ぷよねこ減量日記 2009/5-2016/1

旧ぷよねこ減量日記です。2016年1月に新旧交代してます。

2011/3/12 何も出来ないけど。

こんな時なのに開幕特番編集の一日です。
伝統の一戦 新時代」とか「アニキ20年目の覚悟」とか「1988プラチナ世代 俺たちの時代だ!」とか。
心ここにあらず、集中出来ない。
でも、何も出来ない僕がテレビの前で騒いでいても何も好転しません。
いつもの日常をみんなの邪魔しないように粛々と過ごそうと心に決める。



仙台の叔母さんといまだ連絡がとれない。
青葉区なので津波の被害は受けていないとは思うが、地震津波の時刻に出かけてたのではないかと心配だ。
伝言ダイヤル、ネット捜索、Twitterでの呼びかけなど出来る限りやっておく。
Twitterの返信で該当エリアは平穏であると知りちょっと安心した。
連絡がとれていない人は他にも大勢いる。
信じて待つしかない。
叔母は仙台市青葉区花京院というところのマンションに住んでいます。
塩田幸子(さちこ)、年齢は60前だと思います。


    p.s.3/13の朝、本人よりメールが届き無事を確認しました。ご心配かけました。




眼鏡堂さんの生まれ育った故郷が大打撃。
空襲を受けたあとのような惨状だ。
ラグビーマガジンを買った文真堂書店は大丈夫だろうか。
みんな生きててくれ、のツイートが悲壮だ。


楽天オープン戦を取材にきてたミヤギテレビのスタッフが仙台に向かう。
東京までしか行けないが少しでも近づいておきたいと思うのは当然だろう。
ニュース映像を見て自分の家もダメかもしれないと言う。
妻子との連絡は直後に一度とれたっきり、どう無事かが心配なのだという。


凄まじい映像のリピートに心拍数が上がる。
テレビばかり見ているとPTSDになってしまうほどだ。
被災地の人はこれ以上は見たくないだろう。
本当に欲しい情報は何かをちゃんと考えて報道する局がひとつでもあったらと思う。


テレビよりネットの方に血の通った言葉を感じる。
嬉しかったツイート。


  CNNでもBCCでも「有史以来最悪の地震が、世界で一番準備され訓練された国を襲った。
  犠牲は出たが他の国ではこんな正しい行動はとれないだろう。
  日本人は文化的に感情を抑制する力に優れている。」
  日本人であることを誇りに、冷静に理性的に行動しよう!


  嬉しくて泣けてくる。 国連の潘事務総長の声明。
  「日本は、今まで世界で助けを必要としている人達に対する最大の支援国をしてきた国の一つだ。
  国連は日本国民と共にある。今度は私達国連の番だ。我々は全力を尽くす。」



テレビで一日中アンビリーバブルな映像を見て大騒ぎしながら、
政府の対応に悪態をついているだけの奴らを見ると憤りを感じる。
気に入らなくても今は批判してる場合じゃない。
もういいからあなたたちは普通の生活に戻って下さい。
明日から僕も出来ることだけをして、ジョギングしたり、自転車に乗ったり、いつもの日常に戻ります。


深夜、最終電車で帰宅。
生きてること、水や食料があること、暖かい家があること、お風呂に入れることに感謝。
幸福な一日の終わりにこの歌を。