ばあばあ(義母)の妹さん二人が住友病院までお見舞いに来てくれた。
僕ら夫婦にとっては叔母さん、ばあばあの妹だから二人とも高齢のお婆さんだ。
ばあばあは和歌山の新宮の出身。
妹の一人は今も新宮に住み、もうひとりは和歌山市内に住んでいる。
新宮は遠い。
八十近い妹が新宮から4時間かけて来てくれた。
日帰りで往復8時間だ。
おばちゃんは病床の姉とずっとしゃべり続けていたという。
その道行きだけで短編小説になりそうだ。
新宮は遠い。
日本のあらゆる都市から遠い。
4時間超の距離といえば北京や香港くらい遠い。
僕は一度も行ったことがない。
ばあばあが元気になったら一度連れて行きたい。
…午後からプールへ行く。
夕方、セルジオを誘って立ち飲みする。
17日に行ったリアルせんべろ酒場『銀座屋』だ。
ガチで1000円で酔えるか?
こういうくだらないことが楽しい。
楽しいか? と思う人がいるのは知っている。
大阪もオリンピックモード?
いや、ぜんぜんです。
東京ではスカイツリー開業でした。
瓶ビール大3本、赤星、黒星、赤星、この順番で飲みました。
大瓶一本330円! 3本飲んでも1000円以下。
サッポロラガー(赤星)は苦くて美味しい。
黒生をはさんでラガーに戻る。
今夜のメインディッシュはハムエッグ200円。
他にそら豆100円、スモークチキン180円、玉子豆腐150円、小海老のフリット200円。
しめて1820円!〔一人910円)
大瓶3本でけっこう酔ったぞ。
偉大なり『銀座屋』、と喜びつつも思う。
歳入が先細りなので、ここ数年は支出を抑える方向に活路を見いだそうとしている。
自嘲、自虐趣味を楽しめる余裕といえばそうなのだが人生のアティテュードとしてはどうかと思う。
もう少しがんばれる、多分。
…せんべろから帰宅すると玄関に固まってました。
クマが2頭、こいぬが2匹、アソート・オブ・アニマル(詰め合わせ)です。
…wowwow録画の映画『洋菓子店コアンドル』を見た。
ご隠居 岩佐さんの90点コレクション。
蒼井優を堪能する映画です。
悪い意味でなく少女マンガ趣味がつまった映画でした。
洋菓子、伝説のパティシエ、田舎から都会で出てきた訛りのぬけない主人公、
勝ち気でおせっかい、自信過剰ですぐに落ち込む、すぐに泣くけど頑張り屋、そしてハッピーエンド。
主役は江口洋介と蒼井優だけど3:7 で蒼井優、いや2:8 かな。
江口洋介が山本高広に見えて仕方ない。
戸田恵子は悪くないのだけどテレビドラマっぽく思えてしまうのが難点。
舞台を見ていればそんなイメージはないのだろうけど。
なつめ(蒼井優)の鹿児島弁に萌えます。
「わたしは逃げない」