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2015/9/9 競技場トラックを走る気分で

朝、いつもより早めに起きてナレーションを書く。
大方は書き終えているのでそれほど焦りはない。
昨日から続いている胃腸の調子が悪い。
胃に膨満感があり、下痢便が続く。
30分に一回トイレに行く。
(汚い話ですが)トイレットペーパーに血がつく。
出口が切れて痛いのだ。
番組の大詰めにまったく最低のコンディションだ。
下腹部に力が入らないまま情けない思いでパタパタをキーボードを叩く。 
   [:]


プールは腹が冷えるからやめておいた方がいいだろう。
スポーツクラブの大浴場、大きな湯船で温めることにする。
ウエルシアに寄って胃腸薬を買う。
奮発して1500円。
胃の膨満感を解消し腸の働きを促進して便通を正常化する、という効能がある魔法のような薬。
お粥にして欲しい。
そう言おうとするとヒロがすでにお粥を炊いていた。
ありがたい。
僕は一人では何もできない。
今回の仕事だってそうだ。
多くの人に助けられている。
でも、基本的には一人でやる仕事が好きなんだ。

   


ナレ原を書き終えて夕方4時過ぎに家を出る。
台風は東海地方に上陸して日本海へ抜けた。
雨は止んでいる。
神戸方面に雲なのか水蒸気なのかよくわからないけど白い霧のようなものが低く動いていた。
火事? と思ったが白くゆっくり流れているの煙ではない。
別府か草津か、どこか湯の町の風情だ。

   


7時からナレーション収録。
最初は井田さんで「ヒーロー列伝 ふたつの影」を3本分とエピローグを録る。
勝手知ったる馴染みのナレーターなのでスムースに進む。
エピローグのピアノ曲と井田さんのナレーションがいい感じに合った。
つける音楽によってナレーターの気持ちにスイッチが入るのだ。
Uさんの選曲は素晴らしい。

   


もう一人は東京から呼んだ個性ナレーターの永田亮子さん。
本業はアニメや洋画吹き替えの声優さんだがドキュメンタリーのナレーションも定評がある。
「反骨のドキュメンタリスト 大島渚」を見て、シンプルで説得力あるナレーションに感動した。
女性の声が映像に負けてない。
スポーツものはどうなんだろ。という一抹の不安はあったがリハーサルで声を聞いて杞憂だったこと知る。
彼女の声は芯が強い。
体幹が強いナレーション。
空虚な言葉に説得力を宿らせる。
見た目は小学生みたいだけど…(笑)
http://www.vi-vo.jp/member-ryokonagata
   



コンセプトは、ファンがもういちど見たいシーンを見せる、出来れば面白うてやがてホロリ、というのが編成Mと最初に交わしたメールだった。
内容はどこかで見たり聞いたりした事のあるエピソードばかり。
それを映像(カメラマン)と、音楽(音効)と、声(ナレーション)で補強工事して飾りつけてもらった。
出来の悪い作品がマシなものに思える。(錯覚だけど)
感謝しかない。


ナレーション録りを終え、残すはミキシングと冒頭の試合映像の差し替えを残すのみ。
山は越えた。
マラソンで言えば競技場のトラックを走ってる感じだろうか。
ほっとして体調を崩さないこと。
よくあるのだ。
気が緩んでね。
各所から集中砲火を浴びることもあるだろう。
落ちこまないこと。
反省は自分でします。


M部長とタクシーに同乗して帰宅。
24時間営業の西宮食堂でひとりで打ち上げ。
エビス缶ビールとねぎ入り玉子焼き。
おつかれ、俺。