ぷよねこ減量日記 2009/5-2016/1

旧ぷよねこ減量日記です。2016年1月に新旧交代してます。

2015/2/25 「娚(おとこ)の一生」@TOHOシネマズ西宮

久々に早起きした。
といっても7時起床。
3キロだけ走ってみる。
前に走ったのは一週間前、その前もさらに一週間前。
今月は月間100キロに届かない。
3月1日、週末のハーフマラソンはどうなることやら。


サボってたら梅の季節だ。
夙川公園の梅林に芳しき香りが漂う。
例年なら、白梅が一輪咲いた、紅梅いつ咲くか、と気にかけるのだけど。


   


走りながらiPodを聞く。
ピーター・バラカンさんが「こーやさん」と言う。
ん?なんだろうと聞いてると「高野山」のことだった。
「こー」にアクセントを置くと別物に聞こえる。
「河野さん」みたいな人名かと思った。


   


言葉ってアクセントを間違えるとまったく通じない時がありますよね。
日本語化している外来語はほとんど原語と違うところにアクセントがある。
というか日本語になると平板になりがちだ。
英語はアクセントがはっきりしている。
アメリカを旅したときに痛感した。
ヨセミテ国立公園ヨセミテは「セ」にアクセントがある。
日本風に平板に発すると「なんだ?」って顔をされる。
ニューイングランドをドライブ旅行したときにヴァーモントへ行った。
ヴァーモントは「ヴァ」ではなく「モ」にアクセントがある。
Vの発音ばかりを気にしてヴァーモント!と発してもなかなか通じなかった。
ああ、そういえば7年以上も海外へ行ってない。
パスポートの有効期限も去年で切れてた!

   
通常食に戻す。
昨日の夜にはプールで歩いた。
今朝はすこし走った。
風邪で身体が弱ってるわけじゃないから少しは動いた方が胃の調子がいい。


今日は予定を詰めこんでいる。
確定申告の計算をした。
午後イチで西宮の年金事務所へ行く。
2年分前払いすると一ヶ月分割引になる。
貯金を取り崩してもその方が得だ。
なぜ気がつかなかった。
受付まで40分ほど待たされた。


年金事務所から西宮ガーデンズへ10分で移動、映画を見た。
ポイントがたまっているので3本無料で観られる。
「娚(おとこ)の一生」@TOHOシネマズ西宮
娚をおとこと読ます。
ATOKで普通に変換しても出てこない。
原作は人気コミックらしい。


              


どうしてこの映画を選んだのか。
最初はたまたま見た予告編で惹かれた。
52歳のカッコいい独身男と若くて美しい女、田舎の風景…。
榮倉奈々と豊川悦治、役者もさることながら舞台となっている田舎がとてもいい。
地方を舞台にした映画が好きなせいもある。
ロケ地が三重県の伊賀であることを知る。
伊賀上野は一度も行ったことがないけど気になってた町だ。
http://igakanko.net/index.php?娚の一生ロケ地マップ
(映画の設定は鹿児島、映画では角島となっていた)
そして、愛読しているブログ「一日の王」にレビューが載った。
http://blog.goo.ne.jp/taku6100/e/a1e83a571293d08b15fe1a9b22e5a2d5

これがファイナル・ショット、決め手となった。


          
        

コミックは読んだことがないが原作に忠実に描かれているらしい。 
ストーリーは省く。
中年男と若い女の恋愛映画です。


ちょっといい小説を読んだような感じ。
正直、おっさん的にはアタリです。
恥ずかしながら自分がトヨエツになった気分で終始ニヤニヤと楽しめました。(暗闇だから許して下さい)
役者もいいけど、スクリーンに映る空気感がいい。
よかったとこ、気になったとこをランダムに並べると…。
・夏服の女って艶めかしくていいなあ。熱帯地方、たとえば日本がまだ寒い時期にシンガポールやマレーシアへ行って最初に感じるのが薄着に女性。
 特に榮倉奈々のような高身長の女性の夏服は涼しげでいい。
榮倉奈々は170センチある。手足も長い。豊川悦治は186センチだそう。二人が並ぶと画になる。
・映画の季節は初夏から夏だろうか。2月にまぶしい緑を観るのは気持ちがいい。あと数ヶ月経てばこのあたりも緑の季節なのにいま見ると外国のようだ。
・原作者は海江田(中年男)の役者はネイティブの関西弁を話す人を指定していたそうな。豊川悦治は大阪の八尾出身、河内のおっさんだ。
 最初、「ええ天気ですね」「夕べから離れにいます」 映画の中の台詞を聞いたときにちょっと違和感があった。あとで京都出身という設定と聞いて納得した。
 おそらく大阪の人間にとって京都の言葉はそういうに聞こえているのか、と思った。京都のネイティブが聞いたらおそらく異を唱えると思う。
 京都の男というと、たとえば北山修、たとえば沢田研二近藤正臣杉田二郎とか原田伸郎、ちょっとねっとりした関西弁を思い浮かべる。
・エンディングに流れるのはJUJUというJポップシンガーの歌。これは合わなかったなあ。映画の世界観がすっかり安っぽいものになってしまう。
・ポスターにもなっている足キスシーン、あれは知らずに見たらもっとドキっとしただろうけど売りにして先に露出してしまうと効果が薄れる。
 でも、やっぱり売りにするしかなんだろうな。


映画のストーリーとか、テーマなんて考えずにただ、トヨエツうらやましいなあ、で映画を観ていた。
そうそう、主人公つぐみの友人役で安藤サクラが出ていた。


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映画を見終わるとO本氏から電話が入る。
「祖谷物語」の蔦哲一郎監督と飲んでいるとのこと。
話が聞いてみたいので天満のお好み焼き屋へ行く。
いろいろと撮影のウラ話が聞けて楽しかった。
撮影に1年、ロケハンに2年かけたとのこと。
最近は僕も許される限りロケハンに時間をかける。
行き当たりばったりでつまらない映像を撮ることが悔しくてならないのだ。


酒席を中座した南森町のライブスペース「雲州堂」へ行く。
以前から聞いてみたかった米須昌代さんというシンガー&ソングライター。
StoryTeller/米須昌代/moopyの3組の投げ銭ライブです。
http://www.iori-unshudo.com/about/
   


味園ユニバースの2階にあるバーで教えてもらったシンガー。
生まれ育ちは内地だがルーツは奄美か沖縄だろう。
You-Tubeで聞いて声に一目惚れ。
きれいな人でした。

             


ライブはすでに始まっていたので彼女の曲は2曲くらいしか聴けなかった。
次は moopy というアマチュアバンド。
リーダーのヴォーカル&ギターは普段は実家のこんにゃく屋で働いているらしい。
なんか、いいね。


夜も最近はすっかり暖かくなった。
南森町から大阪駅まで歩く。

   


こういうストリートで歌う人のレベルもここ20年くらいで凄くレベルアップしてきた。
   


雨の予報だったが帰宅するまではなんとかもつ。