2012/3/18 「3月11日のマーラー」

激しく寝坊、また雨の朝。
今日は仕事、ちゃんと起きなきゃ。


今月10日に放送されたNHK『3月11日のマーラー』を観た。
あの夜、東京墨田区のすみだトリニティホールでクラシックの演奏会が開かれた。
ダニエル・ハーディング新日本フィルハーモニー管弦楽団を指揮した。
曲は70分に渡る大作、マーラー交響曲第5番だった。
ドラマはここにもあった。
    


重複するがWEBページの番組の紹介。


  2011年3月11日、多くの音楽会が中止される中、新日本フィル定期演奏会は決行された。
  演奏されたのは、マーラー交響曲第5番。世界的な指揮者ハーディングがタクトを振った。
  葬送行進曲に始まり、壮大なフィナーレに至る70分の演奏会。
  悲しみ・祈り・希望・深い感情が込められ結晶となり、94人のオーケストラ、105人の観客、誰もが忘れられないものとなった。
  残された記録映像をもとに、奇跡の夜を再現する。
                          (NHKオンデマンドの解説より)
                           https://www.nhk-ondemand.jp/goods/G2012036370SC000/



オンデマンドの見逃し番組のメニューに載っていたので何気なく見始めたら止まらなくなった。
あの日の東京で、どのような経緯で、マーラーが演奏されることになったか。
「あれは特別な時間だった」と演奏者も観客も証言する。
事務局の固定カメラがあの日のマーラーの一部始終をとらえていた。
安全が確保され一人でも観客がいるなら、と開催を決断した事務局。
リハーサルでは最初に出した音に楽団員の精神状況が如実に表われていた。
不安を隠せないコンサートマスター
その中、主席ホルン奏者が一人集中していた。
マーラー5番の冒頭はホルンの独奏から始まるのだ。
電車が止まり新橋から墨田区まで走ってきたのはもう一人の若きホルン奏者。
彼の実家は岩手県大槌町、そのとき彼は津波のことを知らなかった。
年金生活者で年8回の定期演奏会を唯一の楽しみにして生きている老女は、
トリニティホールへの6キロあまりの道のりを歩き始めた。
墨田区のマンションに住む60代の女性は開催を知ってホールに来た。
が、その時点で観客が自分一人であることに戸惑いを隠せない。
結局、演奏者94人、観客105人で始まったコンサート。
マーラー5番の第一楽章から終章までを番組は克明にトレースする。


イギリス出身のダニエル・ハーディング
ホールへ向かうタクシーの中で生まれて初めての地震を経験した。
36歳の若き指揮者はこう語った。


あの夜のマーラーは奇跡だった。
シンフォニー5番の第一楽章はなんと葬送行進曲。
ホルンの独奏から始まる。


悲しみは楽章が進むにつれゆっくりと癒えてくる。
舞曲の第3楽章、そして、この世のものとは思えないほどの美しい第4楽章が始まる。
アダージェット、ヴィスコンティの映画『ベニスに死す』でテーマ曲として使われた名曲。


いいものを観た。



…会社へ行く前にモンベルへ寄る。
ヒロに買っていった登山用のTシャツのサイズ交換。(S→XS)
成城石井でラヴァッツアの珈琲豆が2袋パックで安かったので購入。
京橋の紀伊国屋ちくま文庫2冊、雑誌1冊買う。
井上理津子『旅情酒場をゆく』と西加奈子『この話、続けてもいいですか?』
雑誌は『大阪人 行こう 大阪の名所 いま・むかし 』
西加奈子は短編小悦は合わなかったが雑誌『大阪人』のエッセイを読んで爆笑。
どうしても読んでみたくなった。


ヒロのTシャツは雪男のプリント。
てんが怯えてます。


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《BACK TO 2011》
2011/3/18 仮名手本忠臣蔵@尼崎  http://d.hatena.ne.jp/shioshiohida/20110319/1300498069
尼崎で文楽の地方公演へ行った。
つるっ禿げの千歳大夫が「勘平腹切り」を語る。
汗びっしょりの熱演に拍手。
感想を何も書いていない。
この日、会場で初めて募金したことが記憶にある。
震災から一週間が経つ。