自分にそんな志が持てることを幸福に思え。
多くを望ますに、これまでよりちょっとキツめに、一周多く、走ることにしよう。
…ことし最後のニュースデスク。
出社する前にオリックスの金子千尋が会見をするというリリースが入ったらしい。
すでに出社しているT副部長に手配してもらう。
金子はオリックス残留、4年20億で複数年契約を結ぶ。
20円置くんとちゃうでえ。
自宅でクリスマスディナーの予定だったがニュース素材送りが発生したので明日に延ばす。
8時過ぎ、金子の会見取材に行ったA木と陸上女子の取材をしているH房とで京橋吞み。
洋食の立ち飲み「明けごころ本店」で立ったまま2時間弱。ビールと赤ワインを飲む。
例によってA木がガッツリと食い物を注文していた。
いつもなら、ちっ、と思うのだが今日は違った。
料理がすべて当たりなのだ。
玉葱の丸焼き、甘くて、ちょっと岩塩をかけるとまた旨さが増す。
名物タンシチューは立ってたべるにはもったいないくらいの本格派。
牡蠣フライ、ガーリックトーストもすでにA木によってオーダーされていた。
普通ならこれくらいで十分なのだがさらに追加。
スナップえんどうのマヨソースかけ、カレー春雨、玉葱丸焼き追加、
そしてA木がピザを注文する。(これは余分やっちゅうねん)
明けごころはいわゆる立ち飲みの一杯飲み屋の方は何度も行ったことがあるが洋食店は初めて。
食べログでも評価が高いのもうなずける。
京橋にこんな店があったとは。
http://tabelog.com/osaka/A2701/A270107/27050483/
お店のスタッフもテキパキと満員の客をこなし気持ちがいい。
やっぱりお店は人ですね。
…ジョー・コッカーが死んでいたことをフェイスブックの投稿で知る。
死因 肺ガン 享年70 そうか、ジョー・コッカーが死んだか。
大学生の時、「ウッドストック」を映画館で観た。
ジョーン・バエズとか、ジミヘンは知っていたがジョー・コッカーを知らなかった。
映画で一番強烈な印象を残したのはジョー・コッカーだった。
初めて見た。
最初、この人は脳性マヒなのだと本気で思っていた。
手をバタバタさせる独特のアクション、あれは彼なりにリズムと刻んでいるのだ。
(元祖エアギター、あるいはエアキーボード)
英国の工業都市シェフィールドの労働者階級出身。
唯一無二のロックシンガー。
中古レコード屋で彼のLPを買い漁った。
輸入盤を中心に10枚くらい買った。
特に聞きまくったのはこの2枚だ。
デビューアルバムとマッドドッグス&イングリッシュメンの二枚組。
ウィズ・ア・リトルヘルプのスティーブ・ウインウッドやジミー・ペイジがいい。
マッドドッグスのレオン・ラッセルとリタ・クーリッジも懐かしい。
1曲目のホンキートンク・ウイメンで鳥肌が立った。
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日本のメディアでは「愛と青春の旅立ち」の、と紹介されている。
僕にはあの強烈なリトル・ヘルプのシャウトが忘れられない。
コーラスが Do you need anybody ? と歌うと、Gwoooaaaaaaaaaaaaaaaaaaaa と叫ぶコッカーが目に耳に刻みこまれている。
俺は若き日のジョー:コッカーを知ってるぜ、と思うとちょっと誇らしく思える。
だからって何の根拠もないけれど。(実物を見たこともないけれど)
ウッドストックのコッカーが歌った全曲を集めたライブアルバムのあるんだね。
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CDはデビューアルバムしか持っていない。
You-Tubeでしばし思い出に浸る2014年のイブでした。