09/9/19 米子北が浦和レッズ撃破!

甥っ子のタカくんの出場する高円宮杯U18サッカー。
決勝進出のかかったグループF予選の最終戦に応援に行く。
相手はグループ首位の浦和レッズユース、しかも相手のホームである埼玉スタジアム
しかし、3-1でレッズを撃破!
タカくんも1アシスト。
米子北はベスト16、あさって21日にジェフ千葉のユースと対戦する。

   


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朝、ヒロをホテルに残して隅田川ジョギングに出る。
身体が重くて重くて、走っては歩き、歩いては走る。
佃島(石川島公園)へ渡りすぐに戻ってくる。
無理せず30分くらいで切り上げる。
温泉、バイキング朝食といつものドーミーインのルーティン。
午前中はゆっくり過ごし、11時にチェックアウト。


…今日は高円宮杯全日本ユースサッカー(U18)選手権の応援。
甥っ子の米子北高校浦和レッズユースと対戦する。
場所は埼玉スタジアム2002の第2グラウンド、思いっきりアウェーだ。


時間に余裕があるので最寄りのJR八丁堀駅から京葉線武蔵野線経由で行く。
千葉から埼玉に回り込むというルートだ。
武蔵野線東川口駅で下車、埼玉高速鉄道に乗り換える。
一駅でスタジアムのゲート駅「浦和美園(うらわみその)」に着く。
レッズのトップチームの試合があれば真っ赤な染まるホームなのだろう。
(たった一駅なのに210円もする)
閑散とした駅前からスタジアムへ歩き出す。
巨大な屋根つきの埼玉スタジアム2002が見える。
見えるがなかなか近づけない。
20分以上歩いてメインスタンド前、さらにその先にある第2グラウンドへ。
当日券1000円のチケットを買って入場。
おお、タカくんの試合が有料!
こづかいをやるつもりで2人分2000円を払う。


13時30分 キックオフ。
レッズは2勝0敗グループFの首位、米子北は1勝1敗で3位。
決勝ラウンドは2位以内、3位でも得失点差で上位の2チームが進出する。
米子は現在得失点差0、1点差でも勝てば進出、引き分けでも可能性はある。


ボールを細かいパスでつなぐレッズは個々の選手がみんな上手い。
去年、レッズはこの高円宮杯で優勝している。
大きなサイドチェンジ、ゆっくりした攻めから急にギアチェンジしてゴールに切れ込む。
プロみたいなサッカー。
でも、なんだか見ていて気にくわない。
カッコつけてるだけじゃないの、とそのテクニックに嫉妬する。
対照的に中盤省略、2トップへのロングボール一本で勝負する米子北。
タテ1本勝負、ほとんどサイドへのパスはしない。
中盤もボールを奪ったら1タッチ、2タッチで前線へ放り込む。
サイドからのセンターリングさえもない。
かつてのイングランドサッカー。
あるいはラグビーのキック&ラッシュ、ギャリーオーウエンのようだ。
頼みは2トップの運動量とシュート力。
一人がのっぽ、一人がコマネズミ。
戦い方は決まっている。
愚直さが好ましい。


先制したのは米子北。
2トップの一人がペナルティエリア内での個人技でゴールを奪う。
しかし、その1分後にレッズの鮮やかな速攻が決まる。
同点とされ前半45分が終わる。


バックスタンドで米子北に的確な指示を送る母がいる。
中盤で相手のボール、「我慢しろ、飛び込むな!」
トップ下の選手がドリブルでサイドをえぐると「呼べえ!谷尾(フォワード)」
「いいぞいいぞ、シュートで終わろ」「上がりを待てえ!」
「8番に渡すな!」「○○クン、気をつけろ!後ろから二人来るぞ!」
極めつけは、「キープ!」と「フリー!」の指示。
その高音がピッチによく響く。
この人監督?
ヒロに聞くとセンターバックのお母さんらしい。
旦那が大学のサッカー部監督、本人も女子サッカー経験者らしい。


後半、甥のタカくんの意外な活躍を目の当たりにする。
背番号3、右サイドバック
愚直にデフェンスに徹する選手、というのが印象。
奪ったボールをどかーんと蹴り返す。
昔風の洗練されていないプレースタイルだなと思っていた。
スタミナと素直さが買われて使ってもらっているのだな、というのが僕の見立て。
ところが、米子の勝ち越し点はタカくんのアシストだった。
レッズが左サイドを攻め込む。
タカくんが振り回されながらも粘っこく食い下がる。
ゴールライン間際、個人技におぼれる相手がボールを離した。
一瞬ルーズボールになったところをタカくんがクリアする。
いつものドカーンだ。
ボールはセンターラインまで伸びる。
2トップの一人山本大稀がワンタッチすると裏へ走り抜けた。
一瞬にして置き去りにされるレッズのディフェンダー、山本がドリブルで切れ込む。
飛び出したキーパーを交わしゴールを決めた。
公式記録では、3→11〜S、米子が2−1とする。


バックスタンドの監督が的確な指示。
「いっぺん落ちつこ、慎重に!」


焦ったのはレッズ、こんなはずじゃない。
再びタカくんのクリアボールが2トップへのダイレクトキラーパスとなる。
決定的な場面、レッズがかろうじてクリアする。


3点目、中盤でボールを奪った米子北、タテパス一本で谷尾がシュート。
焦って前がかりになったレッズディフェンスは戻りきれない。
キーパーが一人で持ちこたえるも波状攻撃にダムは決壊した。
決めたのは山本大稀、ハットトリック達成。

     


レッズは米子北のようなチームは嫌だろうなと思う。
米子だって個人のテクニックが格段に劣っているわけではないと思う。
相手次第では細かいパスでつなぐサッカーもするのだろう。
強敵相手に戦い方の意思統一がされていた。
監督の、チーム力の勝利だ。

    
    



カブトムシのタカ君、インターハイに続きベスト16入り。
次はジェフ千葉だ。


試合終了後、ヒロがタカくんに差し入れを渡す。
次はどこ? と僕。
ジェフ、とタカ君。
油断するなよ。


美しくイマジネーションあふれるサッカーをするチームに
たった一つの武器を手に辛抱強く戦うチームが勝った。
応援し甲斐がある、というものだ。
おじさんとおばさんは勝利に満足して新幹線で西宮へ帰りました。


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積み残しばかりの昨今ですが、いくらか更新済みです。


9/14 ワシントン広場の世は更けて
http://d.hatena.ne.jp/shioshiohida/20090915#1253009118


9/15 ポークステーキの誘惑
http://d.hatena.ne.jp/shioshiohida/20090916#1253093222