ぷよねこ減量日記 2009/5-2016/1

旧ぷよねこ減量日記です。2016年1月に新旧交代してます。

2012/2/15 だってみんなもそう言ってるし

寝坊して、朝がゆを食べて、昼に『カーネーション』を見て、
プールへ行き、夜は自宅で『う』の一日。
一日遅れでヒロから花のプレゼントをもらった。
黄緑色のカーネーション!



…寝坊したので今日はお昼の『カーネーション』を見る。
店はお休みなのだろうか。のんびりした小原家の昼下がり、
三女の聡子が正座して縫い物をする母の膝に足を上げて寝転んでいる。
なにしてんの?
僕がつぶやくとヒロが懐かしそうに言う。
「ああ、ああいうこと私もお母さんにしてたわ、そやそや、あんなんしてた」
あれ甘えてんねんで、とのこと。
『カーネーション』というドラマにヒロの追憶センサーがたびたび反応する。
ちょっと前にあったシーンもそう。
糸子が優子のほっぺをつまんで「今言うたんはこの口か」っていう場面。
大阪の庶民の日常の所作や会話が散りばめられてるのだ。
あの小林薫が糸子をシバキ倒すたびに、お父さん、あんなんやったで、と言う。
理屈なんか通らへん、機嫌が悪かったらシバかれんねんで、と。
風呂上がり、寝床でじゃれる姉妹のシーンにも反応。
ヒロは二人姉妹の妹なのだ。


末っ子の聡子、安田美沙子がノーメイクで幼い。
もうすぐ三十路なのにドラマでは高校生。
ちょっとアホっぽくてゆるいしゃべりが実際のコシノミチコっぽいのだ。
先日、NHKのアーカイブに三姉妹が出演していた。
丁々発止のヒロコとジュンコに対し何とも頼りないミチコ・ロンドンなのだった。
「うちはお母ちゃんが何よりも怖かったです」
当のお母ちゃん(小篠綾子)もその番組に出てた。
「ミチコにはそんな厳しくした憶えはないんですけどねえ」
ミチコのアホっぽい話し方を聞いてテコンドーの岡本依子を思い出した。
安田美沙子の泉州弁は京都っぽくてはんなりしてるけどミチコ役なら有りかも。
あのニコニコしてるだけのミチコがいつミチコ・ロンドンに覚醒したのだろう。
ドラマでどう描くのか楽しみだ。


しかし、どう見ても糸子(尾野真千子)が三姉妹のお母ちゃんには見えない。
生涯を演じる朝ドラではよくあることなのだけど今回は居直ってるような。
そんな老けメイクでもないし。
実年齢だとほぼ同期会。
尾野真千子30、新山千春31、川崎亜沙美27、安田美沙子29。
ひいおばあちゃんになる麻生祐未は48歳だ。


『カーネーション』はたぶん女性の方が深読みが出来てると思う。
新しいファッショントレンドが理解できず、否定したい糸子。
hatenaダイアリー「Kirikoのさすらい日記」はこう見てます。
「だってみんなそう言ってる」 http://d.hatena.ne.jp/Kirico/20120214/1329221119


   糸子は周囲の人に「あれどう思う?」と聞きます。すると、みんなも同意見。
   あぁ、やっぱりそうだ、よかった、そうだよね、
   あんな若造が作ったようなもの、だめに決まってる、
   と思って仕事を進めて・・・結果、大失敗。


自分と似たような人の意見だけを聴いて、自分の意見を正当化する。
ああ、これあるあるだ、と思った。
特にトシとってくると取り残されてるんじゃないかって不安だもんな。
自戒をこめて。


…朝、ヒロが捨てる缶や瓶を袋に入れていて膝をぶつけた。
悪かった左膝、強くぶつけたわけじゃないが角度が悪かったのだとか。
せっかく数年かけて痛みがなくなってきたのに。
長引かないことを祈る。
ああ、いつもこんなんなんですよね。
どっかが良くなるとどっかが悪くなる。
内田樹も書いていた。
50代過ぎての病気は身体のシステム全体の失調なのだ。
これには抗えない。


…夕方、芦屋海浜公園プールへ行く。
5時半くらいから6時半くらいは空いているんだよね。
帰宅して『う』を食べる。
熱々の炊きたてご飯にスーパーで買ってきた国産『う』の蒲焼きをのせる。
ヒロは『う』は苦手なので朝の残り物で食べている。
『う』の〆はもちろん『う』な茶漬けである。


もちろんラズウェル細木『う』の影響。


夜、溜池山王の酒宴より電話入る。
なにやら盛り上がってる様子。
ハーフマラソンを1時間50分で走った編成マンM、さそかし絶好調だろうな。
眼鏡堂氏より、僕はランナーで言えば余力あるのに突っ込めないタイプだとか。
あったりー!
勇気がないのよ。
でも駅伝(人生でも駅伝っぽいケース)では突っ込んでしまうんですよ。
そいで失敗も多かったんですよ。
いや、ホンマにね。