白状すれば仕事を受けてしまったことを少し後悔している。
でも、こういうことはこれまでだってよくあったのだ、と思い直す。
経験を重ねて、先が見えてしまうから臆病になっているのだ。
そう思うことにしよう。
ベテラン気象キャスターに倉嶋厚さんの本にこんな一節がある。
わたし(倉橋)は十代の終わりに、ひどい神経症にかかった。
父は、お前の心配事を縦に並べてみろ、と言った。
紙の上に一本の時間軸を引き、一番近い心配事から順に、遠い心配事を書いていく。
「今のおまえは横に並んだ敵に攻めたてられて、なにもしないでおびえているだけだ。
縦に並べれば、当面は一人だ。それと闘って、また次の相手と闘う。
闘い続けておまえが敗れたとしても、それは仕方がないじゃないか」
そうだね。
問題点を縦に並べる、か。
二つ、三つを同時に解決しようとすると無理がきて、眠れなくなる。
仕事は勝ち抜き戦、負けたら敗者復活戦、すべて一対一と考えればいい。
わかったふうに書いたがこういう問題ではないのだと気づく。
単に仕事量がオーバーフロウしているだけじゃないか。
今夜行きたかったライブがあった。
中村まり&ロンサム・ストリングス@福島 シャングリラ
いそいそとチケットを買って楽しみにしてたのに…(涙)。
もしかして仕事がスムースに進めば行けるかも、なんて夢を見てしまった。
セルジオに譲ろうかと思ったが、いま彼も母上の看病でライブどころじゃないだろう。
うまくいかないものだねえ。