ぷよねこ減量日記 2009/5-2016/1

旧ぷよねこ減量日記です。2016年1月に新旧交代してます。

2013/6/16 苦労を観賞する愉しみ

マンションの大規模修理が3ヶ月目に入る。
洗濯ものが干せない。
ベランダに出られない。
蒸し暑いのに窓が開けられない。
いろんな制約が多くて困る。
何も作業して無い日も多いのに…。
一番の問題はヒロの機嫌が悪くなることだ。
早く終わってくれ。


午前中にプチ筋トレ。
日曜の朝は混んでるけど出来ないことはない。
レッグプレス15×3セット、呼び名は忘れたけど背中のウエイト15×3セット、
同じく呼び名は忘れたけど背筋系を2セット、ペクトラルという大胸筋系を2セット、スクワット系のランジを左右2セット。
これくらいで30分くらいは要する。
筋トレ終わりでプールで20分くらい泳ぐ。
短くてもいいから水につかりたい季節。
風呂上がりで体脂肪を測ると20〜21%くらい。
簡単には減らない。


…日曜もニュースデスク。
楽天-阪神@仙台の先発マウンドは田中と藤浪。
今朝、たまたま昔の日記を読んでいてマーくんのプロ初先発の観戦記に出会った。
6年前、2007年3月29日のソフトバンク戦。
当時の監督はノムさん、キャッチャーは藤井、ソフトバンクの監督は王さんだった。
そうか、こんなだったな、と思い出す。
比べて藤浪は順調すぎるのかな、とも。
日記をコピペします。
ちょっと長いけど。


   テレビで高校野球を観る。
   帝京と市川は序盤からドタバタした展開。
   甲子園は自転車で15分なので久しぶりに見に行こうかな。


   野球と言えば、夕食時にBS1ソフトバンクvs楽天を観る。
   田中将大がプロ初先発で注目の試合です。


   結果は2回で6失点ノックアウトで降板。
   ソフトバンク打線はデビュー戦にしては重荷だったか。
   でも、プロならそんなことを言ってられない。
   田中は 川崎に殺された、という感じだった。
   2回スコアリングポジションにランナーを出して川崎、
   球数を投げさせられ、決め球のスライダーをカットされる。
   もう投げる球がなくなった田中、
   フォークボールはそれほどコントロールがない。
   ストレートしかない状況に投手が追い込まれる。
   キャッチャー藤井のサインに首を振る田中、
   ああ、ストレートだな とド素人の僕でもわかった。
   高めのストレート、川崎はライト前ヒット。
   続く3番多村、初球にいきなり川崎が盗塁!
   田中はノーケアー、楽々とセーフ。
   そして多村にストレートを長打される。
   さあ、松中だ というところでノムさんが諦めた。


   でも、田中の目が何とも言えずにいいのだ。
   世を拗ねたような目、誰も信じないような目がいい。
   パリーグに行って良かったなあ、と思う。
   マウンド上で“ひねくれて星を睨んだ”(タイガーマスク)ような目がいい。
   ベンチで涙をこらえている、が 涙がこぼれる。
   タオルで汗を拭くふりをして涙を拭いている。
   そのライブ映像はなかなか強い。


   


   BS1の中継で良かった と思った。
   おや、田中が泣いていますね なんて野暮な実況はなかった。
   地上波民放で大げさな実況やタレントの解説なんて聞きたくない。
   たぶん、耳をふさぎたくなるような馬鹿なことを言いそうだ。
   スポーツファンの90%はこの中継でいいと思っているのにね。
   どんな力学がそれほど熱意がなさそうに見えるジャニーズを出演させるのだろう。


   おお、ベンチで田中がノムさんの隣に坐っているぞ。
   何かぶつぶつと呟いている。
   田中が顔を近づけて話を聞こうとしている。
   18歳と72歳、いい2ショットだ。
   「あんな見え見えのストレート、打たれるべくして打たれたんだ。
   自分だけのために野球やってるんじゃないんだ。
   ピッチャーのプライドなんてつまらんもんだ。」
   なんて言ってるんだろうか。
   ま、僕が想像できるようなことは言ってないでしょうね。


                  (「ぷよねこ減量日記2007」2007/3/29 より)



今日の楽天阪神、終わってみれば田中のシャットアウト勝利。
6年前にベンチで泣きべそをかいていた男の成長の証。
不敵な面構え、堂々のマウンドでした。
藤浪は3失点で降板。


若者が成長するのを目の当たりにする。
成長を見るのは嬉しい、なーんてキレイ事は言わない。
僕は親でも指導者でもない。
若い奴が苦労してるのを見ることは、もう若くない僕ら世代の癒しでもある。
おお、悔しいなあ。
がんばれよ〜!
オレもそうだったよ(ホントか?)
無責任にそう思う。
理不尽に苦労したり挫折したりしてるのを見る快感は駅伝や高校野球を見る愉しみに通じる。
ちょっと意地悪だけど人間にはそういうとこがあるのさ。
藤浪は彼の流儀があるのだろうけど優等生に見えてしまう。
野茂、イチローの時代からダルビッシュ、田中、中田翔パリーグには個性的でやんちゃな選手を大きく育てる土壌があるように思う。


9時過ぎに終業。
A木らとコンビニビールして帰宅。
明日は大阪を走ろうかな。