2011/9/16 ごじゅうさんまんえん?!

朝起きたら今日も暑い。
ここ3年くらいずっと夏が続いてるような気分。
寒くて手がかじかむなんて10年も昔の感覚に思える。
夏の終わり、このまま永遠に夏なのかな、と錯覚する。
人の感覚とはかくも忘れやすく飽きやすい。
オチはありません。


なんだか落ち着いて日記を書く気分になれない。
Twitterでつぶやいたことに加筆してお茶を濁す。
でも、まあ、これまでも基本的にはつぶやきみたいな散漫な日記でしたね。


…リニューアルした大阪駅のモールに高級ブランドのショップが並ぶ。
その繁栄ぶりを目の当たりにすると、経済が危機的状況にある、
という言説にリアリティが感じられない。
甘いって怒る人もいるかもしれないけど偽らざる皮膚感覚的感想。
このブログを読んでますますその思いを強くする。
「Chikirinの日記」、タイトルは『いい国すぎて危機感がもてない』
http://d.hatena.ne.jp/Chikirin/20110915


  別にあたしだけじゃない。その翌日は銀座のワインバーで昔の友人達と食事。
  ひとりは35年ローンで家を買い、別の一人は10歳若い彼女と千代田区のマンションで
  同棲を始めたという。もうひとりは海外赴任が決まった。
  そしてあたしはタヒチにいった話と、来月、イタリアに行く話をする。
  株価が最安値だかなんだか知らんけど、ユーロが100円切るかもしれないけど、
  おいしい食事とワインとおしゃべりを楽しみながら、
  「この国も終わりだよね」とか言ってても全然説得力がない。


実はいろんなとこで綻びがあり、不平等があり、不自由がある、というのは
わかりますが、それは10年前も、30年前も、あったと思うのです。
だから皮膚感覚ですから。


森山大道写真展 オン・ザ・ロード国立国際美術館へ行く。

夥しい路上のスナップ写真に囲まれて、頭がクラクラする。
ひとつひとつを見て回ったら3時間でも無理だろう。
60年代に撮られた旅役者や野良犬の写真が凄い。
黒澤明の『野良犬』のタイトルバックの黒い野良犬。
その眼に射すくめられて数秒間身動き出来なかった。
    


会場で森山氏がスナップ写真を撮るドキュメント映像が流れていた。
氏が手にしているカメラは、あれは、リコーGR1sじゃないか。
http://www.ricoh.co.jp/camera/cameralist/GR1s.html
我が家のフィルムカメラも同じGR1s、今修理に出している。
修理代は19000円と高くどうしようかと迷ったが直して良かったかも、と思う。


…今日、ばあばあが退院する。
僕も夕方に住友病院へ行き手続きを手伝うことにしていた。
病院へ向かう途中、ヒロから電話が入る。
入院費の請求額が53万だったらしい。
8月の支払いは7万弱だった。
持ち合わせがないので引き出してきて欲しいとのこと。
ちょっとビビってATMで50万を下ろす。
8月分があんなに安くなければそんなものかも?と覚悟していたが、
うーむ、いろいろと処置してもらったもんな、やっぱり高度先端医療は高くつくんだ。


病室へ行くとばあばあはすぐに退院出来る身支度を済ませていた。
ナースセンターに挨拶して、1階の入退院受付へ行く。
名前を告げて精算を待つ。
ほどなく呼ばれヒロと受付へ行く。
「5万8000円になります」
「は?」
病室で渡された請求メモには58万とあるんですが…と言うと、
「あれ?8月分はすでに支払われてますよね。5万8000円で間違いありません」


担当者の連絡ミスだったらしい。
宙に浮いた50枚…。
支払ったつもりでぷわ〜とお寿司でも食べて散財しよか、
とは言いませんでした。
そそくさとATMで入金し直しました。
人騒がせな連絡ミスだこと。
ドキドキしましたやん。


夜はダイワ食堂でセルジオとfatfat氏と飲む。
じゃこトーストとサッポロラガー瓶が最高です。
fatfat氏は今日が誕生日、僕ら3人でいち早く55歳になる。
公務員なら定年、おつとめご苦労様です、の年齢だ。
でも、そーゆーわけにはいかないんですよね。
お互いイージーライフは遠い。
五十代の飲み会は8時前に早々と散会する。


…愛読しているブログ『琥珀色の戯言』の人が面白い短期連載を始めた。
ポール・オースター編の「ナショナル・ストーリー・プロジェクト」を真似て、
『パーソナル・ストーリー・プロジェクト』
読みながら、そうそう、こんな感じだよな、とニヤっとしてしまう。
http://d.hatena.ne.jp/fujipon/touch
この人、文章が平易で短くてわかりやすい。
いつも、巧いな、と思わせる。
職業は医師らしい。