寝不足。
昨日はワトソンの全英制覇を見ようとずっとテレビの前だった。
ところがワトソンが17番のティーショットを打ち終えたあたりで…
雷光、そして雷鳴!
ケーブルテレビのチューナーがぷつんと落ちた。
画面は真っ暗。
停電ではない。
(雷の時にはよくあるのだ)
しばらく復帰を待つ。
(今、考えると地上波のアンテナは生きていたのでは?)
待ちきれずに目覚ましラジオのスイッチをつける。
テレビ音声も聞けるのだ。(普通か)
雷鳴とともにワトソンが17番でバーディー!
単独トップに立った。
暗闇でラジオ中継、昔のミュンヘンオリンピックみたいだ。
チューナーが復帰。
ワトソンは18番ティーショットを安全圏に置く。
1打差で追うウエストウッド(イングランド)は攻めざるを得ない。
勇気の代償は…残念ながらボギー。
2打差。
でも、スチュワート・シンク(米国)が1打差でフィニッシュしている。
がんばれワトソン!
がんばれ59歳!
他の選手には悪いけどそうなっちゃいますよ。
戸張捷、そうバリショーも同じことを言ってた。
彼もワトソンに思い入れのある世代なのだろう。
1977年の全英オープン、舞台は同じターンベリー。
「真昼の決闘」と呼ばれたノーマンとの一騎撃ちをバリショーが語る語る。
語って盛り上げる。
見ている方も思い入れいっぱいになってこみ上げてくるものがある。
なんせワトソンは9月で還暦なのだ。
スポーツの世界で、最高峰の舞台で、自分より年上の選手が世界で一番になる。
中年と呼ばれるようになった今、そんなことは滅多に、いや二度と無い。
18番、ギャラリーは総立ちでワトソンを迎える。
そして、グリーンに足を踏み入れると拍手と歓声がピタリと止む。
観衆も素晴らしい。
しかし、ターンベリーの女神は59歳に試練を与えた。
18番はボギー。
4ホールのプレーオフ。
ワトソンは若いシンクより先に攻め、耐え、そして力尽きた。
ターンベリーのギャラリーと同じように僕も拍手を送った。
拍手は勝者シンクにも。
おかげで寝不足というわけだ。
新帝王トム・ワトソンの全盛期には何一つ思い入れはなかった。
偉大なプレイヤーの勇敢な挑戦というのは
今朝になってESPNにアップされたインタビュー受けるワトソンを見る。
しわくちゃの爺だ。
この男が70ホールを4日間、加えて4ホールを闘ったのだ。
寒さと強風にさらされて。
涙が出てきた。
59歳だぞ。
石川遼のじいちゃんの年だぞ。
You-Tube、18番のティーショットからの映像。
バリショーが盛り上げまっせ。
http://www.youtube.com/watch?v=R0-R0euOMXk
プレーオフで敗れたワトソンに記者が質問。
「やはり年齢ですか?プレーオフではガス欠のように見えましたが…」
ワトソンは言った。
「私はそんなふうには見えなかったよ。そう見えたかい?」
年齢を敗因にするくらいなら59歳で全英オープンには出ないよ、と言いたかったのだろう。
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今日は「海の日」です…って?
僕らの世代はそんなん休日聞いたことねえと思う。
そう思って何年経っただろう。
おっさん、もういいかげんに認めろよ。
「緑の日」ってのもあるし、「天皇誕生日」は12月だし。
時はいまも絶え間なく進んでいるのだ。
ぐずぐずした空模様。
登山の世界では、梅雨明け10日、というのが夏山のベストシーズンだと言われる。
でみ、このまま梅雨は明けないかもしれないね。
蝉は待ちきれずにシャーシャー鳴いている。(クマゼミだ)
そう、エル・ニーニョだ。
1993年がそうだった。
政権交代のあの夏だ。
…今日から特番モードに入る。
石川遼の優勝ドキュメント特番(関西ローカル)の8月9日放送が決定。
久々にお仕事をいただいたのだ。
59歳のワトソンに倣って52歳もがんばるのだ。
6月の中継映像に本人のインタビューを加えて編集する安直な企みではあるが、
少しでも装飾を施してスペクタクルに仕上げるのだ。(出来る範囲で)
体調管理だけは細心の注意で乗り切ろう。
やるべきことは締め切りの2日前までに済ませ、決して追い込まないこと。
52歳、仕事の流儀。
ところが、昼近くになってジョギング、寝不足なのに。
曇り空で涼しそうだったので走り出してしまったのだ。
ところが湿度が異常で、気分が悪くなってしまう。
暑さと寝不足で身体がかったるい。
シャワーを浴びてソファで横になる。
…3時過ぎに局へ出て準備作業に入る。
雨は降ったりやんだり、当然のように蒸し暑い。
おまけに局内は異様にエアコンが効いて寒い。
気象遭難ならぬエアコン遭難するぞ。
自衛でウインドブレーカーを羽織る。
夕方、早めに切り上げて堂島のジュンク堂。
石川遼の大会ルポの記事を探すが見つからない。
ゴルフ雑誌というのはほとんどがプレイする人のための記事ばかりだね。
そういえば中島の時も役に立ったのは「文藝春秋」の記事だった。
ラズウェル細木『東京蕎麦食い巡礼』と久住昌之『野武士のグルメ』を買う。
帰りのコンビニで「週刊現代」を探すが見つからず。
藤島大さんが浜ちゃんのことを書いているのだ。
ゴルフ劇画『風の大地』のコンビニ廉価版を買う。
沖田がターンベリーの全英オープンに挑んだ前後編2冊だ。
これで自分の中でのゴルフ気運を高めていこう。
なんせ僕はプレーしたことがないから。
Y田部長から電話あり。
映画『剱岳 点の記』を見たのだそうな。
監督のマスターベーションやわ、場面の意味がわからへん、とのこと。
そうでしょ。
でも、客はすごーく入っていたそうな。
今日は笛の練習が出来なかった。
今、笛を吹いているのが一番楽しい。
がんばってもうまくいかないことが多い。
でも、笛は練習すればうまくなっていくような気になる。
(錯覚かもしれないが)
笛は楽しい。
…ツール・ド・フランスは15ステージ。
ついに来たああああああああ!
コンタドールが優勝でマイヨ獲得、2位にランス・アームストロング。
見てねえけど興奮する。
…ヒロからDVDを2枚渡される。
暇なときに見たら、とのこと。
1枚が『飛び出せ科学くん』5本入ったもの、1本は『ミスター3000』という野球映画。
よせばいいのに寝る直前になって科学くんを見始める。
東京湾のど真ん中、遠浅の浜で高級魚をつかみ取りする企画。
ココリコ田中が真鯛、スズキ、平目を捕まえる。
しょこたんが絶叫しながらナマコを手づかみにしている。
コウイカを捕まえたら一瞬にして色が変わった。
捕まえたばかりの穴子をその場で天ぷらにして食べている。
見始めたらとまらない。
30分があっという間に過ぎる。
You-Tubeにもたっぷりと在庫がある。
科学好きの人にも受けると思う。
僕は特に博物館潜入ものが好きだ。
小学生の頃に読んでいた学研の雑誌「科学」と「学習」の楽しさを思い出す。
見終わったらすでに1時過ぎ。
見終わると久住昌之の『野武士のグルメ』を読み始めてしまう。
漫画ではない。
奥田英朗の『港町食堂』にも似たB級居酒屋巡り。
こっちは“カッコいいスキヤキ”の原作者だからその道の元祖。
すでに1時半。
よせばいいのに『風の大地』全英オープン前編を読み始めてしまう。
100頁ほど読む。
すでに2時前。
外は雨、ときおり雷鳴が轟く。
ロードレーサーを玄関に置いておく。
早朝に走るのだ。
雨上がりの朝、気持ちいいに違いない。
『飛び出せ科学くん』ぜひ一見を。
高級魚つかみ取り編
http://www.youtube.com/watch?v=rqbJkSU6kOM