2012/6/2 No Sports No Life

BS世界のドキュメンタリーのNo Sports No Lifeシリーズ『パラリンピックをめざして 驚異の身体能力』を見た。
イギリスのチャンネル4で放送された2010年の作品、原題は「Inside Incredible Athletes」
http://www.nhk.or.jp/wdoc/backnumber/detail/120529.html


冒頭、圧巻のオープニング映像。
これにはぶったまげた。
ロンドンの裏町に拳銃を持った紳士が現れる。
(先日見た映画「裏切りのサーカス」を思い出した)
息を飲む緊張感。
銃声とともに美しい獣のような義足のアスリートが二人、街へ解き放たれる。
地下鉄の駅、タワーブリッジ、トラファルガー広場、ハイドパークらしき緑の公園を駆け抜けていく。
アスリートは役者ではない。
本編のドキュメンタリーフィルムに登場する本物のパラリンピックアスリートだ。
こんなんあり?

   


You-Tube でそのプレ・タイトル・シークエンスの映像を見つけた。
http://www.youtube.com/watch?v=5d7zH-9-6oM
        



北京パラリンピック競泳平泳ぎの金メダリスト Liz Johonson 、彼女のエピソードに鳥肌が立った。
人間ってどこまですごいんだ。
リズ・ジョンソンは右半身を動かす左の脳を損傷している。
水泳を続けるうちに彼女の脳が驚異の進化(!)を遂げた。
本来なら左半身だけをコントロールする右脳が右をも同時に動かしていたのだ。
その能力が左右同じ動きをする泳法(平泳ぎ)を可能にした。
加えて可憐なルックス、チャーミングな話し方。
ファンになったのでWEBでイギリスの記事をチェック、Twitter で@lizjohnson_gbをフォローする。
   


水中を自由に泳ぐ彼女だが陸に上がると右半身はほとんど自由がきかない。
http://www.youtube.com/watch?v=83hEGjWzijc
       
      

もうひとり、驚異の能力に戦慄を覚えた。
ブラインドサッカー視覚障害者)の選手、David Clarke だ。
先天性の緑内障で生まれつき闇の世界、しかし、それは僕らの大きな誤認だった。
       


番組で健常者とサッカーをするシーンがある。
クラークは空いているスペースにパスを通す。
目線とはまったく違う方向にも自在にパスを出す。
ヒールパスで相手を欺く。
相手デフェンダーに触れずにドリブルでかわしてシュートを打つ。
え?


ケンブリッジ大学の研究者がクラークの脳を分析した。
脳の聴覚を司る神経が活発に動き出すと同時に視覚神経が反応を始める。
本来は使っていないはずの領域だ。
健常者がモノを見るときと同じ反応。
これはどういうことか。
クラークは見えているのだ。
そういえば長谷川きよしがSONGSで語っていたことを思い出した。
「みなさんは僕が暗闇の世界にいると思ってるでしょうけど違うんです。風景は見えているんですよ」


他にも馬場馬術の世界王者を紹介する。
彼はホモセクシュアルであることを隠さない。
ユーモラスなコメントが笑わせる。
馬とクラシックバレエの共演なんて映像もあってこれも一見の価値がある。
ウィルチェアラグビー(車椅子)、陸上のスプリンターらが登場。
久々に興奮して見たドキュメンタリーだった。
とにかく映像がスタイリッシュ。
カッコ良すぎてパクりたくてもパクれない。
浮いちゃうでしょ。


オンデマンドで見られます。
http://www.nhk-ondemand.jp/goods/G2012038816SC000/?


…午前中はトレーニング、午後からニュースデスク。
例によって3連投、帰宅も毎日深夜になる。
本日はオリックス・巨人の交流戦のニュースのみ。
長居ではパラリンピックジャパンカップ開催中、
キンチョーでは関西大学サッカー決勝、関西大が大体大を下す。
夕方、大阪市内はバケツをひっくり返したような雨。
広島から姪のミカがばあばあの見舞いに来る。
今日はうちでお泊まり。