いつのまにか11月だ。
2009年も12分の10が終わった。
めまいの症状はほぼ消えた、と思う。
視線を早く動かすと焦点が定まらない。
でも、これは以前から同じ、加齢によるものだろう。
久しぶりに体重計にのる。
72.95キロ。
そろそろジョギング再開したい。
朝食もお粥から通常メニューに戻してもらう。
お米はササニシキ、軟らかめに炊いてもらう。
鮭の西京漬け、百合根の卵とじ、茄子の油炒め、薄揚げと大根の味噌汁。
日曜の朝は寝床でなぎら健壱の『あのころのフォークが聞きたい』を聴く。
今日は「アメイジング・グレース」という超有名な曲。
白鳥英美子(元トワ・エ・モア)とジュディ・コリンズ版が流れる。
ジュディ・コリンズは懐かしい。
C.S.N.&Y.の名曲『青い目のジュディ』は彼女のことではなかったか。
古典的な美女、というイメージ。
…全日本大学駅伝を見る。
全国レベルで見ると関西勢は、うーん、いつもの調子かな。
でも、びわ湖駅伝を走る立命、京都産業、第一工大(九州)の3校で見ると面白い。
前半型の京都産業、レベルが均一な立命館、留学生ドーピングが効いている第一工大。
びわ湖の順位予想はかなり難しい、ゆえに勝負は面白い。
番組的な盛り上げはこのあたりがキーポイントか。
…午後から風雨が強くなる。
ヒロと西宮北口の県立芸術文化センターへ行く。
大ホールで『聲明(しょうみょう)〜西行マンダラ〜』がある。
仏教音楽である。
なんでそんなものを、と思うかもしれない。
ヒロが興味を持ったのだ。
3年前、義父のお通夜で聞いたお経、その朗々と響く声が忘れられないと言う。
真言密教、確かに鳥肌が立つくらい素晴らしい声だった。
で、公演のリストで見つけて数ヶ月前に予約したのだ。
何とチケット完売!
大ホールの3階席。
もちろん観客の年齢層は高い。
日頃はクラシック音楽が響くホールに坊さんの合唱が響く。
まさに、エエ声! である。
凄い凄い。
鮮やかな色彩の裟を纏った坊さんが20人くらいステージで合唱する。
ステージまで遠いのでどの坊さんがメインなのかがわからない。
でも、しだいに眠くなってくる。
お経だもの。
いつのまにかヒロもこっくりこっくり。
どこからか誰かのイビキも聞こえてくる。
坊主が総入れ替えして後半が始まる。
袈裟のデザインが違う。
雅楽の笙(しょう)や横笛、琴がフリージャズのように演奏される。
これもまた眠気を誘う。
およそ1時間半で終了。
正座していたらしびれて立ち上がれないだろう。
拍手が起こる。
お経に拍手?
違和感がないでもない。
クラシックのコンサートのフィナーレみたい。
さすがにアンコールは無かった。
パンフレットを見る。
前半が真言宗、後半が天台宗らしい。
画期的な試みであると謳っている。
どんなん?
こんなん。
You-Tubeで発見。
声明(旧字で聲明)は英語でBuddest Chantというらしい。
ギリシャ正教でグレゴリアン・チャントってあるもんな。
タイトルに「Zen Chant」とあるのは投稿者の勘違いだと思う。
たぶん外国人?(カナダ人でした)
http://www.youtube.com/watch?v=A1evxMA7yYw
まだ外は風雨。
西宮ガーデンズを歩くがあまりの人出に気圧されて退散。
夙川まで電車に乗り、蕎麦『以知川(いちかわ)』で早めの夕食、あるいは遅めの昼食。
僕は鍋焼きうどん、ヒロは湯葉あんかけ蕎麦を食べる。
アルコールなしの食事もすぐに慣れる。
断酒3日目。
…帰宅して日本シリーズを見る。
「ダルビッシュ緊急登板」と中継画面にキャッチが入る。
野球やゴルフの中継にキャッチはのせて欲しくないと思う。
ゲスト(解説?)は清原と新庄。
清原の(意外にも?)的確な素晴らしい解説、新庄の天然コメントの対照がいい。
森本稀哲のバッターボックス。
三宅アナが今シーズン前半は打撃不振に苦しみました、と実況する。
新庄「考えすぎなんですよ。だーれも期待してないよ」
解説と言えば昨日のラグビー。
wowwowのブレディスロー杯は大八木と平尾だった。
うーむ、と思ってしまったね。
平尾はクールであまりラグビーに興味がないように思えてしまう。
二人はどれくらいトライネーションとかスーパー14を見ているのだろうか。
選手の知識も実況アナに頼っている節がある。
…飴村行『粘膜人間』を深夜に読了。
第15回日本ホラー小説大賞長編賞の受賞作。
解説の池上冬樹が書いてる通り“奇天烈な世界”だ。
昨日も書いたが、こんなものを読んでいいのか、と背徳の思いです。
身長195センチ体重105キロの小学生の弟がいる。
その弟の暴力に耐えられなくなった兄二人が殺そうと決意、河童に弟の殺人を依頼する。
河童、近親相姦、斬殺、拷問、精神異常、憲兵、非国民…。
一言でいうなら「ぐろてすく&えろちっく・すぷらったー・ホラー」です。
イヤなら読むの止めたら、とのご指摘ごもっとも。
されど、止められない止まらないのえびせん小説。
面白いのである。
ただ、蕎麦が食べられなくなりそう。
続編が新刊で出ている。
『粘膜蜥蜴(とかげ)』
読み始めたら嫌な思いをしていっき読みしてしまうだろう。
買って読んだ自分を責めるかもしれない。
…残念なニュースが一つ。
我が甥、タカくんがの米子北が高校サッカー選手権の鳥取県決勝で敗れる。
冬の全国選手権の出場権をかけた雨中の決勝戦、0-1で宿敵境高校に敗れた。
攻めに攻めたが得点奪えず、フリーキックから逆襲を喰らった展開らしい。
70分、相手エースに奪われた。
焦るよなあ。
タカくんら米子北イレブンの心中やいかに。
境高校は煮えたぎるような勝利への意欲があったのだろうな。
インターハイ準優勝、高円宮杯ベスト8の旋風を巻き起こした。
ダークホース消ゆ。
さ、来年、来年!
米子北の夏から秋への健闘を讃え動画を再アップします。
高円宮杯で浦和を破った試合です。