2012/7/17 I like your anger.

僕もたまには怒る。
脳血管が切れたりしたら困ったことになるし、何よりも楽しくないから出来るだけ穏やかに生きていこうと思ってはいる。
昨日、久しぶりに怒りが点火しメラメラとさせていたら自分が何に対して怒っているのかも分からなくなっていた。
我を失うほど怒ったのは何年ぶりだろうか。


    


思わせぶりに書いてすみません。
怒りを覚えたのは原発の意見聴取会のニュースを見たせいです。
最初は直感的に、直情的な感情爆発が起こった。
で、自分は何に対してこれほど怒りの感情がこみあげてきたのかをとくとく考えると混乱してしまいました。
政府、電力会社に対しての怒りはこれまでもあって今でもふつふつと煮えたぎり持続しています。
15万人も住む場所を追われて、家や職を失っているのに「原発では一人も死んでいない」と話した中部電力の課長に対しては
最初は怒り、憤り、のちに、この人は正気なんだろうか? と困惑と恐怖を覚えました。
これは単に人選がおかしいとかいう問題ではないぞ、と思いました。
公聴会なんていつだって台本ありの茶番劇じゃないか、と思い直しました。
そもそも電力会社以外に原発推進すべきと主張しこの場へ出てくるってどんな人よ? とも。
怒りが沈静化してから考えたのですが僕を怒らせたもの、その根本にあるのはこういうことなのだと思うに至りました。
“電力会社は僕ら(利用者)を無力だと決めつけバカにしているとしか思えない”
そして、“他者を見くびっているがゆえ、自らも愚かなことを無反省にやり続ける” ということだ。


思っていることのあれこれ、その詳細を書き記しても焦点がずれてる気がしてならない。
新聞やネット上の情報はどれが信頼に足るのか検証も出来ない。
いまは2012年の7月、オリンピックの10日前に、怒りが沸点に達した事実だけは書きとどめておこう。


先日見た映画『ジュリア』で印象的な台詞があった。
主人公のリリアン・ヘルマンジェーン・フォンダ)がナチスに抵抗し地下に隠れた親友ジュリアとウイーンのカフェで密会する。
弾圧で片足を失い義足になったジュリアを気づかい憤りを見せるリリアンにジュリアが微笑みかけて言う。
「あなたは子供の頃からおこりんぼだったわね」
そう言われて恥じ入るリリアンにジュリアはやさしく続ける。
「でも、そこがいいの(I like your anger)」


ちゃんと怒ることは大切だと思う。