今日は日曜日、南光町のコテージでギターを弾こう。
図らずも2回目の大ちゃんキャンプになってしまった。
体重は70.35、血糖値はずーと80台が続いている。今日は83。
血圧128-76。
…日曜、月曜と南光町自然観察村のコテージを借りる。
メンバーは僕、セルジオ、Y田父子。
当初から参加予定だったファットN西は仕事でキャンセル。
(本人曰く、社畜になり下がっている故だという)
イギリス人のデンも次から次へ仕事が入り都合がつかなかったらしい。
本来の目的はギターの弾き語りをすること。
はっきり言って大学生の時以来、ほとんどやってないのでやりたかったんだよう。
JR三田の駅で父子を拾い中国道で山崎インターまで走る。
今回はセルジオが借りた日産ウインドロードという1500ccのバン。
裸のギターを2台積んでいるのが気恥ずかしい。
昼過ぎの南光町のキャンプ場は日曜とあってテント村が出来ていた。
人気のキャンプ場である。安くて環境がいい。
コテージのチェックイン時間はまだなので
バーベキュー棟でランチタイム。
炭火を熾すセルジオ&Y田父、材料を洗ってカットするぷよねこ&大ちゃん(5歳)
肉厚の椎茸が何ともうまみがある。日本酒が飲みたいなあ。
前日に関西スーパーで買った牛のモモ肉も旨かった。
わさび醤油、あるいは塩胡椒に醤油をつけずにわさびのみ、が旨い。
ただ、量は一人100グラムほどと少量。
ビールからセルジオ持参の新潟は村上の銘酒「〆張鶴」に。
僕はノンアルコールビールの缶と〆張を少々。
3時半頃にコテージに入る。
大ちゃんはコテージがお気に入りで前の客がいるときにも
まだか、まだかとにらみをきかせていたのだ。
キッチンで珈琲を煎れて、音楽の時間。
昼はあんなにいっぱいあったテントが見事に消えた。
若葉をつけた木々が点在する静かな緑のキャンプグラウンド、
「うた本」(何と1980年刊の雑誌)を見ながらそろそろと歌い始める。
手始めにピート・シーガーの「花はどこへ行った?」から。
で、まあ、ひどいものでした。
フレットを押さえる指は痛くて腫れるわ、音域は狭くてすぐに裏返って震えるわ。
始めて15分くらいでやめたくなってきた。
いや、ほんと。
Y田父は珍しく今回は大ちゃんと走り回って遊んでいる。
なかなか良きパパぶりを発揮しているではないか。
夕方、俄雨が降る。
空気が湿って、草の匂いがした。
雨が上がると、西日が差し込む。
誰もいないキャンプ場が金色に染まった。
ギターを持ったセルジオがLPジャケットの写真のようだ。
久しぶりのギターの弾き語りはひどいなが楽しかった。
たくろうの「春だったね」、「たどり着いたらいつも雨降り」、
キャロル・キングの「You've got a friend」、
CCRの「雨を見たかい」、みなみらんぼうの「ウイスキーの小瓶」
カントリー調で歌ったレイ・チャールズの「愛さずにいられない」
(もともとカントリーの曲)
あたりが歌えたかな?という感じ。
最後は加山雄三の「君といつまでも」、梓みちよ「二人でお酒を」
八代亜紀の「舟歌」や北島おやじの「函館の女」にも手を出す。
ま、徐々に歌えるようになればいいし。
でも、久々のギターと歌唱。
カロリー消費は相当なものだったような
…気がする。
夜は軽めに冷やし素麺。
お酒は日本酒を一杯だけ。
昼と合わせて1合ちょっとくらいしか飲めない。
ノンアルコールビールやお茶だけでもいけるなあ。
野外ではそれほどアルコールが必要でない感じ。
大ちゃんは花火をやって遊ぶ。
セルジオは
♪せんこう花火が 欲しかったんだよ
と歌う。
キャンプ場で24時間は入れる風呂にゆっくりと入る。
話をして1時前に寝る。
人生とは「別件」である |
2005,5,30 |
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キャンプ場の朝、7時過ぎに起床。 セルジオのイビキが豪音だったため夜中に目が覚めた。 地響きのような重低音ウーファーだった。 奴の鼻腔は大丈夫なのか? 血糖値測定装置を持ってこなかったので測らず。 快晴、気持ちのいいそよ風が吹く。 チェアを外に出してコーヒーを飲む。 静かな時間。 「人生とは何かを計画しているときに起きてしまう全く別の出来事」 (星野道夫「ノーザンライツ」より) セルジオと話をする。 「世の中、思い通りに行かんものだなあ、 たいていは思いもしない出来事に振り回されて、人生が変わってしまう」と。 曰く、人生は「別件」に満ちあふれている。 そして、たいていは「別件」が人生に大きな影響を与えている。 平凡な人に限っては…。 天才や英雄は違うのだろう、たぶん。 みんなが起き出して朝食を作る。 ベーコンエッグにベイクドビーンズの缶詰、トマト。 カリカリに焼いた薄切りのトーストに薄目のコーヒー。 弦を押さえた指が腫れている。 左手の指先が固くならないとダメなのです。 大ちゃんは昨日一組だけキャンプしたらしい 青森ナンバーの車に乗った家族連れの子供と友達になった。 同い年の5歳の女の子。 大人が「あの青森のやつら」と呼んでいたので 朝、大ちゃんがその家族の父親を見つけると 指さして言った。 「あ、アオモリがいた!」 腹の調子が悪いというセルジオに替わって帰路の運転をする。 赤松のサービスエリアでY田父子を迎えの車に引き渡す。 セルジオと西宮の回転寿司「スシロー」で昼食、 今津の「やまとの湯」に浸かる。
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