2012/2/12 ぬるま湯を出る勇気はない

今日も みじかめに。
週末、サンデーデスク勤務でした。
日本中の同世代で僕ほど安楽な仕事をしてる人はそんなにいないだろうと思う。
いや、ほんと。
どれくらい気楽かというと…勤務中でもこれくらい。


                          2007年2月 支笏湖畔 丸駒温泉にて


先のこと、現状の財務状況を考えるとぬる湯につかってる場合じゃないんだけど。
湯を出たら風邪ひき必至なのでしばらくは出ない覚悟です。


先週だったか中村安希『Be フラット』を読了した。
感想を書こうとして、いまだ考えがまとまらない。
この人のきっぱりした文章がいい。
「カーネーション」の小原糸子のように弛緩した人生にテンションをくれる。
デビュー作『インパラの朝 』の書き出しにノックアウトされた。
彼女はこんな“啖呵”を切ってバックパッカーとなった。


  私は45リットルのバックパックの底に980円のシュラフを詰めた。
  3日分の着替えと洗面用具、パブロンとバファリンと正露丸を入れた。
  それからタンポンとチョコラBB。口紅とアイシャドウと交通安全のお守りを用意した。
  パソコンとマイクとビデオカメラを買い揃え、小型リュックに詰め込んだ。
  果物ナイフや針金と一緒に、ミッキーマウスのプリントがついたか覆面も忍ばせた。
  そして、ジムで鍛えた両腕に四本の予防注射を打ち、体重を三キロ増やして日本を離れた。


                       (中村安希『インパラの朝』)


公務員なら定年をむかえようという年齢になってもこんな旅立ちにあこがれる。
“大切なのは出発することだった”、“出発は勇気だ”” と故 星野道夫さんも言っている。
たぶん、ぬるま湯に長く入りすぎてるからだと自己分析している。
浪曲でもうなろうか。