2012/1/26 ギプスの中がかゆいんだ

ギプスして6日が経つ。
自転車に乗れない。
着替えに時間がかかる。
キーボードのミスタッチを連発する。
トイレットペーパーをうまく畳めない。
かけないところが痒い。
不自由だ。
欲求不満になる。
貞操帯をされてる気分だ。
経験ないけど。
当たり前ですね。
来週には開放される予定。
これくらい我慢しなきゃ。
今日も甲子園まで一里の道のり、左肘を90度に曲げ腕を振って速歩で通院しました。


その途上の風景。
臨海地区の住宅地、奥に見えるのは阪神高速湾岸線。
何度も書くけど17年前の震災で落ちたアーチ橋です。


病院までPodcastを聴きながら歩く。
『キラ☆キラ』のゲストが笑い飯の哲夫だった。
彼もピース又吉と同じく吉本の文芸派であるらしく般若心経の新訳本などを出している。
今回、新たに『花びらに寄る性記』という官能エロ小説を書いたのだという。

花びらに寄る性記 (ヨシモトブックス)

花びらに寄る性記 (ヨシモトブックス)

AVやインターネットの普及により青少年のイマジネーションが低下して久しい。
思えば昭和の時代、制限された乏しい資源を最大限に活用するために、
あるいは無から有を生み出すべく、僕らは妄想という超能力を独自に進化させていった。
それは貧しい時代の錬金術だった。


小学生のころ、それが性的な衝動とは思っても見なかったが、
可哀想な女の子が主人公の物語を寝床で夢想していた記憶がある。
病気、貧乏、虐待、いじめ、美しい少女に次々と不幸な出来事が襲う。 
小学生のことだからその物語に性的な行為は全く出てこない。
にもかかわらず自分の中でその種のカタルシスを得ていたのだ。
あれはSM趣味的な快感だったのかも、と今にして思う。
妄想という超能力は20代、30代と年齢を重ねるごとに失われていった。
そんなことを考えながら歩いていると30分で病院に着いたのだった。


…3連投デスク2日目。
春季キャンプ取材の打合せと壮行宴会がある。
てっちゃん鍋をアルコール抜きで耐える。
ことしは残念ながら沖縄へ行く予定はない。
去年は那覇に3泊した。
自腹で行くなら3月か4月、若夏の季節がいいなあ。


Number最新号を駅のコンビニで買う。
GMの特集、横浜DeNAの高田GMの記事を眼鏡堂氏が書いている。
面白い。
読み始めたらとまらずホームに立ったまま読み終える。
工藤との監督就任の交渉が決裂したのがわかる気がした。
実績ある大投手と高田GMの集団指導形の育成方針が合わなかったのだろう。
眼鏡堂のGMネタはいつも読ませる。
書き手の理解度が高いのだろう。
エッセンスをうまくまとめて話してくれる。
感激屋だが実はロジックを得意とする書き手なのかもしれない。
感情的な熱い文章が必ずしも読み手の心を動かすとは限らない。
読者との温度差が生じ逆に冷めていくことが多い。
論理的だからといって読み手の心を動かさないということはないのだ。
http://number.bunshun.jp/category/backnumber/number


読み始めたばかり中村安希『Be フラット』にも同じことが言える。
彼女のクールな文章表現は僕の背筋に戦慄を走らせる。