ぷよねこ減量日記 2009/5-2016/1

旧ぷよねこ減量日記です。2016年1月に新旧交代してます。

09/11/3 いくら醤油漬けの朝 

     


     


自家製いくら&炊きたて新米ササニシキ。
ぷよねこ家朝食の強力デュオ。
左がヒロがネットで見つけたレシピで作った「いくら醤油漬け」
右が買った筋子についていた醤油漬けのタレで作ったもの。
どちらも美味しい。
A部氏が1000円払うと言った朝食、今日は特別料金の1500円です。
我が「ペンションぷよねこ」の朝食、以下の特別メニューは要予約です。
自家製いかそうめん、自家製いくら、朝がゆ…等。

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今日は文化の日、この日も10月10日と同じく晴れの特異日だったはず。
2009年の11月3日も秋晴れ、空気が冷え込んで身が引き締まる。
ぐるぐるはほぼ沈静化した。
もともと老化で目の焦点が合い難くなってる。
意識し過ぎかもしれない。


火曜日の朝はラジオがABCにチューニングしてある。
深夜に伊集院光の番組を録音しているからだ。
道上洋三の番組に橋詰智章というリコーダー奏者が出演している。
生でオカリナを演奏する。
この人は関西在住でたまたまYou-Tubeで演奏を見たことがある。
場所は僕の大好きな兵庫県立芸術文化センターの小ホール。
前にも書いたがここの音響は特筆すべきモノがある。
聞いて下さい。


     http://www.youtube.com/watch?v=hfHy9nWX8G0
     


…NYが王手をかけたワールドシリーズ。
背水の陣のフィラデルフィアはエースC.リーが先発。
先制を許すも3番打者アトリーが逆転2ラン!
この選手、打率は決してよくないのだがヒットがホームランなのだ。
ワールドシリーズ、ラッキーボーイの存在は大きい。
NYなら松井かもしれない。


…今や危機に瀕しているJAL、その情報誌「Agora」の11月号が届く。
『Live Jazz in New York』と題して村上春樹のジャズクラブ探訪記が載る。
冒頭はかくの如し。


 もしタイムマシーンがあって、それを一度だけ好きに使っていいと言われたら、
 あなたはどんなことがしたいですか?
 僕の答えは決まっている。
 1954年のニューヨークに飛んで、そこのジャズ・クラブで
 クリフォード・ブラウン=マックス・ローチ五重奏団のライブを聴いてみたい。
 それが僕の望むことだ。
 本当にそんなものでいいのか?
 マラトンの会戦とか、大化の改新とか、ヒトラーの率いるミュンヘン一揆とか、
 そういう歴史的な出来事を目撃したいとは思わないのか、という人もいるかもしれない。   
 たしかに心をそそられはするが、僕はもともと欲のない性格なので、
そこまで大がかりな望みは持たない。
 クリフォード・ブラウンのライブ鑑賞でじゅうぶんだ。
 そのクインテットの質は極めて高く、ユニットとしては活動していた時期は実に短い。
 だからわざわざ時空を超えて行く価値はあると思う。
 きっと「ああ、いいものを見せてもらった」と満ち足りた気持ちで現代に戻ってこれると思う。
 もしタイムマシーンをお持ちの方がおられたら、村上までご一報下さい。
                       (『Agora』09/11月号より)

      



こういうユーモアは村上春樹独特のもの。
その後、実際にニューヨークでジャズクラブを訪れたリポートが続く。
ヴィレッジ・ヴァンガード、バードランド、;奥田英朗も好きなスモーク…。
2晩行ったというヴィレッジ・ヴァンガードで春樹氏が気に入ったのがアナト・コーエン。
イスラエル出身の女性クラリネット奏者。
9月、NHKFMのジャズ番組に出演していたことを思い出す。
iTune Storeで試聴する。
ユダヤ的哀愁があって悪くない。
このリポートでは兄、弟とセクステットを組んで演奏している。
春樹氏が「とても良いバンドですね」と言うと、
ヴィレッジ・ヴァンガードの女主人は「そうね。ちとうるさいけど」と返す。
「でも、彼女のベニー・グッドマン、これはいいわよ」と付け加える。
大西順子も彼女のお眼鏡にかなったのだろう。


アナト・コーエンの演奏。
『クライ・ミー・ア・リバー』

     http://www.youtube.com/watch?v=1YXhSKRStpM
     


タイムマシーンがあったら…いつ誰の演奏を聴きたいか?
村上春樹のクリフォード・ブラウンに倣って僕がピンと来たのは渋いメンバーの熱いライブだ。
1959年2月6日〜7日、クラブは『ハーフノート』(たぶんニューヨークにある)。
テナーサックスのアル・コーンとズート・シムズ、2ホーンのクインテット。
僕の大好きなアルバム『Jazz Alive!! A Night at the Half Note』の演奏。
厳冬のニューヨーク、たぶん雪が降っていただろう。
大柄の白人が二人、かじかんだ手に息を吹きかけて温めながら出番を待つ。


司会が言う。
「ハーフノートへようこそ、今夜はアル・コーンとズート・シムズのバンドです。
 ドラムはポール・モチアン、ベースはノービル・トーター、ピアノはモーズ・アリスン。
 先ずお送りするのはこの曲、『恋人よ帰れ我が胸に』」
最高の演奏が始まる。



…久々に湾岸5キロジョギング。
調べると10月16日以降走っていない。
17日間のブランク!
でも、普通に走り切れた。
夙川河口、香櫨園浜にはすでに冬鳥が集まっている。


Podcast。
『久米宏のラジオなんですけど』を聞く。
読書の話題、久米宏が言う。
「僕(久米)がものごころついて最初に読んだ、と記憶するのは…」
僕(ぷよねこ)は『十五少年漂流記』だ、と心でつぶやく。
するとラジオの久米宏が言う。
「僕の場合は、おそらく『十五少年漂流記』だと思うんですよね」
ニヤリとする。
そうそう、ジュール・ヴェルヌ原作『十五少年漂流記』
イギリス人少年のゴードンとフランス人少年のブリトン、だったかな?


…ニュースデスク2連投の2日目。
申し訳ないほど、心配になるほどニュースが無い。
サッカーのナビスコ杯決勝を見る。
国立は超満員、FC東京が2-0で優勝、川崎の戴冠ならず。
続いて柔道の大学選手権、東海大が筑波を下し優勝。
続いて剣道の日本選手権の準々決勝から決勝、まさに実力伯仲、一瞬が勝負を決する。
日本武道館に一番ふさわしい競技だろう。
ベスト8は全員警官、全国警察官剣道選手権だ。
日本シリーズ、東京ドームは空中戦。
こうなると巨人に分がある。


…断酒5日目。
酒を飲まないとなんだか夜が手持ちぶさたになる。


右側の下腹部に違和感がある。
痛み、というほどの感覚ではない。
チクチク、いや、“しくしく”という感じ。
ちょうど炎症があった回腸(盲腸付近)のあたり。
手で押さえても痛いというわけでもない。
前の診察でN医師に言ったが、炎症のせいです、と言われた。
うーむ、大丈夫だろうか。