ぷよねこ減量日記 2009/5-2016/1

旧ぷよねこ減量日記です。2016年1月に新旧交代してます。

09/12/20 先送りの効用

風邪で鼻が詰まっているので大口をあけて寝ているのだろう。
起きると口の中がカラカラに乾いてホコリが溜まっているみたいだ。
うがいをすると白く濁った水が吐き出される。
雑菌もウイルスもみんな体内に取りこみながら眠っているのだ。
おかげで体重が増えた?
73.65キロ!


昨日の日記がスナックの話題で意外にも盛り上がった。
たまたま今日聞いたPodcastもスナックの話、偶然の一致に驚く。
TBSラジオ『デイ・キャッチ』の「メキキの聞き耳」というコーナーで、
玉袋筋太郎が「スナックの目利き」と題して8分のトークを繰り広げる。
http://www.tbs.co.jp/radio/dc/pod/index-j.htm
馴染みの店ではなく飛び込みで入る、常連やママを観察しながら飲むのが楽しいと言う。
なんとなくわかる気がする。
カタカナより漢字やひらがなの店、たとえばスナック「しのぶ」とかがベストだとか、
ボトルの棚に「山崎」(高い!)がズラリと並んでたら、ビール一本で帰るべし、とか、
カウンターのどの席に座ったらいいとか、カラオケは何を歌うべきか、とか…。


内田樹がホームページで先送りにもそれなりの効用があると書いていた。
タイトルは「及び腰ステトラジー」、少しだけ引用する。


 普天間基地の移転問題がなかなか解決しない。
 問題がなかなか解決しないのは、誰もが満足できるソリューションが存在しないからである。
 当たり前のことを言うな、と言われそうだが、
 「誰もが満足できるソリューションが存在しないとき」に
 「早く、誰からも文句のでない決定を下せ」
 と言い立てるのはあまり賢いふるまいとは思えない。
 (中略)
 「手を拱いているだけでよいのか」と憤る人がいるが、
 「手を拱いているだけで、何とかなってしまった」
 ということは人生には実はよくあるのである。
 いや、ほんとに。         
                      (内田樹の研究室 09/12/19より)


内田先生は先送りにして結果うまくいった例を具体的にいくつか挙げている。
なるほどと頷くこと多し。
最近、僕自身の中でも「問題を先送りにするな」が大きな命題だった。
でも、人生それだけじゃないなと思ってしまった。
時間が解決してくれることも多々あるのだ。


 「なるべく蓋を開けるのを遅らせる」というのは、とりあえず政策決定に際しては、
 「しばしばそれによってこうむる損失の方より、それによって得る利得の方が大きい」
 ソリューションなのである。
 だから、鳩山首相も「のちほど最適の政策を提出します」など未練がましいことを言わず、
 「何が最適解だかぜんぜんわからないので、とりあえず先送りして、
  もうちょっと様子を見ることにしました」
 ときっぱりとした「及び腰」を示せばよろしいかと思う。


賢者の知恵。
マッチョな思考だと、ここがロドスだ。ここで跳べ、的に何かと追い込みがちだが、
現実はそんなものではないよ、とやさしく諭してくれる。
鳩山さんの迷走ぶりのいいわけにはならないけど。
ちゃんと説明できない理由は何だろう?
内田樹のブログ、ご一読を。
http://blog.tatsuru.com/2009/12/19_1142.php


実はアメリカ自身も驚くほど日本は“ご主人様”アメリカに物申すことを恐れている。
対米外交はこれで大丈夫か、みたいな論調が今は主流で、内閣の支持率が下がるのも、
アメリカにちゃんと対応していないという心配が大きな理由だという。
韓国みたいに時に反米運動が巻き起こったりすることはない。
(70年代まではおおっぴらに打倒米帝なんて言ってたのにね)


インターネットで宜野湾市長の30分に渡るインタビューを聞いた。
http://www.news24.jp/articles/2009/12/11/04149543.html#
市長の説明は明解だ。
アメリカはすでに公式に海兵隊のグアム全面移転を決めている。
普天間を守るためではなく冷戦後の世界戦略の一環。
米軍の公式ホームページに情報公開されている移転決定なのに日本政府は認めない。
(そのための費用60億ドルを日本が負担するのに)


辺野古に新たなヘリポートを作る必要性はない。
市長の話を聞くと(テレビなのではっきり言わないが裏を読むと)、
アメリカにも、日本にも、グアム移転決定を知りながら、知らないことにしたい、
それをだまっておきたいという人たちがいるのでは?と疑う。
要するに辺野古に何か作って儲かる利権があるのだろう。
マスコミはちゃんと伝えて欲しい。


…今日はデスク。
高校駅伝の分岐素材を広島の局に送るという仕事のみ。
男子は世羅高校、女子は豊川高校が優勝した。


デスク業務が終えコーナー企画の素材抜き出しに集中する。
少し頭痛がしてきた。
身体が寒さと戦って弱っているのだ。
こんなひ弱で大丈夫だろうかと自分自身を心配する。


酒のほそ道』の26巻が出ていた。
待望の新刊、コンビニで即購入、嬉しい。
12月は今日で飲まない日が11日になり勝ち越した。
あと5日抜けば月間勝ち越しが決まる。
明日は少し飲もう。