2011/11/25 オーケストラde バッハ!ブルックナー!

午後5時過ぎの兵庫県立芸術文化センター前のイルミネーション。
ボルネオの密林で見た蛍の大群を思い出す。(あれは木の根元だったけど)
ちょっとブレてるけどこのくらいの写真がデジカメ(SONY CYBER SHOT)なら簡単に撮れる。
フィルム(銀塩)のカメラだと夜景なんて素人には撮れなかった。
三脚立ててブレないようにして露出時間を長くしてレリーズを使ってシャッターを押す。
天体写真(星夜写真)を撮るのと同じだ。
それでも現像して焼くと失敗してたりする。
今は携帯でそれなりに撮れてしまう。
革命に近い技術革新かもしれない。


朝は食べ物も飲み物も摂らずに尼崎へ行く。
毎年恒例の大阪文化芸能国保の成人病検診なのだ。
胃のレントゲンを撮るので水も飲めない。
9時半から始まり30分ほどで終わる。
いつも思うのだけど、胃のレントゲンでバリウムを飲むまではいいが撮影が辛い。
横になって逆さまにされたり右を向けだの左を向けだの自分の身体を支える力仕事。
あんなの高齢者に出来るのだろうか。


早く終わったが何故か腹が減ってない。
久々に尼崎商店街を歩くことにする。
いつ以来だろう?
少なくとも10年はこのアーケードを歩いてない。
でも、あんまり変わってないなあ。
シャッター通りが増加する中、阪神尼崎駅から出屋敷までの商店街は活況を呈している。
大阪なら千林大宮や九条、駒川の商店街も元気だ。


これが町の正しい食堂です。
店を覗くとおっちゃん客が数人いてテーブルには瓶ビールが立っていた。
朝の10時半です。
尼崎は工場労働者の町です。
神戸製鋼住友金属日新製鋼旭硝子王子製紙(!)
JRの駅の北側にはキリンビールの大きな工場があった。
学生時代に金沢からヒッチハイクで関西に出てきたことがある。
トラックが着いたのがJR尼崎の北口だった。
土砂降りの雨の朝、水たまりに野良犬が歩いていた。
暗くて荒んだ場所という印象がある。
今はホテル、高層マンション、ショッピングモール、シネコンが建ち未来都市のようになった。


画像編集アプリでスケッチ風にしてみた。
谷口ジローの漫画にありそうな画です。


孤独のグルメ 【新装版】

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出屋敷へ近づくと商店街が滅びてくる。
「大衆喫茶」だ。
大衆喫茶 玉一の尼崎支店。
ばあちゃんが店先に座っていた。
左のアーケードを抜けると出屋敷の駅前に出る。
コンパクトデジカメじゃなく一眼レフならアーケードの奥もちゃんと描写できるのだろうか。


同じアプリで変換してみた。


やっぱり尼崎はここ、駅ビルにある「尼セン」です。
昭和の香り高いエリア、北陸の小都市の駅には必ずこんなショッピングセンターがありました。
今でも次々と高齢の女性がその魅力に惹かれ自動ドアを開きます。
僕もときどき吸い込まれます。
何がどうということもないのだけれどタイムスリップしたような感覚を覚える。
40代、50代の地方出身の人なら分かると思う。


…検査があったので昨日の夕方に食べたっきりだ。
バリウムを飲んだのでそれほど空腹ではなかったが歩いていたら腹が減ってきた。
鳴尾の『鴻福門 (コウフクモン)』で激辛の麻婆豆腐でも、と思ったが胃に刺激的過ぎると自重。
『西宮食堂』でご飯、豚汁、塩鯖、高野豆腐、山芋とろろ の定番コンビネーションとする。
調子に乗ってこれもアプリで漫画風に。




…夜は自転車でオーケストラ!です。
芸文センターの楽団の定期演奏会下野竜也を指揮者に招いての特別公演。
下野竜也 バッハ&ブルックナー兵庫県立芸術文化センター KOBELCO大ホール
久々のフルオーケストラに武者震い(?)、聴く僕らにも気合いが入ります。
意外にチケットは安くA席で4000円、買うのが遅かったので右端の前から二番目でした。
行ってわかったのはやっぱりオーケストラのベストビューは中央、少し後方、あるいは2階席最前列です。
前から2列目ではコントラバスとチェロと壇上の指揮者が見えるだけ、管やヴァイオリンやピアノは見えない。


それでもフルオーケストラ、迫力に圧倒、音色に癒され、大満足でした。

  


バッハのヴァイオリン協奏曲、耳馴染みのある旋律。
ソリストは盲目のヴァイオリニスト和波孝禧、紫綬褒章を受章しているベテランです。
癒しの音色です。
オケの構成はヴァイオリンとビオラコントラバス、チェロの弦楽とピアノのみ。
でも、数が多いので音の厚みが半端じゃない。
まだ傷口に痛みのあるヒロも一瞬忘れたと言う。
ミッシャ・マイスキーのチェロを聞いた時もそうだったらしい。
良質のクラシックには治癒効果もあるのだ。


そう、この和波さんのヴァイオリンがいいのだ。
自分を強く主張しない穏やかな演奏だった。。
弾く所作も実に淡々としている。
笑顔、のように見える。
それでいて、私はヴァイオリンを弾くのがとても楽しくて幸せです、という気持ちが伝わる。
数十分、あのバッハ的世界に没頭した。
素晴らしい。


You-Tubeに第一楽章の映像があった。
ソリストは韓国人ヴァイオリニストのチョン・キョンファです)
こんな感じです。
協奏曲のバッハもいいなあ。

      



会場でもらったパンフレットに、バッハは生涯の全てをワイマールとライプチヒで過ごした、とある。
方や、同時代のヘンデルはイタリアから英国へと移り住み、海外で華々しく活躍した。
ちょっと前のヴィヴァルディはイタリア人、ベネチアの人だったが没したのはオーストリアのウイーンだった。
バッハの赴任地はドイツの人口1万人以下の地方都市ばかりだった。
僕はこういう話に凄く興味がある。


休憩をはさんでいよいよ大作、ブルックナーのシンフォニーです。
ブルックナーは大フィルの朝比奈さんの十八番でしたね)
このコンサートを見たいと思ったのは指揮者の下野竜也を見たかったからだ。
彼を見たのはNHKの『DEEP PEOPLE』のオーケストラ指揮者 編だった。
生の下野さんはずんぐりむっくりで着ぐるみのペンギンみたいだった。
思わず、カワイイね、とヒロ。
それがタクトを握ると別人、見とれてしまうほどカッコイイのだ。
世界のオザワが認めるだけあるなあ、素人目にも存在感が伝わる。
ブルックナー、凄いです。
バッハから一転して宇宙が変わる感じ。
音圧に圧倒された1時間超。
熱い、強い、神がかっている。
神々のシンフォニー!


そして、降臨した神は、僕に悪戯をされました。
ちょっと、こいつを黄泉の世界に連れて行ってやろう、と。
神々の業により僕はしばし夢の世界を彷徨い、うわごとを発し、隣の妻につつかれて現に戻りました。
スイマセン。
わけのわからないことを書いて誤魔化そうとしてもダメですね。
ちょっと落ちてしまいました。
でも、目覚めはお風呂上がりのように爽快でありました。


…帰宅後、録画してあった「2億4千万のものまねメドレー選手権」を見る。
何とか続編を願うが、日村のネタ次第だろうな。
笑いすぎて落涙、腹が痛くなったシーン。
    


著作権侵害回避? シルエットに笑いました。