06/6/13 フランスvs南アフリカ@花園

早朝からヒロがアシックスの社内販売会へ行く。
自分の水着や甥っこのシューズをゲットしようという魂胆。
こちらは昨日呑んだので朝が遅い。
辛くなるほどの量を飲んでないし、酔って寝ているわけじゃないのにダメージがある。
だましだましのジョギングで汗を流す。
朝食はヒロが昨晩作って一晩寝かせたハヤシライス。


Podcast、『キラ☆キラ』より。
水道橋博士が『アイスロード・トラッカーズ』というドキュメンタリーを紹介する。
CSヒストリーチャンネルの人気シリーズらしい。
カナダ北東部の厳冬期、世界でもっとも危険な道を走る命知らずのトラックドライバーがいる。
彼らは何のために重さ数十トンの重機を積み込み凍った湖を走らねばならないのか?
アメリカのドキュメンタリー部門で最高視聴率番組だという。

  


番組のHPやYou-Tubeでもその予告編を見ることが出来る。
トラックドライバーの6人衆が紹介されている。
作り物でない『爆走!トラック野郎 』、連続テレビドラマのようだ。
水道橋博士は、この映像を撮ってるカメラが凄い、と絶賛。
予告編を見る。
こ、こんな冒険小説があったら読んでみてえ、と思う。
いや、これはリアルなドキュメンタリーの世界なんです。


番組HP  http://www.historychannel.co.jp/irt/index.html

You-Tubeの予告編(英語版
      http://www.youtube.com/watch?v=3m5qdvT22_E 
      



ラ・マルセイエーズを聞き逃した。
U20のラグビー世界選手権のフランス対南アフリカ花園ラグビー場
阪神尼崎から近鉄乗り入れ東花園行き普通電車に乗るもキックオフに間に合わず。
東花園なら準急も止まるから途中から乗り換えるべきだった。
最近はラグビー酒場のある河内花園ばかりだから鈍行に乗ったままだった。
すでにアンセムも終わり、フランスが1トライ1ペナルティゴールで圧倒していた。


メイン中央はほぼ埋まっている。
なんたってガチンコ勝負の国際試合である。
スタンドの中段から観ていても当たりの激しさが空気の衝撃として感じられる。
選手同士が掛け合うフランス語とアフリカーンス語(?)もビリビリした切迫感に満ちている。
いいぞいいぞ、なんだか凄いぞ、と独り言。
フランス攻勢。
バックスの連続攻撃あざやかに、最後はゴツいセンター(12番)が二人を引きずりトライ。
目の前だったのでデジカメで撮影した。(貼り付けた写真がそれです)
お、いいんじゃない?と自画自賛。

    

決めたのは ジョフレ・ドゥメル、モンペリエ所属の19歳。
あのゴツいオヤジが19歳だったことに驚く。


このブロックで全勝同士の激突。
勝った方が1位進出、引き分けはどうなるのか?
トライ数? ちゃんと調べてないのでわからない。
いいかげんですね。
こう見えても僕はウェールズのミレニアムスタジアムで07年W杯を体験しておりまして、
さらに、マグナーズリーグのカーディフ・ブルーズの試合も立ち見スタンドで観戦経験あり。
こう書くとマニアックなラグビー通のようだが、その実、オフサイドもよくわかっていない。
でも、この試合は楽しめる。
勝てば優勝の可能性が広がり、負ければ5位以下、明暗は分かれる
明解なる真剣勝負。


前半終わり近く、フランスの選手がシンビンとなる。
誰?誰?とメンバー表と照合している間に南アフリカが反撃に出る。
10番が無人の敵陣に蹴り込んだところをバックスが飛び込みトライ。
20-11で前半を終える。


後半はバックスタンドへ前列へ移動。
スクラム番長浜ちゃんとライナーズ応援団のK氏のダブル解説を聞きながら観戦する。
燃える南アフリカの火勢が強い。
試合が激しくなる。
目の間のサイドラインをフランスのWTBが駆け上がる。
その刹那、 ガツン と音がした。
低く突進するフランスの選手に南アフリカの黒人ウイングがヘッドバッド。
なんというタックルだ。
観客席から、いまもろに頭で行ったでえ、と驚きの声。
何事もなかったかのように両ウイングが走り出す。
ええええ、大丈夫かいな、と再び驚嘆の声。
とにかく目の前で展開する肉弾戦に呼吸も荒くなる。


浜ちゃんが、この試合なら金払っても納得するわ、と嬉しそう。
この両チームがトップリーグに入ったらどっちも優勝やで。


向こうサイド(メイン側)を攻め上がる南アフリカ
パスを受けた選手が一瞬、閃光のごとくに見えた。
Kさんが、やっぱ速いなあ、さすが10秒台や、と感心する。
南アの14番 ヘアハルト・ファンデンヒーファー 、ブルズの20歳。
身長190センチ93キロで100m10秒台か。
ウサイン・ボルトみたいなやっちゃで。
ボール持ってないと速くないかもしれないが。


浜ちゃんが南アの20番に注目する。
途中出場のフランカーだ。
あいつガッツあるわ、(近鉄の)クマみたいやな。
178センチ95キロ、このクラスやったら日本で言えば大隈サイズやろ。
(大隈選手は同じフランカー、身長170前後、魂のファイター)


後半は南アが圧倒。
ドロップゴールで突き放す。
フランスは1トライも出来ない。
こんなことってあるんですね。
バックスタンドにもフランスファンが多いらしい。
そろそろシャンパン抜いたれや、ドンペリてもええんやでえ、
河内花園スタイルのヤジで応援するも届かず。
ラ・マルセイエーズを聞くことは出来ず。


…試合後、歩いてラグビー酒場へ行く。
途中、F島氏より電話入りフランスの会見終わりで合流するとのこと。
プレスで入ったからには記者会見ぐらい聞くべきだったかな、と一瞬反省。


5時過ぎ、すでにラグ酒は大盛況。
お母ちゃん一人でてんてこ舞いだった。
観戦を終えて夜のバイト出勤前のアルス氏が夕食替わりの焼きそばを食べている。
アルスは僕と同じ金沢大学卒のラグビーファン。
フランス南ア戦をシンビンを含めたレフェリングにフランスが切れたのでは、との見立て。
(今日のレフリーはジェームス・ジョーンズ、まさにザ・ウエールズの名前ですね)
明日は近鉄の練習試合を観戦だそうな。


同じテーブルに横浜から来たラグビーマニアらしき男の二人組。
日本の試合よりこっちのが面白いと秩父宮を捨てて来たのだそう。


さらに同じテーブルに30代後半くらいの夫婦が来る。
奈良在住の彼らもラグビー観戦帰り。
この店初めてなんです、どう頼んだらいいんですか、と困惑している。
生ビールでいいんですか?
じゃあ、お母ちゃん生二つね、と頼んであげた。


夫婦はもともとサッカーファンらしく生でラグビー見るのは初めてとのこと。
読売新聞のチケットプレゼントに応募したら当たったらしい。
ラグビー酒場は旦那が立ち飲みが好きでネットで調べて来たのだそうな。
今日はたまたま南アの選手のご家族といっしょにスタンドで見ていたらしい。
ーそりゃあ面白かったでしょうね。何て選手ですか?
ー20番のスコーマンという選手です。
試合前に両親のいるスタンドに来たそうだ。
ー息子は今日は出ないかも知れない、と言ってたけどすぐに交代で出たんですよ。
浜ちゃんが注目してたあのフランカーだった。
僕が、大活躍だったじゃないですか、と言うと、
ーそうなんですよ。ご両親もノリノリでしたよ。
初めて見る試合の勝利を選手の両親と祝った。
夫婦は興奮気味でビールが進む。


ほどなく、解説を終えたF島氏が合流。
その夫婦の話をすると、あの20番は今日のマン・オブ・ザ・マッチですよと言う。
(公式ではありませんが)
続いて浜ちゃんと旗振りオヤジも合流。
ああ、あの20番凄かったわ、と礼讃。
ご両親もラグ酒に来れば良かったのにね。
それにしても南アフリカと河内花園は遠いぞ。
はるばるウェルカムでした。


…盛り上がるラグ酒をあとにF島氏と抜け出す。
お目当ての『よしむら』は臨時休業中。
近鉄電車で日本橋へ、F島さん推奨の『利き酒屋』に行くも満席。
タクシーで『蔵朱』へ行く。
残念ながら土曜日でカウンターが満席、小あがりで飲む。
残念ながらお目当ての「竹鶴」が切れてしまってた。
軽い残念。


著作はほとんどを読んでいるので聞く話が面白い。
ファンの気分です。
話を聞くうちに、この人の嗜好がうっすらと見えてくる。
下の「木下酒店」で鯖カレーとビールというのも良かったかなと思い始める。
ほぼ初対面なので筋金入りの飲み手とわかっても無難を選んでしまう。
そうなんだよな。
あの名著『スポーツ発熱地図』で日本中を呑み歩いた人だ。
(失礼、取材もされてました)
全国津々浦々の飲み屋を取材以上の情熱で味わってきたマイスターだ。
打率は8割くらいなのだろうか。
若き日にはおそらく山のように凡打も重ねてきたはずだが。


昨日は九条の『白雪温酒場』で飲んだそうな。
安治川の南側にあるその老舗酒場は気に入って何度も訪れているとのこと。
僕も太田和彦の『居酒屋かもめ唄』で知ってはいたもののまだ行ったことはない。
曰く、安治川トンネルを通って行くのが正統です、とのこと。
安治川トンネルは川底に掘られた歩行者トンネル、両側に地下道へ降りるエレベーターがある。
その地区に住む人や工場へ通う労働者にとっての橋だ。
『白雪温酒場』へはいずれ訪れ独酌せねばならない、と決意する。


ああ、新阪急食道街でもよかったなあ。
金杯』か『北京』でエッグや焼き味噌で飲むのも有りだったか。
阿倍野明治屋』でもよかったけど満員だろうなあ。
西田辺の『スタンドアサヒ』や千林の『丹倉』を知ってるだろうか。
大正の『クラスノ』は僕も行ったことはないが、店の名前だけでも飲めるのではないか。
店の主人がシベリアで抑留されていた町がクラスノヤスルクだったのだ。
これはセルジオの友人の井上理津子さんの『大阪下町酒場列伝』で知った。
いつか行きたいと思っていた。
F島氏はすでに知っているかもしれない。
けど、いっしょに行ったら楽しいだろう。


三上寛のファンであるとのこと。
それではと天六の古本屋カフェ『ワイルドバンチ』へ行く。
三上寛や映画や詩の好きなマスターと話が弾むかもしれない。
ところが『ワイルドバンチ』の扉は閉まり灯りは消えていた。
この夜3度目の残念。


10時過ぎ、天神橋を歩いて南下。
ストリップ小屋「天六ミュージック」も明かりが消えている。
『ダイワ食堂』もほぼ満席。
『やまなか』も終了。
締めかけていた『八尾蒲鉾店』にちょっと無理言って入る。
ビールに揚げたてのもやし天や雲丹海苔天、ひと心地着いてビールが旨い。
結局、天七あたりからホテルのある天一まで歩かせてしまった。
もしかしたらバッグに重いパソコンが入ってはいなかったか。
大阪案内、うーむ、今回はうまくは運ばなかったか。