ジョルジュ・バタイユという作家に『青空』 " Le Bleu du ciel " という小説がある。
もちろん読んだことはない。
学生時代に題名だけを憶えて30年以上が過ぎていった。
ポール・ニザンという作家に『アデン・アラビア』という小説がある。
もちろん読んだことはない。
書き出しだけを憶えて30年以上が過ぎた。
気持ちのいい朝、青い空、青い海、緑の山、乾いた空気。
こんな日にデスク勤務が続くなんて自分の不運を嘆く。
本気で悲しい。
せめて海沿いを走ることにする。
中島らも「ロカ」を読み始める。
前にらもさんの小説を読んだのはいつだったか?なんだったか?
どれも不思議に魅力ある小説だった、という記憶しかない。
「ガダラの豚」「今夜すべてのバーで」「水に似た感情」「永遠も半ばを過ぎて」
面白かったという記憶だけがあって内容は何も残っていない。
もう一度読んでも面白いんじゃないかな。
中島らもが死んだのは2004年だという。
10年以上前なのか…。
この年の夏は僕も高血糖で死にかけた。
そういえば、らもさんが死んだのは5月くらいではなかったか。
そんなことはかすかに憶えている。
実際に亡くなったのは2004年7月でした。享年52、いまの僕よりずっと若い。
- 作者: 中島らも
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2014/07/15
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最近は読んだ先から忘れていく。
中島らもに限らず何も残っていない。
傑作だと記憶している本を再読していったら確実に楽しめる。
大好きな冒険小説を読もう。
「山猫の夏」「男たちは北へ」「遙かなる虎跡」「ダックコール」「狼は眠らない」「探偵はバーにいる」
確実に面白い、けどストーリーを忘れている本を片っ端から読み直せば楽しいに違いない。
余生をそんなふうに過ごすことだって出来る。
でも、それはあまりに淋しいよね。
なんども書くが脳のメモリーの容量がいっぱいなのだ。
もともと小さな容量しかない。
消去するのも追いつかない。
僕の頭の中は雲ひとつ無い青空みたいだ。
なるようになれ、だ。
…ニュースデスク2日目を終えて帰宅。
憎んでるわけじゃないけど家に嫁がいないと嬉しい。
申し訳ないけど開放感と幸福感に満たされる。
(広島の義姉のとこへ3泊4日)
冷蔵庫を漁って好きなモノばかりでジャンクな料理作ったり、
コンビニで身体に悪そうなものを買ってきて食べよう。
楽しみにしてたのに帰ると冷蔵庫には卵焼きや麻婆豆腐とご飯、
大きな鍋には野菜たっぷりのカレーが作ってあった。
うーむ、嬉しいけど、ちょっと残念。