ぷよねこ減量日記 2009/5-2016/1

旧ぷよねこ減量日記です。2016年1月に新旧交代してます。

2011/6/18 神戸トアウエストを歩く

神戸の阪急六甲に住んでいた頃、『木馬』というジャズ喫茶へよく行った。
まだCDが主流でなく中古のLPアルバムを買い漁っていた1980年代の初め。
ロックやフォークの新譜はレンタルレコード屋で借りてカセットにダビングしていた時代だった。
『木馬』は生田筋のナガサワ文具の地下にあった。
店には映画のチラシが置かれ、大きな音量でバド・パウエルとかアート・ペッパーが流れていた。
震災後、トアウエストの坂にある半地下の店に移転した。
店の雰囲気は少し様替わりしたけど落ち着けて好きな店だった。
ジャズの音量は震災前より少し低くなった感じがした。
写真は2001年のもの。

当時乗っていたマウンテンバイクで舞子へ行った帰りに撮った。
今日、トアロード沿いに移転した『木馬』におよそ10年ぶりに行った。


ジャズ喫茶と言えば…梅田の阪急東通りにあった『バンビ』も懐かしいなあ。
2階にはパラゴンという木製のスピーカーがあった。
とっくの昔に閉店してしまったけど…。


ネット検索してたら西宮北口の「コーナーポケット」というジャズ喫茶にパラゴンあることが判明。
灯台もと暗し。
ここって80年代前半、住宅街にあった店かな?
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
今日の予報は終日くもり。
朝バイクで頬に浴びる風が湿っている。
空気にたっぷりと水分が含まれて風景の見え方が違う。
六甲の稜線は霧に隠れている。


砲台のある日常。
戦時下ならかなり緊張を強いられる場所だ。
でも、この西宮砲台、一度も戦争で使われたことはない。
江戸時代に攘夷目的で異国の船から大阪、神戸を守るために作られた。


夾竹桃の花が咲き始めている。
花期が長い花、最盛期は夏だけど10月半ばくらいまで次々に咲き続ける。
たくさんの蕾が開花を待っている。


阪神電車で三宮へ出る。
身体が重くてシンドイ。
オフなんだから自宅で寝てろって?


今まで使っていたTIMEXは現在ベルト交換に出している。
昔使っていた古いアイアンマンを引き出しから掘り出して使っている。
その代替品のベルトも切れてしまった。
ウレタン製のベルトだから経年劣化だろう。
三宮のセイデンへ行く。
セイデンがいつのまにかヤマダ電機になっていた。


トアロードに移転した懐かしの『木馬』へ行く。
地下ではなく階段を昇って2階にある。
店は混んでいた。
ほとんどが女性のグループだ。
彼女らの話し声がスピーカーから流れるジャズヴォーカルを凌駕している。
移転するたびに音量は小さくなっていく。


内装の雰囲気は変わっていない。
白煉瓦の壁にソニー・クラークアニタ・オデイバド・パウエルのLPジャケット。
アイスコーヒー400円で40分ほど読書。
隣のテーブルに30代くらいの白人女性、キュートなショートカット。
40代の日本人女性が熱っぽく宗教の話をしている。
空いてなかったが窓辺のカウンター席はいいかもしれない。


トアロードの裏路地、トアウエストを歩く。
英国製の折りたたみ自転車ブロンプトンの専門店がある。
確かここは登山用品の店だったのではなかったか。
店の兄さんに試乗させてもらう。
フォールディングバイクに乗るのは初めてだった。
最初は16インチの小さなタイヤに戸惑うがすぐに慣れた。
坂を登って下りる。
ふーん、こんな感じなのか。
驚いたのはほぼ10秒で折りたためること。
そして、驚くほど小さくなること。
ふーん、スゴイね。
どう使うかをイメージする。
自宅から阪急の駅までブロンプトンに乗っていく。
駅で折りたたんで電車に乗る。
京都の河原町へ着く。
ブロンプトンに乗る。
鴨川沿い、あるいは哲学の道経由で進々堂まで20分くらいか。


でも、1年は買わないだろうな。
今乗っているGIANTとVIGORE、その使い分けがちゃんと出来ていないし。
自転車は買おうか買うまいか、迷う時間が楽しい。
店の兄ちゃんに問う。
ブロンプトンって他のフォールディングバイクとどこが違うの?」
「特に軽いわけでも、安価なわけでもないんですが、丈夫で圧倒的に故障が少ないんです。
 とにかくガンガン乗れます。“普通に使えるバイク”ということでしょうか」
納得、“普通に使える” 大事なことです。


夕方5時、前に日記に書いた広東料理『杏花村(きょうかそん)』
http://blogs.yahoo.co.jp/hiiromm_m/21017973.html
http://blogs.yahoo.co.jp/hiiromm_m/21019083.html
黄色いカレーライス、あるいは五目炒飯と瓶ビールでもと思ったが、
ディープというかアーシー過ぎるというか、店に雰囲気とニオイに尻込む。
いや、ちょっと久々に怖じ気づいてしまう。
神戸市内に中央アジアのオアシス都市にありそうな中華食堂が忽然という感じなのです


で、日和って近くの台湾料理『梅春園』を選択しました。
弱虫です。
メニューは初志貫徹の五目炒飯、焼き豚と目玉焼きのせ。
美味しい、ビールのつまみになる。
でも1000円はちょっと高い。
こんなに高かったっけ?