2012/1/14 七回忌

今日はじいじい(義父)の七回忌。
東淀川のばあばあ宅でごく内輪の法要をする。
銀のさら』という宅配すしで5人前の桶を注文する。
最近はいわゆる“ 近所の寿司屋 ” が消えていってるのだとか。



じいじいが亡くなったのは2006年1月20日、冬の晴れた日だった。
僕は日記にこう記している。


   昼過ぎ、じいじい(義父79歳)が亡くなった。
   昨日は僕が声をかけると反応出来るほどだったのだが
   朝食前、病院から危険な状態だと電話が来た。
   あわててヒロが先に家を出る。あとを追って病院に行った。
   入院して3日、あっけなく死んでしまった。
   C型肝炎から肝細胞癌が発症、
   年齢的に抗がん剤治療には耐えられない、と実は去年4月の段階で余命が告げられていた。
   この正月はすき焼きを食べられるほど元気だった。
   調子が悪いと16日に病院へ行った。
   その日の朝には自宅で太極拳をしていたらしい。
   パンクを直しに自転車屋へ行き、30分かかる道のりを通院したのだ。
   レントゲンを撮ると肝臓全体に癌が広がっていた。
   翌日に入院して3日後の臨終だった。


   数日前まで自転車に乗っていたことを主治医は驚いたと言う。
   筋肉質で骨格は頑丈だった。
   C型肝炎に感染しなければ長生き出来たはずだ。
   以前は琵琶湖より東へ行ったことがない人だった。
   無口で静かな人で、家族旅行など全く行かなかったじいじいだったが、
   僕が誘うとなぜか出かけるようになったと言う。
   上高地、北海道の礼文島伊吹山、淡路島…、
   富士山が見たいと言うのでおととしは富士、箱根へ行った。
   見事に晴れた本栖湖から冬富士を見て喜んでいた。
   去年は竹富島石垣島へ行った。
   竹富島の縁側のある民宿が昔に住んでいた社宅のようだと懐かしがっていた。
   どんな観光地よりも素朴で静かな竹富島が気に入ったようだった。
   旅に誘って良かったと思う。


孫がいない僕らを義父は残念に思っただろう。
ただ、ひとつだけ良かったと思うのは未知の土地へ旅行させてあげられたこと。
フットワークの軽い夫婦が出来る数少ない孝行でした。
法要から帰宅してMacのフォルダに入っている写真を眺めてみる。
ぼく自身も家族旅行が楽しみだった。
一人旅や夫婦旅とは違った喜びがあった。


   2002年6月@礼文島
   


   2005年4月@石垣島
   


   2004年2月@本栖湖