10/6/12 支持率政治にはうんざり。

今日はオフ、朝から快晴、9時半から歯医者へ行く。
部分入れ歯の型取りの2回目、1時間ほどかかる。
Ottavaシューマンを聴く。
今年はドイツ再統一から20周年なのだそうだ。 
壁の崩壊から21年が経つのか。
20代の人は東ドイツ西ドイツという国があったことも記憶にないかもしれない。
1985年厳冬、東ベルリンへ行った。
零下25℃、凍てついた共産国、まさに“寒い国”だった。
まるで映画の世界に迷い込んだよう。
もう一度、行ってみたい場所を一つあげろと言われたら東ベルリンと言うかも。
この世から消えてしまった街だからだろうな。
実際にはひたすら寒くて辛かった記憶しかないのだけど。


なぜか同行者は池田高校の蔦監督だった。
四半世紀前、それも含めて白日夢のような出来事。
あの旅を当時としてはまだ珍しい家庭用のビデオカメラで撮影した。
放送として日の目を見ることはなかった。
ミニクリップとしてすでに編集してあるのでYou-Tubeにあげてみようかな?
(さすがに当時の東ベルリンにビデオカメラを持ち込むことは出来なかったけど)

 



…今週から菅直人が首相となり新内閣が発足した。
支持率が急速に回復したとメディアは報じる。
正直言えば、バカじゃないの? って思う。


菅直人がバカだって言ってるわけじゃないです。
小泉やその後3人の自民党政権よりよっぽどマシだとは思う。
だからこそ、政権交代を歓迎したし、望んで一票を投じた。
でも、今回みたいな首相交代でいいんですか?
こんなん有りなんですか?
しかも、これで良かったと思ってる国民ってどうなんでしょう?
自民党政権の時代とほとんど変わってないみたい。


今日付のブログ「内田樹の研究室」(転載自由とのこと)を読む。
『キャラ化する世界』と題して首相交代の異常さについての明解な見解。
以下、原文のまま抜粋。
http://blog.tatsuru.com/2010/06/12_1048.php


 教授会のさいちゅうに携帯が鳴って、廊下で出たら、某新聞から電話取材。
 本日、菅新首相の所信表明演説があったけれど、新内閣についての感想は…
 というご下問である。
 こちらは授業と会議で、演説聴いてないので、なんとも言いようがないけれど、
 とにかく直前の内閣支持率20%が3倍にはねあがるというのは「異常」だと申し上げる。


 菅首相自身は前内閣の副総理。主要閣僚もほとんど留任であり、
 政策の整合性を考えるなら、前政権から大きく変化するということはありえないし、
 あるべきでもない。
 もし、首相がかわったせいで政権の性格が一変するというのなら、
 それは副総理であったときの菅直人の政治的影響力が「かぎりなくゼロに近い」
 ものだったということを意味する。


 副総理のときに政策決定にまったく関与できなかった政治家が、
 1ランク上がったせいで、圧倒的な指導力を発揮するという説明を私は信じない。 
 菅新首相は前内閣の枢要の地位にあった。
 だから、前政権が繰り返し致命的な「失政」を犯したというメディアの報道が真実なら、
 「A級戦犯」として指弾されなければならない人物である。



内田教授のこの言い分は極めて真っ当であると思う。
「前政権が繰り返し致命的な「失政」を犯したというメディアの報道が真実なら」とチクリ。
メディアの劣化を痛切に感じる。
明らかに自己矛盾しているのに誰にも弾劾されないからフツーの顔して報道を続ける。
支持率なんてタレントの好感度調査や人気投票以上の価値はないような気がする。
政治経済の報道にもワイドショー的な視点が当然のように持ち込まれて久しい。
今のメディアに「落ち着きなさい」というベクトルはあり得ない。
行ってしまえば煽った張本人なのだ。
先日飲んだ時、A部さんも言っていた。
メディアの劣化が進み、信頼度が落ち込めば権力によるコントロールが進む。
悪賢い権力なら(検察も当然含む)容易に利用できる。


続きがあって、こっちが本論なのだが詳しくはブログを読んでください。
「鳩山政権を罵倒した同じ有権者が菅政権に「期待する」ということは、論理的にはありえない。」
なのに支持率だけが急騰する。
単に政権をキャラとしか見ていない。
そんな人支持率なんて僕は信用出来ない。


凄く当たり前で真っ当な見識なのだ。


 鳩山政権を罵倒した同じ有権者が菅政権に「期待する」ということは、論理的にはありえない。
 そのありえないことが起きるのは、有権者自身が政治過程を「キャラ」の交代劇としてしか
 見ていないということを意味している。
 根本構造は変わらない。
 「キャラ」だけが変わる。
 私はそのような表層的な変化に期待すべきではないと思う。
 それは私が菅政権を支持していないということではない。
 私はこの政権にはせめて2年くらいは続いて欲しいと思っている。
 そして、有権者たちがこの「キャラ」たちにも飽き始め、
 「次のキャラ」への付け替えを望みだしても、
 そのようなうつろな「ニーズ」に応じることなく、
 私たちの国の政治的定型を形成している「構造」そのものに肉迫する作業に
 愚直に専念してもらいたいと思うのである。



…夕方からVIGOREで17キロほど走る。
ワークアウトは続けることに意味がある。


来週月曜日から東京へ行こうかと迷っていたが回避する。
瞬発力が弱っているのでいろいろと準備しておいた方がいいと判断。
天気も悪いようなのでせめて映画を見ようかと思う。


『WEB動画版いくちま』の5月号の仕上げをしようと思っていたが、
ワールドカップの韓国vsギリシャを見てしまう。
大きなイベントがあるとなかなか「いくちま」的モードになれないなあ。


韓国快勝!
パク・チソンの2点目のゴールは圧巻だった。
アジア人にもあんな強いドリブルが出来るんだなね。
ギリシャはなぜかタルんでてダラしなかった。
後半に登場した“旅芸人の記録”に出てきそうな短躯の選手が目立っただけだった。
2004年、堅守&速攻でユーロを制した気迫が感じられない。
国が落ち込んでるせいかな。
NHKの中継はなぜか当然のように韓国応援モード。
これにはちょっと違和感があった。
僕自身の滞在日数からいえば韓国は2日、ギリシャは40日以上。
たまたまだけど。
 


続いて、アルゼンチンとナイジェリア。
アルゼンチンあたりが登場すると、ワールドカップだ! という気分になる。


ピーター・バラカンがあのブブゼラの音についてつぶやいていた。
蜂の大群が襲ってくるようでイライラする、と。
同感、3試合見ても最初は慣れない。
いったい誰が吹いてるの?