ぷよねこ減量日記 2009/5-2016/1

旧ぷよねこ減量日記です。2016年1月に新旧交代してます。

2013/3/25 燗春

暖冬や冷夏はあっても寒春なんて言葉はないと思うが…。
お燗した酒がまだ美味しい寒さだから寒い春というよりお燗の春、燗春かもしれない。
そこまで来てた春が足踏みして前に進まない。
日差しは確かに春めいているのに空気は冷たいままだ。
今日も朝は走らず。
走ったら確実に気持ちいいのはわかっているのに一歩が踏み出せない。
誰か背中を押して欲しい、なんちゃって。


    もう春です 古いものは捨てましょう 
    頭を抱えて悩む時期は過ぎた 
    どう転ぼうとも あとへは戻れない

               
                   斉藤哲夫「もう春です」 
                   http://www.youtube.com/watch?v=I4cSbYOroBs


なんて歌がありました。
「吉祥寺」って歌が好きです。
この歌の世界にしばし暮らしてみたい。
静けさの中でよみがえる感傷がこの歌にある。
初めて住む町で新しい生活が始まったころの風景がまぶたに甦る。
金沢の長町、神戸の阪急六甲、西宮の香櫨園。
You-Tube で斉藤哲夫がステージで歌っている映像を見つけた。
http://www.youtube.com/watch?v=XsqRNbClZrU


…雨天用フィラーのナレーションを書く。
4種類あって少しずつ中身が違うのでけっこう手間がかかる。
若い頃から集中力がないが歳をとってなおさら散漫になってきた。
気合いを入れてやれば2時間で終わる作業が3倍くらいかかる。


…そうだ!
今日は大阪城を走ろう。
そう思いついてランニング用のウエアを持って出る。
眼鏡堂一家が関西へ遠征に来ていて観劇終わりで飲む約束をしたのだ。
外周を7キロほど走るか。
と意気込んでランステの大阪城温泉へ行くと…。

   


とぼとぼと局へ戻る。
ならば、と世界女子カーリング選手権の録画を見る。
スエーデンとスコットランドの決勝。
両チームともかなり難易度の高いショットを決めるのだが実力が拮抗して大差が開かない。
決定打が相撃ちの用に相殺されてしまうのだ。
こうなると10エンドへ向けてどちらが逃げ切るかの勝負。
わずかなショットの精度の差でスコットランドが戴冠。
ミュアヘッドがアイスの上で仰向けになって両手を挙げた。
    


それにしてもカーリング歴18年で22歳かあ。
日本のスキップ藤澤五月ちゃんはカーリング歴16年で21歳。
つまりは5歳くらいからカーリングが出来る環境にあったといことか。
そして、そうでないと世界トップレベルの競技者にはなれないのか。


…21時半過ぎから眼鏡堂夫妻と吞み。
二人とも驚くほど薄着だ。
東京は桜が散り始めているとか。
もう少しあとに来れば桜を二度楽しめたのに。


吞み場はバリバリの大衆酒場「徳田酒店」
サッポロラガー瓶ビールに大造り盛り合わせハーフ、レバカツ、ハムカツ、ほうれん草おひたし、里芋の唐揚げ、などなど。
眼鏡堂奥様曰く、門前仲町にある居酒屋の雰囲気がある、とのこと。
でしょ?
以前からこの店は東京の江東区あたりにある古豪の雰囲気があると思っていたのだ。


日本酒は伏見の「天王山 純米」の冷えたのを飲む。
眼鏡堂氏が燗酒を所望、この天王山を燗して、と店の兄ちゃんに頼む。
兄ちゃん「ああ、これは純米なんで燗しない方がいいですよ」とのこと。
???
純米は燗しない方がいい?
あえて反論せずに僕は言った。
「でも、燗で飲みたいな。燗してください。」
燗してもらう。


燗したら一段と旨くなった。
兄ちゃんは日本酒を飲まないのだろうか。


   酒は純米 燗ならなお良し    上原浩


でしょ?