2011/7/16 ブルースとフィービー

朝、気がつけばセミが遠くで鳴いている。
夙川公園の方向から聞こえてくる。
セミたちは梅雨明けを例年並みと判断してるようだ。


バラカン先生のラジオは先日亡くなったクラレンス・クレモンズの追悼特集。
『プロミスド・ランド』、初期の荒々しいEストリート・バンドが好きです。
ブルース・スプリングスティーンのアルバムで最初に買ったのがこれだった。 
Darkness on the Edge of Town/闇に吠える街

まだよく知らなかったブルース・スプリングスティーンという男のポートレート
ジャケット写真からも、音楽からも、工場労働者の街が匂い立つようなアルバム。
僕の育った街も自動車工場が集中した工業都市だった。
朝早くから出勤して、一日中油にまみれて働き、くたくたになって帰宅する人生。
愛憎交錯した思いでブルース・スプリングスティーンのシャウトを聞いていた。
ヒットした『明日なき暴走』より、この『闇に吠える街』に親近感を感じた。
「Badland」を聞く。このイントロ、ああ、これだこれ。
金沢の山畜というレコード屋で買ってきて、初めて針を落とした時の興奮を思い出す。
そして「The Proimised Land」、映画を見ているように工業都市のイメージが沸く。


  Blow away the dreams that tear you apart
  Blow away the dreams that break your heart
  Blow away the lies that leave you nothing but lost and brokenhearted


2分過ぎに入るクラレンス・クレモンズのブローを聞くと身体が熱くなる。


もう一人、最近亡くなったミュージシャンがいる。
シンガー&ソングライターにフォービー・スノウ。
松本龍復興相が辞任会見でフィービー・スノウとカズオ・イシグロの名を口にした。
僕もたまたまニュースで聞いていて驚いた。
でも、政治家のジョークによくあるように効果的な引用にはなってなかった。
そこんとこは残念だけど国会議員とアメリカのソングライターの組合わせは新鮮だった。
決して私を行かせないで、と松本氏が被災者への思いをこめ(?)、口にしたのがこの曲。
フィービー・スノウの「Never Letting Go」
涼しげなサウンドと淡々と歌うヴォーカルが夏向きかも。


僕にとってのフィービー・スノウはこの曲。
サンフランシスコ・ベイ・ブルース
この歌のイメージが強かったので彼女はずっとベイエリアのシンガーだと思っていた。
実際はニューヨーク出身のユダヤ人とアフリカンの混血なんですね。