2011/4/8 春を恨んだりしない

仙台発東京行き夜行バス キラキラ号は震度6強の余韻をのせたまま南下する。
東北自動車道閉鎖のため、最初の休憩は2時半頃@福島県二本松付近の道の駅。
2回目の休憩は5時頃@東北自動車道 羽生SAとなった。
新宿までの夜行バス7時間は僕にとって試練でした。
隣のシートには暖房の効いた車内で厚手のコートを脱がずに座り続ける肥満体。
明らかな領土侵犯、明らかな領空侵犯、足下が海とするなら含む領海侵犯。
加えて異常な体温のために地球温暖化規制違反の疑い。
腰抜け外交の僕は何ら抗議も出来ない。
というか抗議したところで彼にとっても無理な要求。
あっち行け、とは言えず。
コートを脱げ、とだけでも言うべきだったが。


新宿6時半過ぎに着く。
中央線に乗って( by 友部正人)、国立へ。
改札口の向こうに見える桜に眠気がふっとぶ。
駅前の景色を桜が支配する。
花のボリュームに圧倒される。


大学通り
あの堤コンツェルンの創始者が計画した「学園都市構想」のシンボルなのだとか。
200本ほどの桜は昭和8年の皇太子(現 天皇)の生誕にちなんで10年かけて植えられたものだとか。
樹齢でいえば70年超クラス。
ソメイヨシノの平均寿命は60年くらいだったはずだから、かなりの高齢。
実際に幹は太く枝振りもよく立派な古木ばかり。
これほど堂々としたソメイヨシノがずらりと並んでいるのは圧巻だ。


大学通りドトール、朝ごはんを食べようと入った。
一階席には誰もいない。
空いててラッキー、と思い、ふと通りを見る。
もしや、と思い2階席へ移動する。


2階の窓際、花見のベストポジションでした。


後ろ姿とはいえ盗撮ですね。
Jポップのプロモーションビデオのような…とは僕の贔屓目でしょうか?




眼鏡堂、ふるさとのソウルフードを食す、の画。



    またやってきたからと言って 春を恨んだりしない 

                  (シンボルスカ『眺めとの別れ』より)


この詩は詩集『始まりと終わり』に収められています。


黄昏どき、眼鏡堂さんと国立を歩きました。


大学通りと直角に交わる桜通り。
雪が降り積もった樹氷を思わせる。


花見、のち眼鏡堂夫人も合流しビストロ「マルセル」にてディナー。