ぷよねこ減量日記 2009/5-2016/1

旧ぷよねこ減量日記です。2016年1月に新旧交代してます。

09/7/8 ステラ海牛の悲劇

      


8時前に起床、体重73.50キロ。
10時過ぎ、小雨を突いて走り始めるが、すぐに大粒になり断念。


今月から食べ物の摂取量を減らしている。
大ざっぱな計算で一日2000キロカロリー以下をキープしている。
だが、体重はほとんど動かない。
30代前半で意図してかなり落とした経験がある。
(恥ずかしながら)一時は88キロにもなった。
その時は減食と自転車で2年で68キロまで落ちた。
20キロ減!
でも、意外にもスルスルッっと落ちたのだ。
太り過ぎだったというのもあるけどね。
今は簡単には落ちない。
40代後半になって特にその傾向が強い。
筋肉量はそこそこあると思うのだが…。
基礎代謝が明らかに減っているのだろう。
しばらくは辛抱して節制を続けよう。
根負けしないように。


amazonの中古市場よりCDが到着。
ザ・コアーズの古いアルバムが2枚、いずれもトラッド色が強いもの。
売れたCDだけにiTune Storeでダウンロードするより格安でした。
アンドレアがケルト語で歌っている曲が3曲ほどある。
言葉の響きが耳に心地いい。

     


アイルランドを旅した時、同じ宿に泊まった女子高生にケルト語を教えてもらった。
旅日記に彼女が教えてくれたメモが残っている。
こんにちはが「ディア・ゴエット」、ありがとうは「ゴー・ラウ・マ・アゴット」。
魔法使いの言葉のようだ。


     



あれは1989年の夏のこと。
20年前になるのか。
コアーズのヴォーカルのアンドレア・コアはいま35歳だから。
あのダブリンの女子高生と同世代なのだ。
彼女ら(3人組だった)も30半ばなのかあ。
その中の一人がすごく大人びて色っぽかったのを憶えている。
写真があったはずだが…。



…ニュースデスク3日目。
今日、石川遼全英オープンへと出発した。
各局からミズノオープン優勝シーンの映像使用申請の電話が数本入る。


長谷川穂積の対戦相手のスパーリング、ニュースは無し。
オリックス戦は新人ディレクターが「はじめてのニュース原稿」を書く。
業務終了は22時半。


ツールはアームストロング2位に浮上。
4年ぶりのツール復帰のランス、所属チームはカザフスタンのアスタナ。
調べるとこのチームにはコンタドールというグランツール制覇のエースがいる。
勉強不足で申し訳ないのだが、ことしアスタナはダブルエースで戦っているのか?
知ってる人教えて下さい。


…帰りの電車でPodcastを聴く。
23時台のJR神戸線、周りを見ると半分以上が携帯電話をいじっている。
数人がDSかプレステ、半分くらいはイヤホンをしている。
携帯電話も、ゲーム機も、iPodも無かった時代、通勤帰りの車内で人は何をしていたのだろう。


Podcastは『キラ☆キラ』のオープニングトーク。
小島慶子が、地球にやさしいエコ、って実は地球にやさしいのではなく、
人間という種が生きていくために、人類にやさしいエコ、なのだという話をする。
二酸化炭素が増えてきたらその環境に合った生物が繁栄して合わない生物は絶滅する。
かつて、地球上には(酸素を大量に含む)大気というものがなかった。
何億年前(?)にオーストラリア近海の何たらいうケイ藻類が大量繁殖した。
酸素を大量に放出する植物だったから大気というものが生まれた。
地球環境が激変した。
それまでの環境で生きながらえてきた生物はその環境変化で絶滅した。
そういうものである。
だから、今言うところの「地球にやさしい」は「人間にやさしいで、本当は「人間に都合がいい」でしょ?
役人や広告代理店が考えた偽善やすり替えだよね。
てなことを中途半端な知識で話す。(それはそれでいいのですが)


小島慶子が「ステラカイギュウ(海牛)」の話をする。
ステラ海牛って聞いたことあるぞ、と耳を傾ける。
絶滅動物の名前である。
本棚にある『巨大生物図鑑』に載っていた記憶がある。

     


ステラ海牛とはどんな生物か?
海に住む哺乳類、ジュゴンマナティの仲間。
ジュゴンマナティは暖かい水に住むがステラ海牛は寒い海に住んでいた。
大きさも桁違いに大きく、体長8メートルくらいあった。


人間に見つかったのは18世紀。
あのベーリング海峡の名の由来になったデンマークの探検家ベーリングが遭難した。
その際、ベーリングは病死、生き残った隊員にドイツの医師シュテラーがいた。
シュテラーたちが生き残ったのはこの生物を発見したからだったそうな。
ステラ海牛はそのシュテラーの名前をとってそう名付けられた。


どんな生物か?
カイギュウ1頭から3トンの肉がとれた。
しかも仔牛の肉に似て美味で、長期間の保存がきいた。
皮も丈夫で加工しやすかった。
ミルクも栄養があり美味、脂肪はアーモンドの香りがして甘い。
警戒心が全くなく抵抗もしない。
仲間が殺されると、特にメスが傷つけられたり殺されたりすると、オスが何頭も集まって、
突き刺さった銛やロープをはずそうとしたそうな。
人間はその習性を利用して狩りをした。
その結果、発見後わずか30年くらいで乱獲により絶滅。
なんとも悲しきステラ海牛。
実に、「人にやさしい生き物」でした。


番組では、ステラ島に住んでいた、なんて言ってたがステラは発見者の名前でした。