初冬の青空。
冬支度する六甲山。
海原を走る学生ヨット。
米沢から届いた霜降り肉。
仕事せなアカンのに午前中はやりたいことを先にやってしまった。
日々を慰安が吹き荒れる、とはこういうことを指すのか?
(違いますよね)
いやぁ、それにしても悲しいほど空が青い。
図書館へ行った。
老人たちが新聞や雑誌を読んでいた。
七十代が中間値(メディアン)だろうか。
僕もそんなに遠くない。
あと十年ちょっとで仲間入りだ。
リタイアしたら今よりもっと本を読みたい。
脳や目や体力がどこまでついていくかは問題だけど。
図書館の開架書棚に並んでいる本って何冊あるのだろう。
人は一生かけてもここにある本を全ては読み切れない。
その感覚って人生に似てると思った。
アレもやりたいコレもやりたいと望んでも、
たいていの人は一生かかってもわずかで限りがある。
開架書庫の本すべては読めない。
最近、この数年、よく考えることがある。
収入が先細りして、身体が衰退していくこの先のこと。
当然、贅沢は出来ない。
たとえば、と具体的に考える。
お酒を飲むこと。
外飲みは控えよう。
たまに銀座屋とか七津屋とか得一とかで友だちと飲もう。
月に二度くらい。
ときどきプチ贅沢して大安とか徳田酒店とか行けるかな。
よしむらとか赤垣屋には季節に一度行けたらいいな。
基本は家飲み。
そこそこ上等のウイスキーや日本酒を買っても、
外飲みに比べたら安いものだ。
苦しくなれば焼酎甲類の4Lペットボトルでもいい。
映画は今まで録りためたDVDが500作品ほどある。
月に二度くらいは夫婦50割引で映画館に行ける。
この先にある素敵なミニマム生活。
てなことをいつも頭に浮かべて今を楽しんでいる。
…午後から自宅で仕事。
構成案を手直ししてメーリングリストに送る。
スケジュールを確認してぞっとする。
12月半ばまで4度も東京へ行ったがその4週間でほとんど前に進んでいなかった。
この年末年始から⒉月半ばにかけて怒濤のような急流になる。
仕事は得てしてそういうものだが不案内で先が見えないアウェーだけに不安しかない。
今日のメインは映像素材をFinal cut pro Ⅹ で編集出来るように外付けハードディスクに取りこむ作業。
字幕付きの使えない素材も多く、先が思いやられる。
慣れない作業で肩が凝る。
1時間以上の素材をとりこむのに時間がかかる。
その時間を使って気分転換に買い物に出る。
「ゆげ焙煎所」でエチオピアを買う。
「成城石井」で開運の無濾過原酒四合瓶を買う。
「マックスバリュー」でヒロに頼まれていた牛肉の細切れとなめ茸を買う。
今日このあとは書き物はしないからと近所の「ツバメヤ」で立ち吞み。
ったく、しょうがないなあ。
夕食は開運の生原酒にあったまる牛肉ときのこ数種の鍋。
きのこは、椎茸、しめじ、えのき、舞茸、キクラゲ、なめ茸です。
他には牛肉、里芋、牛蒡、大根などの根菜類。