10/8/27 昭和町 蕎麦酒慕情

今日は朝から会議、間空けて15時から別の会議。
アフター会議で酒友A部氏(別名“壁際のA部ちゃん”)と蕎麦酒の夕べ。
かの山中酒店が経営する蕎麦屋です。
地下鉄を乗り継ぎ御堂筋線昭和町の駅で降りる。
暮れなずむあびこ筋、路地裏にやわらかい灯がともる。
歩み寄るとそこに魅力的な一角があった。
古い町屋を改造した料理店が並ぶ。
ここは京都か、と見間違う。
折しも「田辺寄席」なる落語会が開かれている。
月に一度の開催らしい。
若手の落語家が玄関先で案内をしている。
昭和町、なかなか魅惑の小路じゃないですか。


創作フレンチ、和食、洋食、中華と並んでます。
WEBでこの一角のことを調べたら…。


  昭和7年築の四軒長屋「寺西家阿倍野長屋」のうちの一軒を再生して使っている。
  長屋が建ち並び、古き良き時代を思い起こさせる阿倍野区阪南町にあって、
  典型的な長屋建築といわれるのがここ「寺西家阿倍野長屋」。
  木造2階建・瓦葺入母屋造で、長屋建築の好例として、
  平成15年長屋として全国で初めて国の有形文化財に指定された。


…とある。
大阪市の南部は馴染みが薄いがたまにはいいですね。



…お目当ての『十割蕎麦やまなか』も同じ一角にある。
古い蔵を改造したお店、板塀と蔵の白壁のコントラストがいい。
http://www.yamanaka-sake.jp/soba/index.htm
   

庭の見えるカウンター席、ジャズが流れている。
いつからかなぜか蕎麦にはジャズが定番。
スタッフは若い二人の男女、女性が料理担当、年若い男性がお酒選びと給仕。
やまなか系の店のスタッフは男女とも感じのいい人が多い。
男性はきびきびとして人当たり良く何故か身体も引き締まっている。
女性も仕事に誇りを持ってる感じが伝わって魅力的だ。
美人というのではないけど目を惹かれる感じ。


ヱビスビール中瓶を半分こ、日本酒は食べ物に合わせて兄さんに選んでもらう。
日本酒専門の酒屋経営だけあって日本酒の品揃えが凄い。
島根、滋賀、山形、大阪、石川など地酒、どれも旨い。
カルパッチョ、焼いたカマンベール、地鶏の親子煮などなど。
何よりも静かに落ち着いて飲めるのが嬉しい。


締めは盛り。
お姉さんが「今日は彼が打ったのでちょっと麵が短いんです。お値段2割引いておきます」
若き修行中の兄ちゃんが打ったそば切り、香り高く、味は確かでした。
ぶっきらぼうに出される一皿より気持ちが伝わった料理がいい。
ポタージュのようなそば湯。
大満足の蕎麦酒でした。
A部さん、また来ましょうね。


…店を出ると陽も落ち、街の灯がともりいい雰囲気。
夜気が涼しい、とまではいかないが散歩するのに汗だくになることもない。
 

あびこ筋から一つ西のあべの筋へ横移動。
阪堺電車の走る松虫の交差点から通天閣を右に見て天王寺方面へ北上する。
もう一軒。
居酒屋の老舗『明治屋』を覗くと席が空いていた。
夜9時近く、店は地元民らしい客でいっぱい。
全国的にも有名な名酒場だが遠征客らしく人は見当たらない。
しいて言えばストレンジャーは僕ら二人だけか。
キリンの瓶を1本だけ飲む。
ひんやりとした店の空気が気持ちいい。
路面電車が走る街、阿倍野
太田和彦氏選定の日本三大居酒屋です。

  

谷町線で東梅田へ戻る。
ちょっとした小旅行のような気分でした。


梅田も暑い。
JRで乗り居眠り、気がつけば芦屋。
乗り過ごすほど飲んでないのになあ。
ビール中瓶1/2、地酒60mlが一種類、120mlが二種類で日本酒一合半、
さらにビール大瓶1/2、今日は酒がよく回る。
次の駅寸前でまた落ちたらしい。
あわてて降りる。
あれ?
女の子が、ここさくら夙川やで、と言う。
そうか、まさか、おじさんに声をかけたんじゃないよね。
あわてて飛び乗る。
娘さん、ありがとう。
ようやく西宮駅