今日から女子バレーボール世界選手権(通称 世界バレー)のお仕事でTokyo生活。
久々の長期出稼ぎ仕事です。
楽しみ半分、億劫さ半分、ある意味で老化防止、積極的な社会参加、自分にムチ打つ作業。
勤務地が代々木体育館か東京体育館かと思い込んでいたがTBS本社!6階スポーツ局!
現場体験出来ないスポーツイベント仕事は残念、疲労感が2倍なのです。
当日に入ってすぐに始められる仕事は限られている。
国際映像ハイライト(サマリー)制作。
試合のダイジェストをこしらえて各国のスポーツニュース用に国際配信する。
普段はそうしたニュース配信の受け手だが今回は発信元になるわけです。
2007年の世界フィギア、大阪の世界陸上でも同様の仕事をした。
作業の難易度で言えば(その競技をある程度知っていれば)楽なものです。
ただ試合開始から深夜の配信終了までの拘束時間が長い。
今日で言えば11時から25時過ぎまで14時間!
各所に挨拶。
スタッフはどこかでいつかいっしょに仕事をした人ばかり。
国際スポーツイベント制作の世界は意外と狭い。
どんな競技だろうが、どこの局だろうが仕事をする人は同じ。
いわゆる、餅は餅屋、ということ。
今日からグループリーグが始まる。
僕の担当は浜松会場。
世界1位のブラジル、イタリア、オランダ、チェコ、プエルトリコ、ケニア。
一日3試合、美人選手が多いのが嬉しい。
試合中はスコアをつけ、試合後に編集マンに使う箇所を伝えてつないでもらう。
すぐに次の試合が始まるから編集に立ち会ってられないのだ。
4試合分の映像がMacのハードディスクに記録されていく。
Final Cutを使って2台のiMacで編集していく。
仕事環境は年々変わっていく。
近いうちに自宅でこれと同じ作業が出来たりするのではないだろうか。
編集が終わればチェックして英文のキャプションを書く。
英文とは言ってもバレーボールの用語だからたかが知れている。
でも、世界陸上のキャプションはキツかったなあ。
あの時はけっこうなエクセル使いになれたのだが普段は使わないので忘れてしまった。
昼、夜とも2食弁当。
昼は「まい泉」、夜は海苔弁当で有名な津多屋(らしい)。
世界バレーという呼称に異議あり。
いつからだろう?
世界選手権、ワールドチャンピオンシップを世界○○と呼ぶようになったのは。
僕が記憶するのはおそらく1991年東京の陸上世界選手権。
カール・ルイスがPRで「セカイリクジョー」と言わされてたのを思い出す。
その前のヘルシンキの大会は世界選手権と言ってたはず。
世界陸上、世界水泳(本来は競泳)、世界バレー、世界柔道、世界体操…。
スポーツが大衆にすり寄ってる感じがして厭だな。
深夜2時前、タクシーで帰る。
TBSは相乗りシステムになっている。
北玄関で伝票を提出してひたすら待つ。
呼び出しがあってチケットを受け取り2人、あるいは3人でタクシーに乗る。
玄関先20人ほどが呼び出しを待つ。
どの顔にも疲労の色が濃い。
疲れた労働者たち。
NHKでも、日本テレビでもそうなのだろう。
深夜のタクシー帰宅、厳しくなったとはいえ関西はまだ相乗り制度ではない。
タクシーに乗った場所、どこか見覚えがある坂。
あ、ここって感謝祭で芸能人がマラソンする心臓破りの坂だ。
シモンやワイナイナが走ってた登り坂。
ヒロはあのマラソンのファンなのでちょっと自慢出来るぞ。
千葉へ帰る人と同乗。
深川のウイークリーマンションに戻ったのが午前2時半。
労働時間15時間、ぐったりして泥のように眠る。
写真は早朝の新幹線で食べた朝食。
いつものおにぎり弁当、惣菜は卵焼き、牛肉とゴボウ炊き、インゲン豆、魚フライのソース漬け。