2012/9/12 オトコナキ

扇風機なしで眠れた。
何日ぶりのことだろう。


iMacを立ち上げると「金本引退」のニュースがとびこむ。
発信元はデイリースポーツ、試合前に記者会見があるのか?
幸か不幸か、僕はニュースデスクではない。
ここ数年、阪神関連では“当たり”のデスクが続いた。
野村監督就任、星野監督就任、矢野引退の日はニュースデスクだった。
楽だけどさみしい。
惹きが無くなったということか。


大阪マラソンの初回顔合わせが終わる頃に金本の引退会見が始まった。
始まって15分くらいで涙をこらえきれなくなった。
アニキ、たまらず男泣き。
泣くまいとこらえてるから余計に切ない。

オトコナキ2~挑戦者たちの詩~

オトコナキ2~挑戦者たちの詩~


前に眼鏡堂氏に言ったことがある。
「味わい深いのは敗者の記者会見ですよね」
氏も同意した。
心が挫けてるときに人前で何を語れるかで人間の深さが知れる。
現役引退の会見も同じ意味で味わい深い。
リタイアは勝者の会見であり、同時に敗者の会見でもある。
ミッションコンプリートの達成感か、あるいは、道半ば、途中棄権の後悔か。
今日のアニキの会見はそのバランスがほどよく、かつ繊細で、記者会見の醍醐味だった。


大阪の阪神ファンのおっさんが金本を語る時に必ず添える一言がある。
「やっぱアニキやで、オレより年下やけどな」


会見からT夢記者が帰ってきた。
密着取材のO橋、泣いてなかった?
もうボロボロでした。
やっぱり、そうでしたか。


昨日まで揶揄していたメディアが今日を境に様変わりするのが可笑しい。
(僕も含めてですが、自戒をこめて)
プロ最初と最後の3年が一番苦しかった。
今日の試合、代打で登場した金本、その表情の清々しいこと。


…今日は独酌。
『楠木フサエ はなれ』に立つ。
よく冷えたカヴァをグラス2杯とポテサラ。
美味しい。
調子に乗ってきざみうどんを食す。
独酌でシメご飯(炭水化物)は要らないはずなのに。
今夜は打って変わって蒸す。
アニキの引退でウエットになったのか。
(オレより年下だけどね)