ぷよねこ減量日記 2009/5-2016/1

旧ぷよねこ減量日記です。2016年1月に新旧交代してます。

2015/1/7 おとなしく夜を迎えるな

七草粥と映画の一日でした。
無病息災を祈る歳時記。


  せりなずな ごぎょうはこべらほとけのざ すずなすずしろ


見たのは「インターステラー」
SFともファンタジーともつかぬ小難しい作品で、それなりに楽しめたことで自尊心をくすぐる、という映画。
作中にウェールズの詩人ディラン・トーマスの詩が何度も復唱されます。


  Do not go gentle into that good night
  Old age should burn and rave at the close of day
  Rage, rage against the dying of the light


  おとなしく夜を迎えるな 
  賢人は闇にこそ奮起するもの 
  消えゆく光に対し果敢に挑むのだ


朝、今日はペース走をしてみようと走り始める。
目標は6分ジャストで8キロのコースを走り通す。
スーパーランナーズのキロ表示を目安にして8キロ走ってみた。
iPhoneのランメーターもほぼ同時にスタートさせてたので見ると平均でキロ6分半以上かかっている。
距離表示も7.6キロと少し短い。
歩幅を95センチから90センチ、さらに85センチに設定し直す。
これではペース走というよりゆるめのジョギングですね。
  


今日はPodcastでラジオ番組を聴きながらだったのでペースが遅くなったかも。
ペース走の時はランニング用の音楽にしよう。
年頭をタイで過ごした伊集院のぼったくり話、高橋源一郎のリアル英会話教本の紹介、
久米宏の第一次世界大戦の話、町山智宏のジャズドラマーの映画の紹介。
  


第一次世界大戦の開戦から今年でちょうど100年が経つという。
僕らはあまりイメージがないが日本も2年間だけ日英同盟を理由に参戦している。
青島のドイツ軍と戦ったのだったか。
アメリカは不干渉のモンロー主義で参戦はしていないはず。(今のアメリカを思うと信じられない)
※訂正 そういえば…ドイツの潜水艦にルシタニア号が沈められて
反ドイツ感情が高まり参戦という有名な話忘れてました。
海外の本に「日本はもっとも少ない投資でもっとも大きな利益を得た国」と紹介されている。
これで味をしめたのだろうか。
欧州での第一次世界大戦はセルビアで民族主義者の青年がオーストリア皇太子夫妻を銃撃した事件から勃発する。
この本によると大戦前のヨーロッパはベル・エポックの時代と呼ばれ戦争の気配はまったく無かったのだという。

第一次世界大戦 (ちくま新書)

第一次世界大戦 (ちくま新書)

当のセルビアの事件が起こっても各国の首脳はのんびり避暑に行ったりコンサートを楽しんでいたのだとか。
当時と今とではもちろん事情は違うが戦争って1年くらいであっというまに広がるものなのかもしれない。
大戦中、ドイツは革命化政策としてロシアのレーニンら共産主義者を支援した。
同じ理由でイギリスはオスマントルコの内部をゆさぶろうとアラビアにロレンスを送りこんだ。


七草粥、土鍋で炊くのでいつまでも熱いのだがいい。
思えば結婚してから二十年近くなるがこの習慣は毎年欠かさず続いている。
今年のつけあわせは鮭の切り身、ねぎ玉、牛肉と牛蒡でした。
  


森ノ宮のラン&ウォークというランニンググッズ専門店でトレランシューズの特売をしている。
欲しかったアシックスのゲルフジアタックが3500円になっていた。
でも、きょうWEBを見たらソールドアウト。
高校ラグビー決勝をテレビ観戦する。
圧倒的な優勝候補 東福岡と御所実業の対戦。
きのう、Dさんが御所実業はなにかやってくれるかもというので期待したが…東福岡が強過ぎる。
前半からまさに津波のような波状攻撃で次々とトライを奪い御所の戦意を喪失させる。
デフェンスもおそろしく強い。
57-5、史上最大の得点差でした。


…「インターステラー」@TOHOシネマズ西宮OS
3時間近い映画だが意外にも評判がいい。
ブログ「琥珀色の戯言」でも2014年の私的ベストワンに輝いている。
身近なとこでは「ゴーンガール」とこの映画をほぼ同時期に見たH田くんがこっちが数段いいと絶賛する。
主演は「ダラス・バイヤーズ・クラブ」のマシー・マコノヒー。
アン・ハサウェイも出てるしなあ。
見ておこう、と腰をあげた。


感想です。
いみじくもHくんが言った。
「アルマゲドン」のちょっと賢い版みたいな映画、と。
哀しいかな、僕に空間認識能力や次元理解力や相対性理論の常識や、
動態視力や言語理解力や、あるいは物理学や数学の能力欠如、
つまりはIQが低いので、見終わっても謎のままという箇所が10以上あった。
でも、楽しめなかった? と問われたらノーだ。
いみじくも医師の「琥珀色の戯れ言」氏が書いていた通り。
「なんとか理解できたような気分になれる程度に、小難しい映画」が好き 
という人にはなれたような気がする。
そう思えるほどに面白かったですが万人にお勧め出来るかと問われたらノーかなあ。
でも、見終わったあとに見た人と山ほど語りたい気分になれる映画です。


  


ムービーウォーカーの解説とストーリー紹介です。


   クリストファー・ノーラン監督によるSFドラマ。
   環境の変化などの影響で食糧危機に陥り、
   滅亡の危機を迎えた人類が新たな星を目指す姿がつづられる。
   宇宙へ旅立つ元パイロットの主人公をマシュー・マコノヒーが演じ、
   彼とその娘との愛が描かれる。
   彼と共に新天地を目指す宇宙飛行士を
   オスカー女優のアン・ハサウェイが演じる。


   劇的な環境変化によって、寿命が尽きかけている未来の地球。
   新たに発見された宇宙のワームホールを利用し、居住可能な新たな惑星を探すという、
   生きて帰れるかわからない重大な使命を担う壮大な旅に、
   まだ幼い子供を持つ元エンジニアの男(マシュー・マコノヒー)と、数少ないクルーが選ばれる。
   人類の限界を超え、不可能にも思える史上最大のミッションのため、
   前人未到の未開の地へ旅立った一行は、自らの使命を全うし、
   愛する家族の元へと生還することができるのか……。



  




  





メモ:つっこみを10ほど
困ったときのロボット頼み 困ったときのマニュアル操縦
「コンタクト」「2001年宇宙の旅」「フィールドオブドリームス」
全体として楽しめたけどディテールは?????
見終わっても謎のままというのが10個以上ある
本棚からリングの貞子みたいに
マン博士 マット・デイモン 信号を送り続けて救出を待って エイリアンか
23年も待っている 寝といてくれよ
んなとこ住めるか! ブラックホールの潮汐で大津波 1時間が7年? 重力で時間軸が歪み
「愛だけは時空を超えて生き続ける」とか究極の父娘愛とか、かなあ? 
すすり泣く人もいたけど、それまでの二人の関係の描き方がまだ弱いような