ぷよねこ減量日記 2009/5-2016/1

旧ぷよねこ減量日記です。2016年1月に新旧交代してます。

09/12/30 もういちど『先送りの効用』

2009年積み残しの日記をすべてアップしました。
8月分は記憶が失われた部分が多く行動メモ程度です。

http://d.hatena.ne.jp/shioshiohida/20091210(若干の追加のみ)


http://d.hatena.ne.jp/shioshiohida/20090822(これも大西順子ライブの感想のみ追加)


http://d.hatena.ne.jp/shioshiohida/20090826

http://d.hatena.ne.jp/shioshiohida/20090830

http://d.hatena.ne.jp/shioshiohida/20090831



昨日のラグビー酒場、夕方6時半。
つなぎの作業着を着た60年配のおじさんが一人で飲んでいた。
おじさんの前には焼酎のお湯割りと殻つきの落花生。
1年の仕事が終わったのだろうか、口元に笑みさえ浮かべて満足そうに飲んでいる。
やがて湯気をあげる一人用の小鍋が運ばれてくる。
羨ましい花園ラグビー酒場の風景。


…10日ほど前の日記に内田樹先生のブログについて書いた。
『及び腰ステトラジー』と題された記事で、先送りすることの効用を説いていた。
先週土曜日放送の久米宏のラジオをPodcastで聞いたらこのブログの記事を話題にしていた。
今、問題の最適な解決方法が無いのなら、先送りにして様子を見る、というのも悪くない。
そういう話だ。
この考えに委ねるのは沈滞を生む。
でも、読んでいて目のウロコが落ちたような思いがしたのは確かだ。
賢者の教え、というのだろうか。
実は物事に「正解」なんて無いのだ。
今日の正解は明日の不正解になる。
極端な例としてこんなことだって起こりうると内田先生は書いている。


   外宇宙から致死的なヴィールスが隕石に乗って地上に墜落したが、
   地球が温暖化していたせいで棲息の温度条件が合わず、繁殖できずに死に絶え、
   おかげで人類は生き延びた・・・というようなことだってあるかもしれない。
   
   いや、ほんとに。


なんであんなに悩んでいたのだろう? 時間が解決してくれることも実に多い。
内田先生は書いている。


  「手を拱いているだけでよいのか」と憤る人がいるが、「手を拱いているだけで、
   何とかなってしまった」ということは人生には実はよくあるのである。


本当に含蓄のある話なのでぜひご一読を。
http://blog.tatsuru.com/2009/12/19_1142.php


自分の2009年を思う。
世界的な経済危機、そして自らの年齢的な事情などなどで収入が半減した。
どうにかしようと正直ちょっと焦った。
アクションを起こそうとしたが結局何も出来ないままだった。
そうこうしているうちに石川遼のドキュメントとか新番組とかで仕事が埋まってきた。
なんとかなったじゃん、って感じだ。
4月頃、何らかの答えを急いで月の半分は自腹覚悟で東京へ行くってことになったら…?
おそらく、そんな仕事を受けることは出来なかった。
手をこまねいているうちに何とかなってしまった。
アクションを起こさなかったことが最適解だと言ってるわけじゃない。
アクションを起こさなかったせいで来年は悲惨なことになるかもしれない。
塞翁が馬なのだ。
ただ何もわからないのだったら、様子をみる、という方法も悪くはないということを知った。
内田先生は書いている。


   当たり前のことを言うな、と言われそうだが、
   「誰もが満足できるソリューションが存在しないとき」に
   「早く、誰からも文句のでない決定を下せ」と言い立てるのは
   あまり賢いふるまいとは思えない。
   
   「できるなら、しているよ」ということである。
   「先送り」というのはひとつのアイディアである。
   

   「人生万事塞翁が馬」である。
   
   塞翁の飼っていた馬が逃げ、「なんて不幸な」と思っていたら、
   その馬がすばらしい馬群を率いて戻ってきたので、
   「わあ、ラッキー」と思っていたら、その馬に乗った息子が落馬して足を折り、
   「なんて不幸な」と思っていたら、そのせいで息子が徴兵を免れ、
   「わあ、ラッキー」と思っていたら・・・(以下無限に続く)
   
   だから、「これが最適解です」と胸を張って政策を提言するのは止めた方がいい、
   と申し上げているのである。


…一昨日、梅田のヨドバシへ行った。
いろいろと買いたいなあというものがあったのだ。
最新式の万歩計とか、iPod Touchとか、ポータブルな無線LANステーション(?)とか、
iMacで地デジが見られるチューナーとか、小型のワンセグ液晶テレビとか。
本当に必要なのか?
そう自分に問うとぜーんぜん必要ではないことが分かった。
何も買わずにヨドバシを出た。
ただiPhoneのりかえキャンペーンは魅力的だ。
料金が安くなってポイントも持ち越せて番号も同じまま、iPhoneが手に入る。 


…YTVへ顔を出しハケン勤務表を記入、提出。
A木とY田を誘って天満へ出る。
「肴や」や「大安」や「奥田」はすでに店仕舞い。
「ダイワ食堂」を覗くと大入り満員。
駅へ戻ると、あれ「裏ひろや」が開いている。
覗くと空いている。
ラッキー。
天満市場の大衆食堂が夜だけスペイン風(イタリア風?)酒場になる。
表は大衆食堂、裏はイタリア風葡萄酒酒場。
牛の胃袋のトマト煮込みとガーリックトースト、赤ワインをボトルで注文。
南欧の路地裏にある大衆食堂という雰囲気ですな。
今日も締めは駅のホームで飲むマクドナルドのコーヒー。
冬の冷気の中で飲むコーヒーは格別です。


葡萄酒場としての紹介。
http://blog.livedoor.jp/yasu_kobe/archives/52236410.html

深夜&早朝食堂としての「ひろや」の紹介です。
http://marimokun123.blog39.fc2.com/?q=%A4%D2%A4%ED%A4%E4



…ヒロが数日前から目の痛みを訴える。
本人曰く、ウイルス性の角膜炎だという。
ヘルペスのように免疫が低下すると時々罹るのだそうだ。
眼球の痛みがあるらしい。
休日診療をネットで調べる。
眼科は尼崎しかない。
痛みが酷くなったら明日行くという。