2011/10/16 Day10

Day10 がやってきた。
朝6時に起きて、風呂に入り、珈琲を淹れ、日記を書く。
着替えなどの荷物をパッキングし宅配便で送り返す。
世界体操東京大会の国際映像中継も今日が最終日。
辛いハードワークも、い つ か 終 わ る ということ。
この仕事の金言だ。
始まったころは弱音を吐いた。
10日間は長く険しい道に思えた。
いまは、今日で終わってしまうことが少し淋しい。
喉元過ぎれば、というのだろうか。
終わりよければ、だろうか。
人間というのは不思議だ。
僕のような年齢になると、おそらくこれが最後の…だろう、という思いから逃れられない。
思い出の現場をデジカメで撮影する。
Day10 千駄ヶ谷の空は青く、夏のような日差しがTVコンパウンドに降り注ぐ。
すべてはいつか終わる。
つらく長い人生も最後はこんな青空で終えられたらいい。


お世話になった一日二食のケータリングサービス。
最後のメニューはビーフカレーとビーフストロガノフ(ホワイトシチュウ風)。
みんながハーフ&ハーフで、とオーダーするので僕も右に倣え。
いわゆる“あいがけ”ですね。
クリエイティブ・ママさん、毎日楽しみでした。美味しかったです。


…最終日は種目別決勝2日目。
女子ゆかが僕にとってのフィナーレです。
最終演技者はロシアの美少女ヴィクトリア・コモワ だった。
彼女の演技は頭に入っているのでカット割りもスローの構成も決め打ちでいこう。
ただし最終演技者なのでスローは短く効果的に。
最後は前屈して終えるのでそこから顔を上げて笑顔までを使おう。
そんなプランを描いていたのだが…直前に棄権。
前の平均台での落下が原因だろうか。
で、変わって出場したアファナシエワが金メダルを獲ってしまう。
予選10位の選手なので驚いた。
僕の世界体操は突然に予想外の歓喜で終止符が打たれた。


でも、表彰式、閉会式も僕らの中継車が担当する。
今日は男子跳馬で優勝した韓国、女子平均台と男子鉄棒で優勝した中国、
男子平行棒で優勝したアメリカ、女子ゆかのロシア、4カ国の国歌を聞いた。
最後の鉄棒の表彰式で内村がやらかしてくれた。
ブロンズメダリストとして会場にコールされて登壇したのが銀メダルの台。
中継車で、おいおい内村くん、そこと違うでぇ、と言いながらスーパーを出してしまった。
ま、間違いじゃなかったけど。
中国のCCTVが放送した映像がYou-Tubeにアップされていた。
へえ、やっぱり世界ではこんなふうに表層式もまるごと放送してるんだね。
長いクリップですが10分30秒あたりに表彰式があります。
   


僕が愛読してるこのブログに天然ボケっぷりが解説されてます。
でも、このブログに自分の関わった映像のリンクを貼ってもらえるとは…!
http://blog.livedoor.jp/vitaminw/archives/2011-10.html#20111017


中国やマレーシア、スペイン、ブラジルでの放送がアップ済み。
ディレクターとして関わった映像、確かに世界配信されてました。
http://www.youtube.com/watch?v=UqbG0VQOlW8  ブラジル
http://www.youtube.com/watch?v=a17IJFCt6zY   ボリビア
http://www.youtube.com/watch?v=a17IJFCt6zY   スペイン
http://www.youtube.com/watch?v=SS7_0qh-1iM   中国
http://www.youtube.com/watch?v=1dDUG_vXsFI  マレーシア


…放送終了後、オールスタッフが集まり缶ビールの乾杯で締める。
(僕は断酒中なので格好だけでご唱和させていただきました)
この中継のコアになった制作や技術のチーフにとっては3年越しのプロジェクト。
僕らのような一時雇いのスタッフでも10日間の長丁場でこの現場に情が移るのだ。
彼らは万感の思いのはず、今日のビールは格別だったでしょう。


…のぞみで帰阪。
23時過ぎに帰るとてん&モルが玄関で出迎えてくれた。
ヒロの話が止まらない。
辛かった検査の話、面白かったテレビ番組の話、ミッシャ・マイスキーの話などなど。
特にマイスキーのチェロは涙が出るほど感動したという。
いつもは滅多に買わないプログラムを思わず買ってしまったと見せてくれた。
またいつか行こうね。


左は僕が持ち帰った世界体操2011のプログラム。