ぷよねこ減量日記 2009/5-2016/1

旧ぷよねこ減量日記です。2016年1月に新旧交代してます。

2015/1/13 シーナマコト69歳

日記が(未)のままで滞っている。
テトリスやぷよぷよのように歯止めが効かない。
毎日書いてると書いておくべきことなんてそれほどない日もある。
だらだらと書かずに記録に徹したらいいのだけれど
こうしてパタパタとキーボードを打ち出すとダラダラと続くのだ。


8時間ダイエット一日目、71.30から70.90と400グラム減。
二食分は普通の量を食べているのでそれほどは減らない。
「夜遅くに食べない」
「間食しない」
実はこれだけでも辛抱強く続けたらかなり減ると確信してるのだが
こうしてダイエット宣言しないと出来ないんだよなあ。


2015年、我が家を飾るカレンダーです。
左上 自分の部屋は定番アンセル・アダムス かつてはアメリカへ行った時に買ってきた。
昔は丸善や紀伊国屋で買った。
今はamazonで買う。もう20年以上これだ。
右上 リビングには盲導犬協会のカレンダー 新聞で見てネット購入した。
イラストが可愛いので新たな定番になりそう。
左下 脱衣場で体重を記すヤマケイの素晴らしき日本の山というカレンダー
。これも15年以上の定番かな。
右下 キッチンには西宮市のカレンダー市で100円で買ってきたもの。これは毎年違う。
去年はキューピーマヨネーズのカレンダーだった。

  



ジムで筋トレ。
ランンングと同じくマシントレーニングもその日の調子がわかる。
同じウエイトでも最初の5回くらいでやめたいと思うことがある。
それでも何とか出来てしまうのだけど。


実家へ久しぶりの仕送り。
老いた母からなんとかやっていますとメールが来た。
母はことし八十三になる。


フェイスブックで「読書マラソン」というグループを主催している。
例によって3冊くらい並行して読み進めている。
ことし最初の読了は椎名誠の「ぼくがいま、死について思うこと」だった。


        


読書マラソン2015にはこんなことを書いた。


年頭から死についての本を読むのはどうなんだ?と思ったのだけど、
白いシンプルな装丁と腰巻きにどーんと書かれた 69歳。の文字。
そうか、そうなのか椎名さんもそんなトシになるのか。
どんな気分なんですか69歳になるというのは、椎名さん。
そんな思いで読んでみようと思った。
自分も終わりが気になる世代になったのだと実感する。
二十代後半から三十代前半、椎名誠の書くエッセイを愛読した。
その文体は昭和軽薄体などと言われたのではなかったか。
「気分はだぼだぼソース」「さらば国分寺書店のおばば」
「哀愁の町に霧が降るのだ」「かつおぶしの時代なのだ」「もだえ苦しむ活字中毒者地獄の味噌蔵」
「岳物語」「パタゴニア あるいは風とタンポポの物語り」「新橋烏森口青春篇」
あんな仲間とあんなことがしてみたい、とあこがれだった数々の怪しい探検隊シリーズ。
椎名誠はちょっとやんちゃな親戚のおじさんみたいな存在だった。
カツ丼は左手で丼を持ったら食べ終わるまで置いてはいけない。
そんな男食いを教えてくれたのも椎名さんだ。
独特の語り口や少年のようにワイルドな椎名ワールドはまぎれもなく
僕の青春の一部だったように思う。
その椎名誠が69歳になった。(1944年生まれだから今年71になる)
そうか、そうなのか。
エネルギッシュで屈強だった椎名さんももう七十の老人なのか。
若かったころの椎名さんのことを思い出す。
もうそんなに長い年月が通り過ぎたのだと感慨深く読み進めた。
親しい友の死に立ち会うことが多くなったという話から始まる。
チベットやモンゴルやインドなど異国の葬式、お墓、死生観などが体験談とともに語られる。
それなりに面白く興味深いがやっぱり椎名誠本人のいまを語るところが読ませる。
僕らの世代はあと数年もすれば先輩や同年輩の友人を失ってゆく。
いまのところは大丈夫、なんて言いながらその時は確実に近づいている。
あとがきの「さらば友よ」が哀切に響く。
69歳、と書かれた腰巻きの背表紙側にこう書かれている。


  ぼくはあといくつこういう場面に立ち合うのだろうか。
  そしていつ自分がこういう場でみなにおくれらるのかだろうか。
  それは、わからない。ぼくにも、そして誰にもわからない。


永遠に失うときは誰にでも確実に近づいている。
覚悟なんて出来そうで出来ない。
風に吹かれるようにそのときを待つしかない。


ぼくがいま、死について思うこと

ぼくがいま、死について思うこと


最新刊は不眠症の告白本だ。
あの屈強のおじさんは病んでいたのだ。
他にも読みたい本がある。
最近の本は回想モードだ。
読みたいが淋しさもある。

ぼくは眠れない (新潮新書)

ぼくは眠れない (新潮新書)

アイスランド 絶景と幸福の国へ

アイスランド 絶景と幸福の国へ

旅に出る ゴトゴト揺られて本と酒 (ちくま文庫)

旅に出る ゴトゴト揺られて本と酒 (ちくま文庫)

そらをみてますないてます (文春文庫)

そらをみてますないてます (文春文庫)

風景は記憶の順にできていく (集英社新書)

風景は記憶の順にできていく (集英社新書)



ニュースデスク2日目、今日も関西発のスポーツニュースなし。
本当は日記なのでこれだけでもいいのだ。
帰宅したら甥のタカヒロがソファで寝ていた。
「奇生獣」と「スラムダンク」を読んだらしい。