10日後に左肘の手術をする。
全身麻酔をするので、今朝、内科のチェックを受ける。
血圧、胸部レントゲン、心電図、呼吸機能の検査をする。
血液検査があると思い何も食べないで行ったが必要なかった。
空腹が辛かった。
胸部レントゲンで心臓が肥大して写っていると。
エコー(超音波)検査をする。
結果、異常なしとのこと。
右の肺の下部に気になるところがあると言われる。
レントゲンの写り具合の問題かもしれないが一度CTスキャンした方がいいとのこと。
西宮北口の専門医に紹介状を書いてもらう。
早々に行こうと思う。
…今日は十日戎、えべっさんの残り福。
毎年、ヒロとばあばあに笹を買ってきてもらう。
寒空の下、83歳のばあばあに行ってもらうのは申し訳ない。
イタリア? スペイン? ポルトガル? マカオ?
アメリカ? いや中国東北部?
関西の人はもう分かりますよね。
これらのビルの周辺にはこんな風景があります。
そう、京都の祇園界隈です。
京の戎神社は東山にあるんですね。
西宮、今宮と並んで日本三大えびすというそうです。
http://www.kyoto-ebisu.jp/yuisyo.html
話を戻します。
戦災を受けていない京都は戦前からの洋風レトロ建築の宝庫でもあります。
本や写真集もたくさん出ています。
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左は建築家ウイリアム・ヴォーリズの設計による東華菜館です。
http://gipsymania.exblog.jp/4626648/
珍しいスペインバロック様式で、これはその屋上部分。
右は南座の向かいに建つレストラン菊水のビル。
http://gipsypapa.exblog.jp/6492635/
1929年(大正15年)に建ったアール・デコ、当時の流行だったそうです。
京都は寒かった。
阪急の河原町駅から上がるとアスファルトが濡れていた。
時雨か、それとも霙が降ったのか。
で、行ったのは祇園のど真ん中。
またまたこちらのお店です。
(ちょっとK輪住職の日記風になってきたぞ)
『金亀』の茶70を熱燗にして飲み始めると、ほどなく眼鏡堂氏が到着。
座ったのはカウンター最奥の席、向かいにずらりと年配のお客さんたちが並ぶ。
左から京都の商店主らしきおじさんの二人連れ、隣が京都旅行の老夫婦、
その隣が40代の女性とよく似た母親らしき老女、その右がまたおじさんの二人連れ。
幸せそうにお酒を飲む面々と正対していると僕らも幸せな気分になる。
吟醸酒も、純米酒も、火入れしたお酒はすべて燗してくれるのが有り難い。
今夜の〆は二人とも鮭いくら茶漬け(380円)でした。
店を出ると寒さが骨身にしみる。
鴨川の川端を歩く。
熱燗の酔いも数秒でさめてしまうほどの寒さだ。
雪が舞う。
雲間に星が光る。
おおいぬ座のシリウス、天狼星だ。
大陸からの寒風に星のまたたきが激しい。
三条通りのレトロビルを覗き、老舗喫茶を覗き、いつもの『文久』のカウンターに座る。
まだ口あけの時刻、客は僕らだけだった。
2杯飲んで辞す。
3軒目は四富会館へ。
『たすく』は満席、『奈落』へ落ちる。
赤ワインとタイ風グリーンカレー。
さらにもう一軒、気になっていた店へ入る。
『食堂しみず』
店の入り口に貼ってある文楽のチラシと平尾誠二の写真。
文楽はお客さんに人形使いの人がおられるとか。
平尾の写真は店主が伏見工業のOBだから、とのこと。
去年から収入は増えないのに医療費で家計が圧迫されている。
格安の『遊亀』で飲むという節約策はいいのだが4軒もハシゴすれば意味がない。
決して豪遊したわけじゃないけれど、もう少し節度のある大人の飲み方を心がけたい。
今日は新年に入って初めての、走らず、英語学習もやらず、加えて夜のストレッチもサボる。
反省しながら阪急電車で帰宅す。
駅にこんなポスターが。
日曜日は駅伝だ。
日記はまだ終わらない。
駅伝で思い出した。
眼鏡堂さんから箱根駅伝の取材談話をいろいろと聞いた。
中央大学のアンカー10区の塩谷くん。
僕が日記に、間欠泉のような無茶なスパートを繰り返す、と書いた。
http://d.hatena.ne.jp/shioshiohida/20120104
彼の走りには理屈抜きで心動かされるものがあった。
中央大の監督「ああ、彼はいつもこんな走りなんです」とのこと。
まったく驚いていなかった様子だったとか。
そして新事実!
(というかちゃんと記録にあるのだけれど)
あのバタバタと走ってた塩谷選手は10区の区間2位だったのだ。
優勝した東洋大の斉藤に次ぐ記録、あの鎧坂よりも速い!
彼は追いつかれたんじゃなくて後方から追い上げてたのだ。
すまない。
塩谷、君は偉大なランナーだ。
彼のザトペック走法がちらっと見える動画です。
http://www.youtube.com/watch?v=njdMbAEhDS8
帰宅してからヒロと盛り上がった話。
「オリンピックの個人競技の銀メダルとか銅メダルは、
はたして世界で2番とか3番なのだろうか?」
もし国ごとに出場枠が制限されてなかったらどうなのだろう。
たとえば卓球、中国がメダル独占は間違いない。
たとえばマラソン、ケニアとエチオピアで10位くらいまでを独占しそうだ。
しかし、金メダルだけは真の世界一なのだ。
深夜のテレビに出演している北島康介や澤穂希を見ながら思う。
後日談をひとつ。
眼鏡堂氏が四富会館の共同トイレで小用中、となりの白髪頭が話しかけたそうな。
「お兄ちゃん、こう小便してると、おならがぷぅと出ることはありませんか?」
眼鏡堂氏もアウェイなので話を合わせた。
「ああ、出ますよ」
「お兄ちゃんもそうか! それはよかった」
この話で思い出したのは味のある年賀状でおなじみのT戸氏のひとこと。
あれは僕が30代前半、T戸氏が40過ぎくらいの頃だった。
トイレに行くとつい屁をしちゃいますよね、と話を振ると、T戸さんは超然と言った。
「いや、トイレとかじゃなくても屁は出るよ」
「ええ!そうなんですか」
「シオダ、歳とるとなあ、自分でも知らないうちに こいてしまうんだよ」
僕は今、無自覚にもひんぱんに“こいて”しまいます。
先輩は正しかった。