あまちゃんに 3.11 が来てしまった。
テレビの前の視聴者はそれぞれのあの日がよみがえったに違いない。
このドラマの凄いとこは本気でアキちゃんの北三陸のことを、小野寺ちゃんの仙台のことを心配してしまうところだ。
トンネルにいたら危ないんじゃないの?
ヒロは言う。
いや、トンネルの方が安全かも、大きな車体が引き波にもっていかれることはないだろ、と僕。
このトンネル、高いとこにあるのかな?
車で走った時、あのあたりの線路ってたいがい山ん中走ってたよね。きっと高台だよ。
(車内の映像、画面に16:30 と時刻が出る)
もう、津波の大きいのは過ぎた時間だよ。大丈夫じゃないかな。
よかったあ、ユイちゃんが旅立つときに思わせぶりなナレーションだったから死んじゃうと思った。
津波被害をジオラマで表現する手法。
北鉄の駅構内に展示してあったジオラマはこの演出のために周到に用意されたものだったのか。
アキちゃんが、水口が、GMTのメンバーが見いるテレビの画面をドラマはあえて映さない。
彼らが何を見ているか、視聴者の誰もが知っているからだ。
でも、ヒロがこんなにドラマの世界と一体化したのは『龍馬伝』の寺田屋遭難の時以来だ。
http://d.hatena.ne.jp/shioshiohida/20100909/1284005357
これ今読んでもけっこう笑えます。
…また、見に行ってしまった。
映画を劇場で二度見たのは、実は同じ宮崎駿監督の『千と千尋の神隠し』以来だった。
そのときはある事情があったので今回とは違う。
二度目は格別でした。
最初に見た時には見えなかったものがじんじんとしみこんできました。
実にていねいに計算されてカットを重ねているのがわかる。
風が吹く、それだけのシーンに惜しみなく手間をかけているのを改めて確認する。
Le vent se lève, il faut tenter de vivre.
そうか、二郎と菜穂子が列車のデッキで最初に出会ったとき、二人は表題のあの詩をフランス語で暗唱したのか。
半藤一利との対談で宮崎監督が言ってた「二郎は海軍のいうことなんか聞いてなかった」は、映画の中でそのままのシーンとして挿入されていたのか。
堀越二郎が海軍の軍人との会議に出席する。
軍人たちの発言は言葉にならないノイズとして表現されている。
上司の黒川が言う。
「おまえ聞いてなかっただろ?」
「はい」
二郎は答える。
意図したわけではなかったがTOHOシネマズ梅田の大きなスクリーンで見た。
冒頭に描かれる日本の田園風景がこの上なく美しい。
隅田川を渡る一銭蒸気の描写、そこに流れるロシア民謡のような旋律が美しい。
軽井沢の緑の丘に吹く風が涼しげで、かつ哀しい。
荒井由実の声に魂がこめられる。
♪ 今はわからない 他の人にはわからない あまりにも若すぎたと ただ思うだけ けれど しあわせ
批評なんて書かない。
僕は避暑地の愉悦に、ただ浸りにいったのです。
最初に見た日の日記にまだ感想をアップしていない。
きっと書くぞ、いつか書くぞ。
…秋雨前線が停滞している。
夜、ジムで筋トレする予定だったが独酌してしまった。
新梅田食道街。
デジカメの絵画調(アニメ)モードはこういう猥雑な街に合う。
A部老師がきのう独酌していた立ち吞み『初音』で飲む。
ビール、お酒、焼酎、ハイボール、チューハイがずべて300円均一。
おでん2種で300円、串カツ2種で300円、料金はすべて300の倍数です。
ALL DAY COFFEE で豆を買い帰宅。
埼玉と千葉で竜巻の被害があったようだ。