眼鏡堂通信が久々の更新。
エドワード・ケネディ追悼のブログだった。
中1の時に彼の演説をスクラップしていたという記述にニヤリとさせられる。
もう、驚かないけどね。
ブログに民主党大会で流れたテッドへのトリビュート・ビデオが貼ってある。
大西洋を走るヨットの映像が眩しい。
僕の大好きな映画『真夏の夜のジャズ』を思い出す。
1958年7月のニューポートのイメージは幸福だったアメリカそのものだ。
映画『おもいでの夏』の東海岸の小島のひと夏も…いいなあ。
ジェニファー・オニールの美しいこと!
メイン州産のトートバッグを持つことで、
自分がそれらの風景とつながっているのだと自己満足に浸る。
いまだ8.21大西順子のライブの話を書けないまま。
…A部氏と天満橋の京阪シティモールにある『土山人』で蕎麦酒。
お酒は神亀と秋鹿、つまみは鴨焼き、海老と烏賊のかき揚げ、京あげと青菜の胡麻よごし等。
締めはもちろん蕎麦だが、変わり種で「カリー土鍋せいろ」なるものを食す。
鴨肉とゆばをカレーだしで煮こんだ土鍋に太打ちの冷たい蕎麦をくぐらせて食べる。
うん、これはこれでアテにもなるし、旨し。
でも、1350円と高価。
その後、歩いて蔵朱、木下酒店と回り、大阪天満宮から帰宅。
…きのうに続きNHK教育で『ライフ 井上陽水 〜40年を語る〜』を見る。
今日はロングインタビューにライブ演奏の映像、友人のインタビューを入り混ぜた構成。
沢木耕太郎、安孫子素雄、五木寛之、小田和正、小室等、
中島みゆき、みうらじゅんらが次々に惜しげもなく登場する。
ボブ・ディランの『I want you 』の詞に影響されて出来たのが『氷の世界』だったのだと言う。
陽水の膨大な名曲の数々、類い希なる歌唱、凡人が努力して成せる業ではない。
ある酒の場で、沢木耕太郎がリクエストしたのが『花の首飾り』だった。
『花の首飾り』を聞く。
井上陽水のオリジナルではないかと思うほど。
マイベスト陽水はなんだろう、と考える。
『帰れない二人』が好きだ。
『白い船』『桜三月散歩道』『冷たい部屋の世界地図』もいい。
『神無月にかこまれて』『いつのまにか少女は』『いつもと違った春』も好きだ。
歌って気持ちいいのは『能古島の片思い』
学生時代、夜の寮でギターを弾きながら歌った。
(迷惑な話ですね)
僕もかつてはちゃんと歌いきるほど高い声が出たのだ。
♪ つきせぬ波の ざわめく声に 今夜は眠れそうにない
You-Tubeを見ていて思い出した曲がある。
『帰郷』という曲。
(危篤電報を受け取って)という副題がある。
♪ 季節外れなのは ほととぎす 誰が笑ってるも知らぬまま
喉に血反吐見せて 狂い鳴く あはれ あはれ山のほととぎす
初めて聞いたのは高校生の時。
この歌の持つ喪失感と一種独特の怖さに息を飲んで聞いた。
短編小説のような。
これを作った陽水自身も20代前半だったのだ。
まだ暗いイメージだった井上陽水。