後藤正治『1960年代の肖像』(岩波現代文庫)を読んでいる。
笛を吹いたり、iPodを聞いたりすることが多く、また独酌の機会もないので本が進まない。
やっと最初の一編「滅びの演歌ー藤圭子」を読み終えた。
藤圭子のことは阿久悠の死んだ時に書いた記憶がある。
「京都から博多まで」がヒットした時にはまだ山陽新幹線は開通していなかった、とか。
聞き直して見ると意外にも声量のある人だったんだ、とか。
この本ではデビュー曲「新宿の女」を売り出した時代、1969年を描いている。
レコードジャケットの白いギターはわざわざ白に塗ったという。
当時、まだ白いギターなんて売ってなかったのだ。
http://www.youtube.com/watch?v=tQgbOvK_ohk
西田佐知子のことにも触れていた。
1960年に西田佐知子の「アカシアの雨がやむとき」がヒットした。
藤圭子がデビューする10年前のことだ。
今改めて見ても西田佐知子は美人だなあと思う。
彼女を売り出したレコード会社の新人ディレクターが初めて20歳の彼女を見た時の描写。
夏の日のこと、西田はノースリーブ姿だった。
きれいな娘だな、女優さんじゃないのかーというのが第一印象だった。
五十嵐によれば、西田以前、いわゆる美人歌手と呼ばれる歌い手はあまりいなかった。
姿形が大きな要素となるのはテレビ時代になってからである。
(後藤正治『1960年代の肖像』44頁)
「アカシア…」でデビューする前、西田佐知子は大阪で「浪花けい子」という名前で、
三味線演歌を歌っていたのだと言う。
西田佐知子は今年で70歳になる。
http://www.youtube.com/watch?v=RJFWMjnifhg
僕の好きな歌は「涙のかわくまで」と「エリカの花散るとき」です。
「エリカ…」を歌う23歳の映像はエバーグリーンです。
http://www.youtube.com/watch?v=xnJT_q3CDn4
http://www.youtube.com/watch?v=hANylFIvOzM
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終日降ったり止んだりとグズつく蒸し暑い日。
今日もなんとなくジョギングをサボる。
プールへ行く習慣をつけたい。
行くのが面倒だが行ってしまえ確実に気分が良くなるのだ。
上野宅で1時間ほどティンウィッスルの練習。
ギターを合わせるとそれなりに吹けている気分になる。
「サリーガーデン」「春の日は花と輝く」「庭の千草」を通してやる。
iTune Storeで買ったクラナドの『Sally Gardens』が肩の力が抜けていていい。
ティンウィッスルの間奏もコピーしてみよう。
アイリッシュらしいダンス曲もやってみたいがまだまだ練習不足。
恒例の木下酒店。
上野と二人で飲み始めるが、Y田アル中部長、大峰奥駈より帰還のミネーロが合流。
マッカラン友の会メンバー4人で赤ワインボトルの2本空ける。
さんざん飲み食いして4人で6800円。
3人以上で飲んだ時はいつも6800円になるんだよなあ。
これは丼勘定料金なのだろうか。
一人1700円で酔っぱらいが出来上がる。
その後、雨降りでもあるのでタクシーで西天満アフターアワーズへ移動。
他に客がいないのと酔っぱらっているのとで笛2本とギターでパブセッション。
網膜剥離の手術後のマスターに迷惑をかける。
帰宅後、全英オープンを観る。
昨日はあっという間に朝4時まで見てしまった。
今日は風雨のリンクス、石川遼は大苦戦。
ひとつ歯車が狂うと深みにハマる。
これがターンベリーのリンクスなのだ。
59歳のワトソンが首位!