今日はニュースデスク。
関西発は大阪国際女子マラソンの記者発表、野口みずきの出場会見のみ。
早めに送って、松屋町筋の「木下酒店」へ行く。
年末恒例『マッカラン友の会』の予約、マッカラン18年の仕入れをお願いする。
珍しく木下は立ち飲み客ゼロだった。
店主が「12月はこんな日も多いでっせ」という。
缶ビール1缶飲みながら大学ラグビーの展望を聞く。
店主曰く、関西王者の天理は下降気味、今は同志社がいいという。
もうすぐ高校ラグビーも始まる。
飲んでたら二次会の高齢者オヤジたちで混み始める。
朝に走らなかったので木下から大阪駅まで歩く。
途中、『よしむら』を覗くがカウンターは満席の様子。
天神橋の中ほどに人が集まっていた。
中之島がきらびやかなイルミネーションで彩られている。
『おおさか光のルネッサンス』か。
…映画監督の森田芳光が亡くなった。
このところ僕らに馴染みのある名前の人の訃報が続く。
一昨日はキム・ジョンイルが死んだ。
馴染みのある名前、ではある。
新聞に、『失楽園』の森田監督急死、とある。
『失楽園』の、は何だかピンと来ない。
僕にとっては『家族ゲーム』と『の・ようなもの』、初期の2作品がすべてだ。
(映画通にはアマチュア時代がベストという人もいるでしょう)
森田監督は30代前半で撮った作品だ。
『の・ようなもの』は1981年、僕は24歳。
『家族ゲーム』は1983年、26歳だった。
とりわけ『の・ようなもの』は大好きな映画だ。
確か「シネマ大好き」あたりで放送されたのを録画して何度も繰り返し見た記憶がある。
若手の落語家が主人公で、尾藤イサオや秋吉久美子がいい味を出してた。
主人公の栃木弁のモノローグが好きだった。
1970年代後半、僕が20代だった当時の街の雰囲気がそのまま映像に残っていて懐かしい。
オープニングとエンディングを尾藤イサオが歌っている。
懐かしくて、恥ずかしながら胸がきゅんとする。
http://www.youtube.com/watch?v=ZY06Bclhhq0
『家族ゲーム』どこの映画館で見ただろう。
けっこう笑える映画だった。
直接、森田監督の死とは関係ないが、映画関係をWEBで回覧していると、
2008年に50代で亡くなった市川準監督のWEBページを見つけた。
プライベートフィルム『buy a suit スーツを買う』という作品の予告を見る。
http://ichikawa-jun.com/sp/buy.html
僕は『会社物語』と『トキワ荘の青春』を見た。
どちらも好きな映画だった。