67回の歴史を誇るロードレース、丸亀国際ハーフマラソンに出場した。
招待選手らエリートランナーも多数出場する大会でコースは折り返し、
キロ3分以下で疾走するランナーたちとすれ違う。
トップは風を裂くように走るオーストラリアの長身ランナー、
目測で50メートルほど離れてケニア人ランナーと宇賀地らが続く。
おお、胸にNの文字はベンジャミン、そしてプルシャンブルー山学のオムワンバ。
風圧を感じた。
胸にMの文字をつけた明治大学の選手が3人集団となってあとを追う。
Wの文字、エンジのランニングもすぐ後を追う。
箱根やニューイヤーの中継で見慣れたユニフォーム。
びわ湖大学駅伝で取材したことのある選手ともすれ違う。
大塚製薬の三岡(京都産業大)、カネボウの森田(立命館)
そして、Rを胸につけた立命館の選手たち。
とにかく、彼らシュトルム(疾風)でした。
今回から所属「ぷよねこ走友会」として登録しました。
もちろん会員は僕一人です。
目標は2時間10分、キロ6分10秒のペースなら達成出来るのすが、
結果は2時間16分(ネット)でした。
残り3キロのところで1時間50分だったので“行ける!”と思ったのに突然足が重くなった。
おまけに足の裏に靴ずれが…。
例の言葉を頭の中で繰り返す。
でも、苦しみは自分次第だ。
あるとき、そんな言葉を覚えた。
そして、長距離レースを走るたびに、
頭の中でその文句を繰り返すようになった。
きついのは当たり前、
でも、それをどんな風に苦しむかは自分で選びとれる。
Suffering is opitional
へこたれるもへこたれないもこちら次第。
苦しいというのは、つまり、
僕らがオプションを手にしているということなのだ。
村上春樹「走ることについて僕が語ること」
でも、前回10月の和歌山より40分以上縮めた。
自己ベストにはまったく届かないけど。
ロードレースのいいところは全員がレギュラー。
補欠はいない。
敵は自分自身。
“へこたれるもへこたれないもこちら次第”なのだ。