ぷよねこ減量日記 2009/5-2016/1

旧ぷよねこ減量日記です。2016年1月に新旧交代してます。

2010/2/21 10cmのパットを沈めるように…。

起床、テレビをつけると「2回目、葛西がトップ」の実況が…。
ええ? と驚いて中継を見続けるが次々に抜かれていくのでした。


     


ジャンプ ラージヒル決勝。
シモン・アマン(スイス)の静かなる圧勝劇。
誰かがブログに書いていた。
2回目のジャンプ、“10センチのウイニングパットを沈めるように”金メダルを決めた。
1回目144mで最長不倒、2回目138mで最長不倒、誰も勝てない。


ノーマルヒル、優勝を決めたアマンのジャンプに解説の小野学は何の感情も加えず言った。
「問題ありません。金メダル。」
自宅でテレビを見ながら独り言をつぶやいているかのようだった。
今回のラージヒル、1回目の144mジャンプに呆れて言った。
小野「場外ホームランです。」
実況アナ「一球とも見逃しません。」
小野が続ける。
「追い風、決して条件は良くありませんよ。」
2回目、試技順は当然ラスト、最長不倒138mジャンプにNHKラジオの実況アナが言った。
「一人だけ別世界、飛型点を待つ必要はありません。シモン・アマン金メダル。」


アマン圧巻。
Nスペの『ミラクルボディー』を見たせいだろうか。
彼が飛ぶごとに鳥肌が立つ。
あのテーマ音楽が聞こえて来そう。
アマンは“ジャンプ”と言わず“フライ”と言う。
まさにその通りに天空を飛ぶ。
しかも世界一美しい飛型。


解説者の指摘通りアマンはテストジャンプで勝負に出る。
ウォーミングアップのはずのテストジャンプ。
ノーマルでもラージでもアマンはヒルサイズ超えの大ジャンプを見せた。
当然、スタートゲートが下がる。
パワー系のジャンパーをここで抑え込んでしまう。
助走の速度が出ないとオーストリアやノルウェー勢は苦しい。
アマンは“フライ”だから問題はない。
強いのはそれでも144m飛んでしまうところだ。


アマンはテストジャンプを含めた3回で勝負する。
ゴルフに喩えるとドライバーで恐ろしい飛距離を出す。
第2打も最長距離を出してロングホール2オン。
残り10センチのイーグルパットを3打目に余裕で沈め優勝。
強い!
あのマッチ・ニッカネンを超えた。


   


…今日から2日間ニュースデスク。
安芸キャンプからメールならぬTwitterが入る。
「城島 初打席ホームラン」
今日はニュース有りだな。


…NHKで女子フィギュアの鈴木明子のドキュメントをチラ見する。
邦和スポーツランド所属。
彼女は名古屋のスケートセンターの契約社員として働いている。
普段はレンタルシューズの受付係。
客にシューズを出す映像がいい。
妙に有りそうで様になっている様子が伝わってくる。
地味だが強い映像。


「見ている人を幸せにする演技がしたい」(鈴木)
思い込みを持てるところは村主に似ている。
ヒロが、キム・ヨナの表現力はトレーニングでつくられたものだけど、
鈴木や村主はちょっと天性のなりきり女優なとこがある、と言う。
夢見るオタク少女たちみたいな。


青森の冬季アジア大会中のこと。
米スペースシャトルが空中爆発を起こし優秀な宇宙飛行士が数名亡くなった。
その時、同日だったか翌日だったか忘れたが村主章枝が優勝した。
インタビューで彼女は「この勝利をコロンビア号で亡くなった方々に捧げます」と語った。
(お悔やみ申し上げます、と言っただけなのかもしれないが…)
そんな人なんです。
たぶん、その箇所はOAでは使わなかったと思う。


…ニュースを送り終えて帰宅したのは深夜0時過ぎ。
ヒロは春高バレーの大阪府女子決勝を見ている。
四天王寺vs大塚、大塚は男女アベック出場を目指す。
まもなくカーリング、日本vsロシアが始まる。