2010/10/13 一泊目 新高湯温泉「吾妻屋旅館」

山形空港への空路、剱岳を見た。
雲が沸く岩と雪の殿堂。


深田久弥日本百名山剱岳の章はこの名文で始まる。


  “北アルプスの南の重鎮を穂高とすれば北の俊英は剣岳であろう。
  層々たる岩に鎧われて、その豪宕(とう)、峻烈、高邁の風格は、
  この両巨峰に相通じるものがある。
  …剣岳は…それを仰ぐ人々の心を高揚する山である。
   何よりその風采の剛毅にして颯爽たる点である”


その北アルプスの俊英を眼下に見る。
“その風采の剛毅にして颯爽たる”山を過去2度登った。
まさに岩の壁、よく登れたものだと思う。
1995年9月ミネーロと登り初登頂、二度目は翌96年10月単独テント山行。
30代、体力だけは残っていた。


1995年9月、剱岳初登頂の記念写真。
それにしても凄いロケーション、天気も最高だった。
   


でも、今回の目的はこの山ではない。

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【10/13 行動メモ】
山形県の南部、西吾妻連峰で紅葉の山を歩く&温泉2泊3日の旅。
目的は二つ、五十肩が癒えて登山戦線復帰のリハビリ山行、
加えてマイベスト温泉宿『時の宿すみれ』で米沢牛フルコースを堪能する。

5時半起床、伊丹空港から山形へJALエアーで飛ぶ。
8:05発の予定が山形空港濃霧で出発が遅れ8:35発となる。
待ち時間をさくらラウンジで過ごすが過密状態、ラウンジ外の方が居心地が良い。


10時前、山形空港着。
霧はなし。
トヨタレンタカーでラクティスを借りる。
無料お試し期間の山形中央自動車道で県を南下、1時間半ほどで米沢着。


12時前、県立米沢女子短大でヒロの栄養士時代の後輩T君と会う。
T君は3年前から米沢に住み、この短大で講師をしている。
彼の紹介で市内の蕎麦屋でランチ、そばと割烹『なかむら』という店。
モダンな感じの新しい店だがさすが蕎麦処山形、安い、旨い。
10品ほどのそば懐石が830円!


昼食後、T君の紹介で近くの笹野観音へ行く。
江戸時代に出来た茅葺きの本堂の修復作業中、なかなか趣のある寺でした。
初夏にはアジサイが咲き有名なお寺らしい。


コンビニで翌日の昼食用のおにぎりを仕入れ、白布温泉の酒屋で自分用の地酒を仕入れる。
西吾妻スカイバレーをドライブ、途中の景勝地 双竜峡や白布峠で紅葉を愛でる。


白布峠から見た錦平の紅葉、あいにくの曇り空、光があれば素晴らしいのに…。


3時半、新高湯温泉「吾妻屋旅館」にチェックイン。
一昨年、この山域に来た時にそのロケーションが気に入りチェックしておいた宿。
本来なら砂防ダムを作る場所であるはずの急峻な谷にある。
豪華な造りではなく山小屋の風情、すでに薪ストーブが稼働中。
宿のホームページの写真を見ればどんなロケーションかが分かる。
http://www11.plala.or.jp/shintakayu/yado.htm
開湯が明治35年と意外と新しいが、今ここに建物を建てたいと申請しても許可されないだろう。
標高は1126m、ヒロの誕生日が11月26日なので彼女も是非来たかった温泉宿。
ちなみに島根県に三瓶山という山があり標高1126m、ここは3年前に登った。


内風呂は雰囲気のあるヒノキの浴槽。
すこし熱めの湯、無色透明の単純泉
麓の白布温泉とほぼ泉質は同じと見た。


露天は3箇所ある。
誰もいなかった滝見の湯へ行く。
    


温泉の友 “ひだねこ” と温めの湯を楽しむ。
彼はすでに100近い湯につかった温泉猫である。


夕食は部屋食。
山小屋と同様の狭い個室なので窮屈だ。
山菜中心だが鱒の刺身あり、山女の塩焼きあり、牛肉の陶板焼あり、とボリューム満点。
味付けもまずまずで美味しい。
でも食べきれなかったです。


温泉宿に泊まった定番パターンで夕食後に激しく眠くなる。
3時間ほど眠り目を覚ます。
寝られなくなりNHK総合を見続ける。
SONGSで八神純子、いつもは見たい海外ドラマ「アグリー・ベティー」も見てしまう。
とにかく自堕落な夜。


温泉宿の宴、深夜に開催された「ぶさいくコンテスト」
我が入れ歯を嫌がる3匹にしてもらいました。
みんな、さんまちゃんみたいやん。
コンテスト1位はやっぱり てん かな?