今年も折り返し。
セカンド・ハーフが今日から始まる。
昨夜はエアコンを入れて室温を29度以下にしてからオフって眠る。
扇風機がタイマーで止まると暑くて起きてしまう。
シャラポワの試合を最後まで見ていたヒロは熟睡している。
とり残されたような気分で焦る。
よい睡眠をとって身体を休めることが夏の最優先事項だ。
6時台に起きる。
雨が降っている。
きのうの日記を書いて過ごす。
ヒロが起きてくる。
雨、もう止んでるよ、走らないの?
くどくど走らない理由を述べる僕。
また言い訳してますねえ、とヒロ。
悔しいので小雨でも走ると決意。
外へ出ると雨は止んでいた。
ヨットハーバーの岸壁に海鵜(うみう)が羽を休めていた。
1羽はご覧のように翼を広げたまま閉じようとしない。
風を浴びて濡れた翼を乾かせているのかな。
奴らの顔はかなり恐いぞ。
新しいマリーナの近くにある住宅街にもノウゼンカヅラが咲いていた。
庭のある家に住んだことはないが人は自分の庭に植える木をどんな基準で選ぶのだろう。
ヒロに聞くと、小手毬(こでまり)ははずせないと言う。
他には実の成る木、たとえばザクロ、が欲しいと言う。
僕はアカシアと沈丁花は欲しい。
海沿いの花壇にアガパンサスが咲いていました。
…午後から梅田に出る。
およそ一ヶ月ぶりセルジオに会う。
ブック・ファーストで本を3冊購入す。
すべてクオカードでまかなう。
佐野眞一『津波と原発』、せきしろ×又吉直樹『まさかジープで来るとは』
それと又吉がラジオで推薦していた西加奈子『炎上する君』
『まさか…』は自由律俳句の第2集。
立ち読みしながら何度か吹き出しそうになる。
イントロは良かった
十年前も老人
初対面の気がしないと言われても困る
サイレンが過ぎたら続きを話す
「で」という顔で待たれている
最後の手段を一つ前の人にやられた
何かを成し遂げた顔で始発を待っている
富士山が見えたら起こせと言う
普通の人間などいないと言うがたまにいる
肩を痛めて止めた者が多すぎる
ようは自慢話
エッセイのようなものも書いているがこれも秀逸。
我が耳を疑ってしまうことが多々ある。という一文で始まる。
小学生の時、ホームルームで合唱コンクールの指揮者を決めていた。
立候補者がいなかったので、皆で誰かを推薦することになった。
誰かが、「又吉君が良いと思います」と言うと、先生が間髪入れず、
「又吉君以外で」と言った。
我が耳を疑った。
恐ろしくて理由は聞けなかった。
又吉ワールド、何も感じないという人もいるのはわかるが、僕はハマりました。