2012/3/2 木の葉のように旅をしています。

録画してもらったNHKBSプレミアムの『旅のチカラ』を観る。
オノといえば今や小原糸子ことオノマチだがオノリサも好きです。。
番組は小野リサがかつてのブラジルの宗主国ポルトガルを訪ねるというもの。
NHKのオフィシャルページによると次のような内容。
http://amass.jp/2112


   ブラジル音楽・ボサノバの第一人者、小野リサさん。
   ブラジル生まれで、10歳の時、父の仕事の都合で日本に来た。
   ブラジルへの郷愁から、ブラジルのレコードを聴き続けたことが、
   歌手になる原点だった。
   訪ねたのは、ブラジル文化のルーツの地ともいえるポルトガル
   感情を表に出さないで歌うボサノバとは対照的に、
   感情をあらわにして歌うファドを愛する国。
   ポルトガルでファドの魂に触れ、自らもファドに挑む。


ファドと言えば国民的歌手アマリア・ロドリゲス
小野リサは彼女の代表的な曲『かもめ』に挑戦する。
本場リスボンではどこの酒場でもファドは歌われている。
マイクやアンプなどの拡声装置は使わない。
小野リサポルトガルで人気の若手男性歌手リカルドさんがファドの歌い方を教える。
ボサノヴァと正反対の情感こめた熱く哀しい歌。
加えて「かもめ」は難しい歌だ。
囁くように歌う彼女は苦戦する。


ファドとはこんな音楽。
ポルトガル語で「運命」の意味。
英語ならfateだろうか。
アマリア・ロドリゲスの「暗いはしけ」
僕はこの歌を五木寛之の小説で知った。
    


リスボンの街が魅力的だ。
番組を見ながら異国への旅の憧れがむくむくと沸き上がってくる。
2007年のウェールズフィンランド以来何処へも行ってない。
4年のブランクは初めてじゃないだろうか。
10年有効のパスポートも2014年には失効する。


旅に憧れる。
英語も通じないような国を旅したい。
街に書いてある言葉もちんぷんかんぷん。
不思議な文字、飲んだことのない酒精、聞いたことのない音色の楽器。
そんな異国を限られた予算で2週間くらい旅するのだ。
たぶんデコボコ道を自転車で走るような旅になるだろうけど、 
きっと楽しいにちがいない。 
限られた予算、という条件は今の僕にとっては必然だが、楽しむための必要条件でもある。
酒友のA部さんは学生時代に中南米を僕よりハードな旅をしている。
でも、もうその手の旅はしたくはないと言う。
このトシになっても僕はいまだ憧れる。
出来るならドミトリーのような安宿に泊まりたい。
困ったもんだ。
きっと、いつまでもモラトリアムなのだ。
いまだに、「で、いつになったら就職するの?」と責められる夢を見る。
退職する年齢だというのに。


霧の中の風景』というギリシャ映画に姉と旅する5歳の男の子のモノローグがある。
幼くして異国への旅の魅力を十二分に表現している。


   木の葉のように、旅をしてます。
   世界は不思議です。
   鞄や、凍てついた駅や、わからない言葉と身振り。
   恐ろしい夜。
   でも、楽しい旅です。
   まだまだ続きます

             (テオ・アンゲロプロス霧の中の風景』より)


思えば、英語もほとんど通じない国を一人で旅したのはいつが最後だったろうか。


オノリサさんと旅への憧れをこめて2ショットにしてみました。
小野リサリスボン2012、ぷよねこ@ジェノバ1993
ミネーロとイタリアを鉄道で2週間の男二人旅、35歳でした。
    


去年出た『Asia 』というアルバムがいい。

ASIA

ASIA

「夜来香」は大好きな曲です。
他にも「ブンガワンソロ」「ラサ・サヤン」「アリラン」などアジア各国の定番ソングをささやくように歌う。