トリノ雑感 2006,2,19

7時起床。
昨日も遅くまでトリノ五輪で就寝が2時近くになる。
WEBでカーリングの結果をチェックする。明け方のスエーデン戦だ。
タイブレークの末、7-8で敗れる。
最終エンドに日本が1点を入れタイブレークに持ち込んだのだ。
持ち込めても11エンドは先攻だからなあ。ドローショットで万事休すって感じだったのかなあ。
ネットで観ると、延長11エンド、日本はハウスに3つも入れ圧倒していた。
ガードも万全に見えた。
しかし、スエーデンのラストストーンは僅かなすき間を縫って…円の中心へ寄った。
ナンバーワンストーン、勝負はこんな風に決したらしい。
予選トップのスエーデンのスキップは
「日本はこれまでの相手で一番手強かった」と賞賛。

ジャンプのラージヒルも岡部の8位が最高、ショートトラックの神野も転倒。
厳しいアウェイの闘いが続くトリノであります。

…昨日は6時間以上もトリノ五輪のLIVEを観た。
カーリング女子の日本対カナダの試合は見応えあった。
折しも、カーリングの小説「シムソンズ」を読み終えたばかり、
ちょっとばかり知識が増え、いっぱしのカーリング解説者になっている。
ドローショット、カムアラウンド、ヒットアンドステイ、ヒットアンドロール、
ダブルテイクアウト、ガードストーン、コーナーガード…「シムソンズ」で覚えた。
映画化されているこの小説のモデルが27歳になるスキップの小野寺とサードの林。

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YTVスポーツの薄型液晶大画面で第1エンドから観戦。
解説者も的確な説明で分かりやすい。
試合は第3エンドに日本が敵のミスに乗じて2点先取。
圧巻は第4エンド、このまま終わればカナダに大量3点が入るかも、というピンチ。
スキップ小野寺が奇跡とも思えるダブルテイクアウト!
相手のストーンを2つともハウスの外へ出し、自らがステイするスーパーショットを放つ。
さらにノーミスで後半へ。強豪カナダが調子を取り戻す前に決着をつけたい。
カナダの戦略をことごとく小野寺がひっくり返す。

観ながら次のショットの狙いを予想する。それも徐々に的確になってきたぞ。
ああ、わざと点をとらない作戦も有りなんだ、
1点だけ相手に与えるってのもあり、
あ、これはガードストーンの陰にとめるショットかあ、
ハウスの中で自分たちのストーンを並べるときは平行に置くのか、
あ、なるほどダブルテイクアウトされるのを防ぐためか。

日本のペースで安心して終わるという感じだったのだが、
3点差以内ならカーリングは最終エンドが勝負なのだ。
最後の最後まで緊張を強いられるショット、ミスは許されない。
ラストは小野寺の素晴らしいヒットアンドステイが決まって日本が快勝!
カナダはカーリングの本場で永らく常呂町を指導する国だっただけに感動も大きい。

カナダチームは面白いことに4人とも眼鏡さんだった。
サードの若い子はニクソンというコーチの娘、
クラス委員然として眼鏡をとるとはっとする美人だったりする。
スキップは厳しい指導で知られる音楽教師、という感じ。

カーリングはスコットランド発祥のゲーム。
ハイボールでも飲みながら、ゲームを観戦、あれこれ言うのが楽しいだろうな。
ペースがゆったりしていて、予想する余裕があるからだ。
ゴルフや野球に通じるところがある。

…さらに女子クロスカントリーのリレーでも感動!
4×5キロ、前半の二人はクラシカル走法、後半の二人はフリー走法。
日本はこのリレーでなんと1区のラップを奪う快挙!

第一走者はスプリントで入賞した福田修子。
前半はしぶとく集団につく。入賞狙いだからこの戦略でいい。
そんな感じでレースを観ていた。
4キロ過ぎの登りでフィンランドやノルウェーなど北欧の強い選手が仕掛ける。
続く長い下りでいっきにその差を拡げる。
しかし、中継地点まで200メートルあたりで福田の姿が先頭集団に見える。
お、なかなかいい感じだぞ、実況アナも解説も「あ、福田いいですね」
ここから福田がトラックを移動してノルウエーの前に出る。
さらにラストスパート、いっきにフィンランドを抜いてトップに立った。
そのまま中継エリアへ。
驚く日本チーム、なんと日本がラップを獲った!
実況も解説も「すごい、すごい、日本トップ!」と声も裏返る。

日本も驚いていたが、ヨーロッパの選手達もあっけにとられていた。
これは実は凄いことなのだ。
僕も長野五輪のクロカンの中継Dをしたのでその実力差はわかっている。
福田には悪いが、正直信じられないシーンだった。
解説の佐藤さんの声が裏返るのも無理はない。

そのあと日本は第2走の石田が転倒、結果は12位に終わった。
しかし、あのシーン、あの一瞬観ただけでも価値があった。
福田は青森大鰐町出身の25歳、津軽娘の歴史的快挙でありました。
(素顔は2/15の日記でご覧下さい)

…今日は法事、朝から相川のヒロの実家へ行く。
1時間弱の正座、完全に足の感覚が無くなった。

…自宅に戻って日記を書く。
夕方から曇り空の下をジョギング。
体調がイマイチなのでどうかな? シンドかったら歩けばいいや、と走り始める。
ありがちなことだが走り始めるといつもより調子がいいぞ。
好調なペースで走りきり満足する。
山梨学院出身の某ランナーも言っていたが、長距離にはこういうことがあるから難しい。
感覚では計り知れないものがある。
反対に身体の感覚はゼッコーチョーなのに走り始めると「おかしいなあ」ということもある。
ビーチウォークにて、腕立て伏せ20回+腹筋10回。